レンズなしでも風景が撮影できる“不思議なカメラ”の写真が、X(Twitter)に投稿されました。このポストの表示数は記事執筆時点で860万回を突破しており、10万件以上のいいねを集めています。
計算して“過去”を探し出す
発明家で異能vation卒業生である堀洋祐(@kasanetarium)さんが手に持っているのは、青色のカメラ状アイテム。おもて面はのっぺりとしており、レンズもないため撮影している姿を見た海外の人から「なんでレンズ入ってないカメラで撮れるんだ!?」とびっくりされたそうです。
このアイテムは堀さんが制作した「思い出カメラ」。レンズはありませんが、内蔵されているセンサーの働きで撮影場所の「過去」を写し取れるカメラです。
“写真”が撮れる仕組み
青い筐体には市販の5インチ液晶ディスプレイのついたIoT開発デバイスが組み込まれているそうです。シャッターボタンを押すことで真っ黒だったディスプレイに、解体された秋葉原の万世ビルや解体工事前の新宿アルタなど“かつて存在した風景”が写真として表示されます。
過去を撮れる秘密は、内蔵されている磁気センサーと加速度センサー、そしてWi-Fi機能にあります。このカメラは2種類のセンサーで「北に対するカメラの角度」「カメラのあおり角度」を常に計算しており、シャッターを切ったタイミングの位置情報と姿勢情報が割り出せるようになっています。
そしてインターネットを介してGoogle Street Viewにアクセス。割り出した位置と姿勢の情報を元に、同サービス上に記録されている写真を「過去の風景」として引っ張ってくるという仕組みです。microSDをセットすれば、撮影した画像は保存できます。
なお、こちらの作品は使用しているデバイスの開発コンテスト「M5Stack Global Innovation Contest 2025」でグランプリを受賞しています。
驚きの作品に反響
思い出カメラを見たXユーザーからは、「キテレツ大百科を思い出した」「すご!ドラえもんの道具みたい…!」「すげえ胸アツなアイテム!」「めっちゃいいアイデアだなぁ」「ロマンあるなー」「未来です、ミライじゃないか!」「これはカメラの形状じゃなくてもいいけど、カメラの形状だからいいんだよなあ」などの感想が寄せられました。
堀さんはこの他にも自身のX(@kasanetarium)アカウントで、夜道を照らしながら目的地の方向を教えてくれる「みちびきライト」や行き先の方向に傘が倒れて道案内してくれる「カサナビ」など、自作した“ちょっと不思議なミライの道具”を公開しています。
画像提供:堀洋祐(@kasanetarium)さん
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