2025/12/12 20:15（公開） 
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5年前や10年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返る企画「昔のインターネット発掘！」。今回は2021年9月にYouTubeに投稿された、収納スペースを兼ねたスライド式テーブルをDIYで作る動画です。
後部に引き出しテーブルをDIY
動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「a different hippy」（@d-hippy）。キャンプや車中泊、DIYなどをテーマに、さまざまな情報を発信しています。
今回紹介するのは、車中泊仕様にカスタムしている愛車・ホンダ「フリード +（プラス）」の後部に、テーブルとして利用できるスライド収納を作っていく動画です。
フリード+は、ベースモデルのフリードが3列シートであるのに対して、2列シート仕様になっています。後部ドア周辺は独自デザインによって広々とした開口部を実現。底床化と合わせて、車内の空間が広々と使えるのが特徴です。
すでに車中泊を楽しむためにさまざまな改良が加えられている中、より快適な旅を実現するために、後部ドアから引き出して使う収納付きのテーブルをDIYで設置することにしました。
広々とした後部に床下収納と引き出しテーブルをDIY
後方の空間はやや複雑な形状をしているため、フリード+の分割タイプの天板から型を取り、1枚板を使った大きな天板を作製。天板から箱を吊り下げるようなイメージで作っていきます。
まずはテーブルの天面となる木板の加工からスタート。廃材の薄い板をV字に配置するヘリボーンという方法で木板に貼り付けていき、おしゃれな見た目に仕上げました。
テーブルと一体になる収納スペースとして、木板を組み合わせた箱を用意。切り出した木板を組み立てて、引き出しレールのレバーが干渉しないように加工しつつ、テーブルの天面を手軽に付け外しできるようにマグネットを仕込むなどの工夫も見られます。
収納スペースにアクセスしやすい構造に
1枚板の大きな天板に、収納スペースにアクセスするための開口部を設けて、車体に接触する場所にはゴム板を貼り付けます。
徐々に組み立てを進めていきますが、収納スペースとなる箱の取り付け位置、引き出しレールの設置場所など、実車のスペースで逐一確認を取りながら進めていき、冷蔵庫とバッテリーの排気口なども追加するなどの微調整も行います。
見た目にもこだわる
組み立て作業も一息ついたところで、オーク材をイメージした木目シートを貼り付けていき、仕上げに塗装油を全体に塗っていきます。
塗装油がしっかりと乾いてから、最後に引き出しレールを取り付けて下準備が完了。いよいよ車体に取り付けてく作業に移っていきます。
屋内で収納スペースや引き出しレール、天板などのパーツをすべて組み立ててから、屋外に止めてあるフリード+に運び込みます。
組み立てて実車に積み込むと……
後部スペースにぴったり収まった……ように見えましたが、収納スペースと一体になった引き出しテーブルの扉部分が、車体に干渉して引き出しが困難な状態に。ジグソーを持ち出して干渉する部分をカットして微調整を加えます。
問題なく動作することを確認したら、バンドを使って車体にしっかりと固定。収納スペースにポータブルバッテリーと冷蔵庫を入れて電源をつないだら完成です。
車体後方に引き出して使えるテーブルは便利なだけでなく、見栄えにこだわったこともあり、まるで家具メーカーが作ったようなおしゃれな仕上がりです。すてきなウッドテーブルにキャンプ飯を広げて楽しむのは最高のひとときになるでしょうね。
また、大きな1枚板の天板にしたことで、フラットなベッドスペースの安定感もアップ。これまで以上に快適な車中泊を過ごせそうです。
理想的な仕上がりに「デザインも最高ですね！」
利便性とデザイン性を両立したすてきな引き出しテーブルに、YouTubeのコメント欄には「業者が作るやつですよコレw」「機能性だけじゃなくデザインも最高ですね！」「思わず魅入ってしまいました」「これはまねできませんね。すばらしい！」などの反響が寄せられています。
YouTubeチャンネル「a different hippy」ではDIYの様子のほか、実際に車中泊やキャンプにでかける動画を投稿しているほか、カヤックで自然を楽しむ様子も披露しています。
動画提供：YouTubeチャンネル「a different hippy」（@d-hippy）
