外気温マイナス15度──想像するだけで身が縮こまるような寒さの中、子猫が必死で助けを求め続けていました。そんな極寒の中で凍える子猫を助けた救出劇が、SNSで3万4000いいね(記事執筆時点)を集めるなど、注目が集まっています。
極寒の中で鳴き続けた小さな命
舞台はアメリカ・ニューヨーク州ロングアイランドのベイショア。その週は今季で最も寒い日が続いたといわれ、最低気温はマイナス15度にまで下がっていました。
そんな凍てつく屋外で、生後3~4カ月ほどの雄の子猫が、なんと一晩以上も鳴き続けていました。
近隣住民は、前日から聞こえる鳴き声を気にしていました。やがて、その中の1人が状況を確認し、動物救助活動を行うジョン・デバッカーさんに助けを求めました。
現場に駆けつけたデバッカーさんが目にしたのは、寒空の下で鳴き続ける子猫の姿でした。その体はとうに冷え切っていたといいます。
保護された小さな命
デバッカーさんはまず、子猫に餌を差し出しました。SNSに投稿された動画には、警戒しながらも餌に近づき、口にする様子が収められています。
そっと触れようとすると一瞬、身構える場面もありましたが、やがて子猫は落ち着きを見せました。タイミングを見計らい、デバッカーさんは子猫を抱き上げ、安全な場所へ移動させました。
「(その日は)今年で最も寒い週でした。最低気温はマイナス15度。この子は昨日から鳴いていましたが、生き延びてくれました」
デバッカーさんはそう振り返っています。
その後、子猫は「ギズモ」と名付けられました。
元気な姿を見せるギズモ
保護直後は体調が心配されましたが、ギズモは適切なケアを受けるうちに元気を取り戻していきました。やがて部屋の中を動き回り、遊びに夢中になる姿も見られるようになりました。安心できる環境に身を置いたことで、ギズモ本来の性格が自然と顔を見せたのかもしれません。
「こんなにかわいい子猫に出会ったのは久しぶりだよ」と、これまで数多くの猫を救出してきたデバッカーさんも、そのかわいい仕草や、やんちゃぶりに目を細めている様子。バレンタインデーには、ギズモの記念写真を撮影し、SNSに投稿しました。
投稿にはギズモの幸せを願う声
記事執筆時点では、飼い主がいるかどうかを確認している段階で、もし見つからなければ、ギズモを迎え入れてくれる新しい家庭を探す予定だそうです。
氷点下15度の夜を乗り越えたギズモ。動画を見た人たちからは、「助けてくれて本当にありがとう!」「なんてかわいらしい子猫なんだ」「あたたかい家庭に巡り合いますように」といった声が寄せられています。
小さな命が助けられ、安心できる場所で元気を取り戻していく。デバッカーさんは少しでも多くの猫を救うためにSNSで寄付を呼びかけ、献身的に救助活動を行っています。
厳しい寒さを乗り越えたギズモ。これからどんな毎日を過ごしていくのか、多くの人が静かに見守っています。
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