ねとらぼ
2026/04/19 07:00(公開)

水没した“GT-R”を男性が分解したら……「笑うしかねぇな、これ」 素人目にも分かる“まさかの光景”に「声出たわw」「これが250万かぁ…」

 水没したGT-Rのエンジンを分解していく動画が、YouTubeに投稿されました。すさまじい状態の部品たちと“格闘”する姿が話題となり、再生数は記事執筆時点で40万回を突破、「声出たわw」「これが250万かぁ…」「泣きたくなる」と注目を集めています

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車のレストア企画

 投稿者は、YouTubeチャンネル「シュンヤのガレージライフ」のシュンヤさん。塗装や整備を通じて車がキレイになっていく様子を発信しており、中古車をレストアする作業にも取り組んでいます。

 シュンヤさんが現在進めているのは、GT-RのR32型のレストア。業者オークションで購入した不動車であり、今回は心臓部であるRB26エンジンを分解していきます。

水没したためサビまみれとなったGT-Rのエンジン
エンジンの分解を試みる!

 これまでの調査で、このエンジンは内外がサビだらけと分かっています。そのままでは使い物にならないため、分解して少しでも使えそうな部品を回収したいところ。果たして“水没済みエンジン”の中に使えるパーツは残っているのでしょうか?

 まずは、パーツ配置の記録も兼ねてエンジン外側をあらためてチェック。オイル漏れはありませんが、白いサビや赤いサビが至る所に生じている他、一部のパイプには穴まであいていました。

 次は地面に置いたままの状態で外せる部品を取り除き、エンジンスタンドに乗せられる重量まで軽くします。取り外したターボチャージャーの中を見てみると、排気側と吸気側のファンはどちらもサビだらけ。回転こそしますが、この状態ではもう使えません。

サビまみれのターボチャージャー
ターボチャージャーもこの通り

 続いて取り外すのは、サージタンクとインジェクター。タンクを外すためには、周囲のホースや見えにくい部分にあるナットなど複数のパーツを先に取り除く必要があります。しかし、前の所有者はそれに気付かず無理やり外そうとした様子。タンクを固定する部分に穴があいていました。

穴があいているサージタンク
こじ開けようとした痕跡
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これは無理!

 インジェクターやスロットル、サーモスタットなどを外したので、次はクランクプーリーの番。中央にあるボルトを緩めようとしましたが非常に固く、力を加えたり、炙ったりしても全く動きません。あの手この手を試したシュンヤさんですが、「無理だこれ!」と断念。これ以上やると工具の方が壊れかねないので、ひとまずクランクプーリーが付いた状態で他の部品を外すことにします。

サーモスタットを外した瞬間出てきた赤茶色の液体
サーモスタットを外した瞬間

 クラッチの方は比較的簡単に外せました。クラッチカバーの表面はやはりサビだらけですが、内部のフライホイールは状態が良く「余裕で使える」ほどにキレイ。どうやらエンジン全体が完全に浸水した訳ではなさそうです。

比較的キレイな状態のフライホイール
全部が水につかった訳ではない?

 ここからはエンジンスタンドに乗せた状態で分解していきます。ヘッドカバーに覆われていたカムシャフトの状態を見てみると、排気側の方は“まあまあキレイ”で、吸気側は一部サビていました。磨けば吸気側のシャフトも使えそうですが、悩ましいところです。

 白サビのためにまだら模様となったクランク角センサーのカバーを外し、2本のカムシャフトを回収。戻す際のことを考えて、細かいパーツには番号を割り振っておきます。

RB26のロゴが入っている白サビまみれの黒いカバー
まだら模様となったカバー

 そしてシュンヤさんはクランクプーリーのボルトを外すべく、新しいソケットを購入。合わせてエンジンはガレージの柱近くに移動させ、エンジン本体と柱の間に太い角材を挟みました。柱でエンジンを抑えつつ、新ソケットと元から持っていた大きなスピンナーで回すことにより、先ほどよりも大きな力を効率よくボルトに加えるのが狙いです。

柱との間に角材を挟んだエンジン
ボルトを外す作業に再挑戦

 持ち手を伸ばして加える力をさらに大きくするため、長さ2メートルの単管パイプをスピンナーにセットしました。なお、この延長方法は正規の手段ではないため、シュンヤさんは“危険なためマネしないでほしい”と注意を呼びかけています。

 これで無理なら諦めるという覚悟で力を込めると、ついにボルトが動きました! どうやらサビや汚れで固着していたわけではない様子。最初の固さがウソだったかのようにどんどん緩み、ボルト、そしてクランクプーリーが外せました。

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笑うしかない惨状

 これまでの調査を通じて分かってはいましたが、シリンダー内部は赤茶色のサビまみれ。ヘッドを外したシュンヤさんは「笑うしかねぇな、これ」「こんなひどいエンジン見たことない」とあらためて感想を伝えています。続いて外したオイルパンの中は水と油が混ざりあった“ヘドロ”のような汚れがベットリ。こちらもすさまじい汚れ具合です。

赤茶色のサビまみれのシリンダー
分かってはいたが、ひどい!
オイルパンの汚れを拭き取るのに使ったウエス
汚れがベットリ

 ピストンが固着しているため、先にクランクキャップを外します。エンジン全体を上下を逆さにして反対側から衝撃を加えたり、油をさしたりして、6本あるピストン自体もようやく全て取り外せました。これで分解作業は終了です。

 ここまでバラバラにしたことで、このエンジンに何が起きたのか分かりました。それはウォーターハンマー現象。エンジン内に入り込んだ水の影響で大きな負荷がかかり、部品がゆがんでしまったのです。外したピストンを見ると、6本のうち1本は明らかにコンロッドの部分が曲がっています。

 コンロッド部分が曲がったために、本来はぶつかることのないクランクシャフトと接触。その結果、ピストンの裏側は一部削れてしまいました。目に見えて曲がっているのは1本だけですが、他のピストンもどうやら曲がっているようです。

他の5本と比べて大きく曲がっているピストン
四苦八苦した先に待ち受けていた“厳しい現実”

調査の結果……

 キレイにしても使えないためピストンは全滅。強い力がエンジン全体に加わったことを考えると、クランクシャフトやエンジンブロックも変形している可能性があります。シリンダーヘッドもボロボロで、さまざまなパーツを交換しなくてはいけません。あまりにも状態が悪いため各パーツの修理を頼むのも気が引けます。今回の分解作業を通じて分かったのは、「まともに使えるのはオイルパンぐらい」ということでした。

 手間や金額を考えると、このエンジンをわざわざ直して使うよりも別の中古品を買った方が安上がり。頑張って分解しましたが、より状態の良い中古エンジンを探すことにしました。

 さすがに笑えない状態だったエンジンの分解動画には、「水を吸うことの恐ろしさがよくわかる良動画」「ニコイチ、サンコイチの『ダメなほう』の集合体みたいな個体ですね(笑)」「ボディの時もそうでしたが泣きたくなるような状況なのに明るく楽しそうにしてるシュンヤさんはすごいな~」「この車が250万したという事実が恐ろしい」「たとえエンジン使えなくても分解動画は一級品の資料です」などの感想が寄せられています。

 シュンヤさんはInstagram(@shunyagl0413)とX(Twitter/@shunyagl0413)、TikTok(@shunyagl0413)も更新中。2年以上前から続けている長期企画「RX-7 FD3S不動車のレストア」の様子なども公開しています。また、4月26日に「モビリティリゾートもてぎ」(栃木県)で開催されるモーターショー「水戸道楽YouTuber旧車サミット2026」にも参加予定です。

動画提供:YouTubeチャンネル「シュンヤのガレージライフ

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