タイの路上で保護された老犬がSNSで注目を集めています。老犬は路上に置き去りにされ、衰弱しきっていたところを保護されました。

画像はInstagramアカウント「wearehappydoggo」からの引用
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路上で衰弱していた老犬 「誰にも愛されない」といわれた過去

 4月14日、Instagramアカウント「@wearehappydoggo」に投稿された動画が注目を集めました。紹介されたのは、小さな茶色の野良犬「ドリー」の物語です。

 ドリーが発見されたのは2026年2月、タイの路上。病気で衰弱しきった状態で置き去りにされているところを保護されました。

 体はノミやダニに覆われ、かごの中で力なく座り込んでいたといいます。高齢で健康状態も良くなかったことから、周囲からは「この子が愛されることはないだろう」とさえいわれていました。

画像はInstagramアカウント「wearehappydoggo」からの引用

 保護を行ったのは、動物保護団体「Happy Doggo」。同団体は、2021年にナイアル・ハービソンさんによってタイで設立されました。

 これまで数千匹の野良犬の不妊手術や毎日の給餌活動を続けており、最近では総合動物病院の開設や、高齢犬が余生を過ごすための保護ビレッジの運営も行っています。救助された犬たちのストーリーや回復の様子はSNSで共有され、多くの支持を集めています。

 施設に運ばれたドリーは、スタッフの手厚いケアを受けることになりました。

画像はInstagramアカウント「wearehappydoggo」からの引用
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路上に捨てられた老犬、それでも捨てなかった人への信頼

 保護されたドリーは当初、かなり衰弱していたものの、接する人に対しては穏やかな態度を見せていたといいます。痛みや不安を抱えていたにもかかわらず、なでられると嬉しそうに体を寄せる姿が印象的だったそうです。

 スタッフは医療ケアとともに、安心できる環境でゆっくりと回復を見守りました。やがてドリーは徐々に元気を取り戻していき、周囲の人に甘えるようにもなり、施設のスタッフ全員から愛される存在になっていきます。

 SNSに投稿された動画には、抱きしめられて安心した表情を見せたり、芝生の上を軽やかに歩いたりするドリーの姿が映し出されています。かつて路上で震えていた犬とは思えないほど、穏やかな様子です。

 キャプションには「数カ月前に路上で震えていたあの犬と同じだとは信じられない」とつづられています。さらに「ドリーは年老いていて不要だとして捨てられましたが、今日、彼女は世界で最も愛される女の子になりました」と続き、回復までの変化が紹介されました。

 ドリーは苦しい時期を乗り越えながらも純粋な愛情を見せ続け、スタッフ全員に愛されるようになったのです。

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ついに見つかった“永遠の家”に感動の声が相次ぐ

 やがてドリーが、新しい家族と出会う時が来ました。新しい飼い主となる女性は、今後タイに移住する予定だといい、ドリーは遠くへ移動することなく新しい生活をスタートできるといいます。

 投稿は「2度目のチャンスを得るのに遅すぎることは決してないという証拠です」という言葉で締めくくられています。動画を見た人からは、多くのコメントが寄せられました。

「本当に良かった」
「どうか余生を幸せに過ごしてね」
「いつだって幸せになるチャンスをつかめる」
「決してあきらめないことが大切」
「この子は幸せになる権利がある」
「とてもいいニュースをありがとう」
「新しい飼い主さんと幸せになってね」
「ドリーに幸あれ」

 愛情に包まれて新しい家族のもとへ向かうことになったドリー。過去のつらい経験を乗り越え、穏やかな表情で寄り添う姿は、多くの人の心を温かくしました。新しい家族のもとで過ごすこれからの時間が、ドリーにとって穏やかで幸せな日々になることを願わずにはいられません。