鹿児島県指宿市(いぶすきし)で目撃された、奇妙な看板がX(旧Twitter)で話題です。投稿は記事執筆時点で90万回以上表示され、1万9000件以上の“いいね”を獲得しています。

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鹿児島にあった無人駐車場

 話題のきっかけは、Xで旅の記録をつけている「蒸す(@Tomstantinos)」さんの投稿。それは鹿児島を訪ねたときに撮った一枚でした。

 そこは無人の駐車場で、鍵付きの小さな箱の上には「駐車料は料金箱に入れて下さい」の看板。ここまでなら「そういうシステムのところもあるんだな」程度の印象ですが、看板の続きには一風変わったルールが記されていました。

利用者がセルフで料金箱へ支払う無人駐車場
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ズルをした人には「演歌を歌う」ペナルティ

 赤紫色で強調されていたのは、不正者への警告。「不払いの方は、演歌を二曲歌ってもらいます」と、地味に厳しいペナルティが課されていたのです。そばにカラオケ機があるわけでもありませんから、アカペラで2曲ですよ?

払わなかった人にはアカペラで演歌を2曲のペナルティ。ジャンルが演歌なのは、管理人の趣味だそうです

 この投稿に対し、「なにこれ」「恥はかきたくないので必ず入れます」「払います! ちゃんと払いますから勘弁してください…!」と恐れる人もいましたが、なかには「歌いたいがためにわざと払わない人が出てくるのでは」といった指摘もありました。また、「払うけどぜひ歌わせてほしい」「駐車場使わないけど200円払うから4曲聞いてほしい」など、むしろ前のめりな人も目立ちます。

 もっとも、ズルをしようという人が律義に歌っていくか? と考えると、ちょっと疑問が残るところ。そこで編集部は、駐車場の管理とアロハシャツ販売を手がけている、「アロハ観光」の秋山重光さんに実情を聞きました。

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効果のほどは? 歌った人はいる? 管理人に聞いてみた

 話題の看板ができたのは、駐車場を無人営業に切り替えた4~5年前とのこと。当時は料金を払わずに去る人の多さに悩まされていたといいます。

 そこで看板を立ててみたところ、なんと全員が料金を払うように。罰則が恐れられたのか、ユニークな看板がきっかけで有料だと周知されたのわかりませんが、とにかく効果はてきめんだったようです。

 そんななか、本当に歌っていった人も1人だけいました。それも駐車料金を払いたくないわけでなく、面白がっただけ。お客さんが美空ひばりさんの「川の流れのように」と吉幾三さんの「酒よ」を聞いて、秋山さんは駐車料金を無料にしたそうです。

 最後にネットでの反響について聞いたところ、「すごくうれしいこと。来たお客さんが笑顔になってくれるのはうれしい」と、秋山さん。「ほかにも面白い看板があるので、ぜひ見に来てほしい」と語りました。

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SNSの反応

画像提供:蒸す(@Tomstantinos)さん

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