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ねとらぼ
2026/06/28 08:45(公開)

2階建て高さに育った巨大“金木犀”→プロの大胆な強剪定で…… 数時間後、二度見する光景に「びっくりしました」「お見事です」

 2階まで届くほど成長した巨大なキンモクセイの木を、この道30年のプロが強剪定していく動画がYouTubeで「びっくりしました」「お見事です」と話題です。投稿は記事執筆時点で22万回以上再生され、1460件を超える高評価を獲得しています。

21万回視聴【ここまで切れる!】キンモクセイを安全に低くする強剪定|道具の使い分けと枝下ろしを丁寧に解説
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キンモクセイの強剪定

 動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「剪定道(@yamashitagreen)」の山下力人さん。普段は剪定歴30年の庭師であり、庭づくりや植木のお手入れを行う「やましたグリーン」(東京都八王子市)の代表取締役である山下さんが、庭木の手入れや剪定の楽しさなどを投稿しています。

 今回話題を呼んだのは、そんな山下さんがキンモクセイの高さを大胆かつ安全に低くしていく「強剪定」の方法を解説してくれる動画です。

巨大なキンモクセイを剪定します
巨大なキンモクセイを剪定します
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剪定スタート

 動画の撮影日は2026年3月14日。今回は依頼主さんの庭のシンボルツリーである、巨大なキンモクセイを剪定していきます。山下さんによるとキンモクセイは環境が合うと旺盛に成長する樹木とのことで、こちらのキンモクセイは2階のバルコニーを超える高さまで枝葉を伸ばしていました。

 今回は「限界まで高さを下げてほしい」という依頼を受けたことに加えて、ちょうどキンモクセイの剪定に適する時期であることから、思い切った剪定をしていくことに。

 早速剪定をスタートしますが、あまりにも枝葉が茂っていて、脚立を幹の中央に近付けることができません。そのため第一段階として、とりあえず安全に脚立を立てられるところを見つけ、手が届くところを切っていくことに。まずは絶対にいらない枝を切り、作業性と安全性を高めていきます。空間が空いてきたら一旦脚立から降り、少しずつ脚立を幹に寄せていきました。

 なお、この時期の剪定は水分が上がってきて傷口がふさがりやすく、ハチの巣や鳥の巣ができる前なので人間にとってもタイミングがいいのだとか。

脚立を幹に近付けることができません
脚立を幹に近付けることができません

 実際に剪定をしてみると下枝が邪魔になって、脚立を寄せられないというタイミングが出てくるかもしれません。しかし高さを下げる剪定のときは上の方の枝葉がなくなってしまうため、後々残す可能性がある下枝は極力残しておいた方がいいとのこと。

 また上の方の太い枝はノコギリを使って切っていきますが、長い枝は完全に切らずに一旦ある程度切ってひっくり返し、ぶらさげておきます。こうしておくと後でゆっくり切ることができるほか、引っ張るだけで折れてくれることもあるので、安全に作業を進められます。

長い枝は一度切ってひっくり返すと安全です
長い枝は一度切ってひっくり返すと安全です

 続いては電動剪定バサミを使って、細い枝を剪定していきます。電動剪定バサミは力が強く枝を簡単に切ることができますが、その分危険性もあるので、使うときは注意してくださいね。

 解説をしながら黙々と作業を続け、手前の枝下ろしが終わったところで下を見てみると、地面にはかなりの量の枝葉が落ちていました。足場がなくなってしまうと大変なので、剪定をするときは途中で地面の状況を確認して、必要に応じて切った枝を片付けておくとよさそうです。

上の手前を整えただけで
地面が切った枝葉だらけになっていました
地面が切った枝葉だらけになっていました

 また剪定を進めていく中で幹の方にある枝にいい葉が付いていれば、一旦残しておきます。後ほど自分が下げたいと思っている高さと、木が葉を出している高さがちょうどいいところを判断して、剪定できるようにしておきましょう。

幹の方でいい葉が付いた枝を発見、残しておきます
幹の方でいい葉が付いた枝を発見、残しておきます

 その後も黙々と枝を切って下に落としていき、太い部分はチェーンソーで切り落とすと、上の部分がかなりスッキリしました。

この段階でもかなりスッキリしています
この段階でもかなりスッキリしています

 お次は絶対に切らなければいけない、隣家との境界ラインを整えていきます。境界ラインにある太い枝や根元から出ている枝は、なるべく元の方から切ってしまう方がいいとのこと。これらの枝を切る際は枝と幹の間にある「ブランチカラー」と呼ばれる膨らみを残して切ると、傷の面積を最小限にすることができます。またよい葉が出ている枝があれば、適宜残しておきましょう。

枝はブランチカラーを残して切ります
枝はブランチカラーを残して切ります

 続いては、木の高さをどこまで下げるか決めていきます。今回は幹の方に残しておいた、いい葉が付いた枝を一番上にすることに。いい葉を付けた枝を残しながら、次々と枝を切っていきます。

 枝の分かれ目などで切る部分が太くなる場合は切る部分を多少下げる、木の高さを下げて幹が多いと感じる場合は太い幹を抜いて骨格ごと変える、枝の空間を開ける、幹と幹がくっついている部分をはがしてあげる……そんなポイントを解説しながら、ひたすら作業を進めていきます。高さを下げ終えたところで、幹の切り口に殺菌剤を厚めに塗っておきました。

 ここまで来たら仕上げのフェーズです。樹形の肩が張っている部分を、なで肩にするイメージで整えていきます。その中では残せる葉がかなり先にある枝も出てきますが、そういった枝については「ここから葉が出たら整えられそうだ」と思う部分を見つけ、そこで切っておくといいそうです。

葉が先にある枝は「葉が出たら整えられそうな場所」で切ります
葉が先にある枝は「葉が出たら整えられそうな場所」で切ります

 仕上げをする際は一発で本仕上げの場所で切るのではなく、まずは少し先で切っておきましょう。上を軽くしてから切ることで、美しく仕上げることができますよ。

 また1カ所にとどまるのではなく、木の周囲を何度も回って様子を見ながら仕上げていくといいとのこと。最後は剪定バサミを使って枯れ枝を除去しながら水平に近い枝を残しつつ、丁寧に仕上げていきます。この作業のときになるべく枝を短くしておくと、スリムに育てられるのだとか。

 枝は一度切ってしまうと戻せないので、切る前に切っても問題ないか確認することが大切です。とはいえこの時期のキンモクセイは失敗したと思ってもすぐに成長してくれるので、剪定バサミで切れる程度の枝であれば、思い切った剪定をしてもいいと考えているそうですよ。

 下に潜って不要な下枝も切って、もう一度ぐるっと回りながら状態を確認したら、剪定完了です。爆発的に伸びない程度の葉を残したという巨大なキンモクセイは高さが半分以下になり、隣家に向けて飛び出していた部分もなくなってスッキリ、コンパクトな姿になったのでした。

巨大キンモクセイがコンパクトになりました◎
巨大キンモクセイがコンパクトになりました◎
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お見事です」「参考になりました」と反響

 この投稿に対し、YouTubeでは「見事なキンモクセイの剪定ですね。びっくりしました」「うちのキンモクセイと似た感じで参考になりました。バシバシ切れそうです」「お見事です。大変参考になります。できたら来年、再来年の木が復活してくる頃のお手入れも見たいです」などの声が寄せられました。

 山下さんはYouTubeチャンネル「剪定道(@yamashitagreen)」の他、Instagram(@yamashitagreen)でも情報を発信中。ツバキや梅、松などの手入れや、剪定の方法などを見ることができます。

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動画提供:YouTubeチャンネル「剪定道(@yamashitagreen)」

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