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ガジュマルの細い挿し木を6本集合、合体させてから1年後……。植え替えをしながら、その成長具合を確かめていく動画がYouTubeで公開されました。動画は記事執筆時点で5000回以上再生されています。
6本の挿し木を合体させたガジュマル
動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「【 Green Day’s 】(@greensamurai-i3v)」。理想のガジュマル盆栽を作るための、「仕立て」や「育成」に特化した動画を公開しています。
今回話題を呼んでいるのは、“小さな挿し木を束ねて、一つの大きな木に育てる”をテーマに、1年前に細い挿し木を6本集合・合体させたガジュマルの様子です。6本を合体させたガジュマルは6月に入って成長速度が上がったため、植え替えをすることにしました。
幹を太らせることを優先する段階
今回の主役の「6本挿し木集合ガジュマル」は、かなり枝葉が伸びて枝の間が込み合ってきています。最近は横枝から伸びた脇枝も成長しはじめ、少しずつ樹木らしくなってきましたが、この段階で最も優先するべきことは“幹を太らせる”ことなのだといいます。
実はこの段階で剪定をしてしまうと、樹形の形成にブレーキをかけることになってしまうのだとか。そこで今回は枝の方向を指で変えることで、可能な限り風通しをよくしておきました。
続いて100均のレジャーシートを切ってガムテープで貼り付けた遮光シートを巻いてある、「2階部分」の様子を見ていきます。遮光シートを取り外すと、透明な擁壁越しに根がびっしりと張っていることが確認できました。太くなってきた根をこのままにしておくと根が固まり、自由に伸ばせなくなってしまうため擁壁を解体し、植え替えをしていきます。
擁壁を外して見えた根の色は白色~黄色なので、ガジュマルの状態はかなり良好と思われます。根の状態を確認した後は土を取り除くため、鉢を回して長い根の先端を探します。中途半端なところから土を取ると若く柔らかい根が切れてしまう可能性があるため、根の先端から慎重に土を取り除きました。
根がこれだけ成長しているということはガジュマルが自身を6本の集合ではなく、1本の幹として認識し出しているように思えると話す投稿者さん。そうであれば、1年前から思い描いていたガジュマルの「6本合体プロジェクト」は成功したと言えそうです。
根(気根)を仕立て直す
ただ現状は根の方向がバラバラなので、放射状に直さなければなりません。根を仕立て直すために2階部分の土を洗い流しますが、細い根が土を大量に抱えているため、なかなか流れていかないのですが、水圧を上げると若い根が切れてしまう可能性があるため、この作業も慎重に行います。
なおここまではわかりやすいように「根」と表現してきましたが、盆栽仕立てにする場合はこの部分が地上より上になるため、「気根」と表現する方がより正しいと思われます。そのためここからの説明は根ではなく、気根と記載していきます。
土を洗い流せたら気根の形を整えるため、2階部分の気根を全て土から抜き出します。そして気根が交差して見栄えが悪くならないよう、富士山のようなイメージで幹を中心に放射状へ伸ばします。成長した後に修正するのはかなり困難なので、あらかじめしっかりと仕立てておきましょう。
植え替える
気根の仕立てができたら、植え替え用の鉢を用意していきます。今後盆栽を鉢に移す際に主根を切らなくても済むよう、根を下方向ではなく横方向に伸ばすための工夫として、大きな鉢に3つのプラ鉢をひっくり返してセット。その上に、プラスチック製の鉢受けトレイを逆さにして置きます。こうすると使う土の量を減らせるほか、根腐れを防ぐこともできるため、一石二鳥なのだとか。
続いて鉢に土を入れますが、今回は庭の片隅に貯めてある、植え替えで不要になった土を使用します。混ざっているゴミや小石を落とすため3回ふるいにかけ、古い土を再生させる機能がある土と排水・通気性を上げる赤玉土の中粒、化学肥料を加えてかくはん。完成した土は鉢の底から2~3センチまで入れたら防虫剤を薄くまき、その上に少し土をかぶせたら植え替えの下準備完了です。
植え替えの下準備が終わったところで、主役のガジュマルが再登場。ガジュマルは根が乾くと弱ってしまうため、植え替えをする直前に鉢から抜くようにしてください。
実はこのガジュマルは主根を太らせないよう、鉢の中にレンガと平たく大きめの石が入れてありました。これも根を下方向ではなく、横方向に伸ばすための工夫なのだそうですよ。
植え替えをするために根に付いた土をある程度取り除き、少しずつほぐしていくと、その根は6本の挿し木を集合させたもの思えないほど立派に育っていました。また驚くことに中に入っているレンガや大きな石を取り除いても、根の形はほとんど崩れませんでした。
根をほぐし終わってから古い土を洗い流すと、6本の集合体だったはずのガジュマルは幹の根元がほぼ合体し、1本の幹になっていることがわかります。根が乾かないうちに植え替えていきますが、このときも根を放射状に整えることを意識してください。指先で根を優しくすきながら形を整えたら、根の仕立てが完了。隙間ができないように注意しながら、残りの土を入れていきます。
なお本来はガジュマルが強風によって倒れたり飛んだりすることを防ぐため、土を入れる前に固定用の針金を通しておきます。しかし今回はうっかり忘れてしまったため、土を入れた鉢底から針金を通して幹を固定することに。かなり苦戦したので、針金は土を入れる前に忘れずに通しておきたいですね。
最後に幹回りをまた2階建てにして、再び気根を発達させていきます。最初に使っていた擁壁を再利用して組み立て、針金で軽く固定しておきました。そして擁壁の中に土を入れ、2階建ての部分をなるべく高くしたら植え替え完了です。
最後は土全体とシュート(幹、枝、葉)に散水し、2階建て部分に遮光シートを巻いたらすべての工程が完了しました。今後ガジュマルの「6本合体プロジェクト」がどんな風に進展していくのか、とても楽しみですね。
「進捗楽しみにしております」「とんでもない量の根」と反響
動画には「とんでもない量の根になっていますね これはもしかするととても規模の大きなものになっていくような気がします 進捗楽しみにしております」「動画楽しみにしていました 私もガジュマルが好きなのでこの動画が1番」などの声が寄せられました。
投稿者さんはYouTubeチャンネル「【 Green Day’s 】」でガジュマル盆栽の情報を発信中。石付き盆栽の作り方、複数本の合体、太い気根の出し方など、独自のテクニックを見ることができます。
【 Green Day’s 】動画まとめ
動画提供:YouTubeチャンネル「【 Green Day’s 】(@greensamurai-i3v)」
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