田舎に移住し、古民家で暮らす夫妻が庭に巨大なビオトープを作った数カ月間の記録をまとめた動画がYouTubeで話題です。動画は記事執筆時点で10万5000回以上再生され、1200件を超える高評価を獲得しています。

【総集編】庭に巨大ビオトープを作る!四季を感じる自然派池作り【田舎移住】
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田舎の古民家で暮らす夫妻のビオトープ作り

 動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「犬と私」(@inutowatashi)。鹿児島・奄美大島にルーツを持つ夫・しんさんと、東京生まれ東京育ちの妻・ちひろさんが田舎に移住し、古民家で暮らす様子を発信しています。以前はウッドデッキ作りに挑戦し、見事に完成させた様子が話題となりました。

 今回話題を呼んだのは庭に人力で穴を掘り、巨大なビオトープを作っていく様子をまとめた動画です。夫妻が協力し、楽しみながら庭に巨大ビオトープを作っていく様子は、2025年12月上旬に撮影された「庭の穴掘り」の映像からスタートしました。

2025年12月に作業をスタートしました
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巨大な穴掘りからスタート

 ビオトープ作りの第一段階である穴掘りは、夫妻が飼育している3羽のニワトリ・通称“ひよちゃんズ”がなんとなく手伝ってくれる中でスタート。地面を掘るたび無限に出てくる枝や竹を取り除きつつ、1カ月ほど苦戦しながら人の手による穴掘りを続けました。気軽に始めたけれどあまりにも大変だったので、思い返せばここがビオトープ作りをする中で一番後悔した時期だったそうです。

 夫妻が協力して穴掘りを続けた結果、庭には長さ3メートル×幅1.5メートル×深さ60センチの穴が完成しました。この後は穴にモルタルを入れていきますが、その前に金網を張っておくことに。

 今回作るビオトープのイメージは「和風の池」なので、敷地で発掘した石などをビオトープの周りに並べてイメージを形作っていきます。また今回は使用するモルタルの量が多いため、モルタルミキサーをレンタル。しんさんが機械の力を借りながらモルタルを練る役割、練ったモルタルをちひろさんが広げる役割を担ったことで、作業の効率が大幅に上がったのでした。

段々と池っぽくなってきました

 なお夫妻が庭に巨大なビオトープを作った理由は第一に「ただ作りたかったから」、第二に「水生生物の四季の変化を見てみたいという思いがあったから」なのだとか。穴掘りからスタートし、金網を張ってモルタルを塗りつけた穴はかなり池っぽくなってきましたが……何かと多忙な年末年始を挟んだため、一旦作業を中断することになったのでした。

2層目のモルタル塗りから再開

 多忙な時期が過ぎて最初に着手したのは、前回塗ったモルタルの上に、防水材を混ぜた2層目のモルタルを塗る作業です。まずは池にたまった砂埃を払い、たっぷりと水をかけてから防水材を混ぜたモルタルを練り、ひたすら塗っていきます。この日はちひろさんが仕事だったためしんさん1人での作業でしたが、池の縁以外のモルタルを塗り終えることができました。

 防水材を混ぜた2層目のモルタルが乾燥したところで池に水を入れ、どのくらい水がたまるのか見てみることに。すると防水材がしっかりと効果を発揮し、夫妻が協力して作り上げた巨大な池には問題なく水がたまることが確認できました。

しっかりと水がたまってくれました

 水がたまったところでちひろさんがpH試験紙を使い、水質調査を実施。すると水質はアルカリに大きく傾いていて、まだ生き物が住める状況ではありません。セメントを使用していることから予想通りの結果ではありましたが、調査後はpHを中性にするため、3回水の入れ替えを行いました。

最初はアルカリ性を示しました
中性にするために3回水を入れ替えた

 やがて冬になってこの地域では珍しい雪が降ると、ビオトープの水はシャーベット状に凍っていました。雪が解けたらサイフォンの原理を利用して水抜きをし、ビオトープ作りと並行してユンボを使って裏山の伐根などを進めます。ビオトープの穴を掘る際もユンボを使えば一発だったけれど、人の手で掘ってみたかったのだそうですよ。

水がシャーベット状に凍る日も
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2026年3月、ビオトープ完成

 ビオトープ作成から2カ月経過したところで、モルタルを使った補修と追加をすることに。さらに野生のカエルのために、縁の一部を広げて浅瀬を作りました。

カエル用の浅瀬も作りました

 続けてそろそろメダカが目を覚ます時期を迎える越冬中のメダカビオトープから、巨大ビオトープ用にスイレンを株分けしておきます。そして水をためた巨大ビオトープに、流木に見立てた切り株を投入しましたが……切り株が水面に浮いてしまい、「木は浮く」という学びを得た2人なのでした。

 さらに水中植物と、ろ過効果がある赤玉土も投入して、巨大ビオトープの完成です。2025年12月上旬から始めたビオトープ作りは、2026年3月上旬に完了しました。

2026年3月、ビオトープが完成しました!

 ビオトープが完成した後は、野外で初期メンバーとなる生き物を採取・投入しておきます。またビオトープの周辺に日陰ができるよう枝垂れ桜と枝垂れ紅葉を植えると、やがて春がやってきました。

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季節ごとに姿を変えるビオトープ

 その後のビオトープは水が緑色になったり紅葉の新芽が出てきたりと、少しずつ姿を変えていきます。さらに4月には桜の新芽が出て、5月には植物の力が増して、スイレンも開花しました。6月には周囲に生えた雑草の勢いに負けはじめ、7月にはメダカが大繁殖してガガブタが開花。8月には緑にあふれ、たくさんのメダカが泳ぐ、自然に近いビオトープとなったのでした。

日々姿が変わるビオトープ
今後の変化が楽しみですね

 夫妻が協力して作り上げた巨大ビオトープには今後どんな生き物がやってきて、どんな植物が生えて、どんな姿になっていくのでしょうか。これからの変化が楽しみですね。

夢があっていいなぁ!」「現代のおとぎ話を見ているよう」

 動画には「たくさんの共同作業のひとつひとつが記録に残っていて懐かしさとその時々の想いが蘇ります」「現代のおとぎ話を見ているようで大好きです」「お二人の夢や希望が、次々に季節とともに完成してかわいい家族と共に楽しんでるのが、見ていて安らぎます」「ビオトープ、夢があっていいなぁ! 自分もいつか田舎移住して作りたい!」などの声が寄せられました。

 夫妻はYouTubeチャンネル「犬と私」のほかにも、Instagram(@dogmuumarco)などで情報を発信中。移住した先でDIYをしたり野菜を育てたりと、自由に暮らしている様子を見ることができます。

「犬と私」動画まとめ

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動画提供:YouTubeチャンネル「犬と私」(@inutowatashi

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