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スーパーで売れ残っていたケガニを飼育してみた様子が、2025年1月にYouTubeに投稿され話題に。ねとらぼの記事でも大きな反響を呼びました。今回ねとらぼ編集部は、飼育したケガニのその後の様子について投稿者さんに話を聞きました。
氷漬けで死にかけたケガニを購入した水ラーメンさん
YouTubeチャンネル「水ラーメン(@waterramen)」の水ラーメンさんは、全国のさまざまな生き物を食べたり飼育したりしてその様子を公開しています。今回は水ラーメンさんがある鮮魚スーパーを訪れた際、1匹だけ残っている氷漬けのケガニを発見したときの動画です。ひっくり返してみると、瀕死(ひんし)の状態ではあるもののわずかに動いていることが確認できました。そこで、水ラーメンさんは購入し飼育することを決断したのです。
隣のコーナーで販売していたイソギンチャクも一緒に購入し、氷で冷やしながら帰宅。ケガニの様子をじっくり見てみると、今にも旅立ってしまいそうな弱々しさでした。水ラーメンさんはまずは「シーウォーター」と比重計を使って人工海水を作って丸おけの中にため、ケガニを投入。エアレーションのチューブの先をエラ付近に持っていき復活を試みました。
カニのような甲殻類には薬は使えませんが、新鮮な海水を送ることで活性が高まったり体調が良くなったりするそうです。まだ復活とはいきませんが、少しずつ動きが多くなってきました。
室温を下げて水槽を準備
水ラーメンさんによると、ケガニは北海道沿岸域のオホーツク海や太平洋側に多く生息し、低水温を好むそうです。飼育での適正水温は高くても15度で、18度以上だと生存率が下がり、21度では大量死するという研究結果があるとのこと。
水温を下げる水槽用クーラーはすぐに購入しましたが、届くまでは時間がかかってしまいます。そこで水ラーメンさんは窓を全開にして、部屋の室温を下げることにしました。90センチの水槽によく洗ったサンゴ砂を敷き、岩と海水を入れて、ろ過器やライトを取り付けて準備完了です。
いよいよ水槽にケガニを移動させます。しかし動きは弱々しく、脚にも力が入っていません。
イソギンチャクも飼育開始
ケガニの様子を見つつ、一緒に購入したイソギンチャクも飼育準備開始。適正温度は25度ほどなので、もともと飼育しているカニのノコギリガザミの水槽を利用します。1匹だけ入れてノコギリガザミと共存可能であることを確認し、全てのイソギンチャクを投入したところ、好きな場所に移動しあっという間に触手を伸ばして復活に成功! 生きたイソメをエサとして与えてみると、まだ上手に捕食できないものの一生懸命食べようとする生き生きとした姿を見せてくれました。
ケガニの様子を見てみると……
ケガニの水槽に再び目を向けたところ、そこには驚くべき光景が広がっていました。ケガニは自らの脚で水槽の中を移動していたのです。こちらもイソメを与えてみるとあっという間に完食。まだ脚には完全に力が入っていないようですが、それでも生きようとするその生命力に胸を打たれます。
翌日、ケガニのために窓を全開にしていた水ラーメンさんは寒さで覚醒。届いた水槽用クーラーを早速設置し、岩を追加してみたところ、ケガニは元気よく動き回ってくれました! 与えたエサももりもり食べるケガニに目を細めながら「絶対に長生きさせる!」と宣言する水ラーメンさんでした。なお、この動画でケガニの名前を募集したところ、たくさんの候補が寄せられ「毛玉」ちゃんに決定しました。
「さらにすてきになるなんて」「参考になりました!」と反響
水ラーメンさんの献身による毛玉ちゃんの復活劇に「元気になってよかった」「感動で鳥肌立った」「ケガニ意外とかわいいな」「ケガニのために窓開けて寝るとか優しすぎる」「生き物への優しさに心打たれました」「泣きそうになりました」といった感動の声が寄せられています。
水ラーメンさんに毛玉ちゃんのその後の様子を聞いた
この動画の再生数は現在338万回を突破、4万4000件を超えるいいねを集めています。ねとらぼ編集部はその後の毛玉ちゃんのことや、「スーパーに売れ残った生き物を飼育する」シリーズなどについてお話を伺いました。
――この動画の後の毛玉ちゃんはどうなりましたか
水ラーメンさん:毛玉ちゃんは8カ月の飼育後に亡くなってしまいました。そのあとは茹でて食べましためちゃ美味かったです!! 途中からエサを全く食べなくなり水換えなどいくらしても回復はしなかったです……。今は冷水の生き物でタラバガニ、ロブスターなども飼育していますが、大型の甲殻類は水を汚すのが本当に早いので定期的な水換え、メンテナンス必須です。
――「スーパーに売れ残った生き物を飼育する」シリーズを始めようと思ったきっかけはなんですか
水ラーメンさん:売れ残った生き物というか自分が運命感じた子を飼育したい!俺が面倒見たい!って感じです。
――特に思い出に残っている回はなんですか
水ラーメンさん:やっぱり毛玉ちゃんのことを今でもわすれられません。
――視聴者へメッセージをお願いします
水ラーメンさん:みんなも生き物飼育ぜひやってください! そして生き物に興味を持ってください! あと俺のことこれからもよろしくおねがいします!
(了)
あとわずかの命だった毛玉ちゃんは、8カ月という驚くばかりの長い時間を水ラーメンさんのそばで生き続けました。生き物をいただくという意味を改めて考えさせられますね。
水ラーメンさんは「スーパーに売れ残った生き物を飼育する」シリーズの他、「絶海の無人島で100時間生き延びてみた」や、生き物を捕獲し食す動画をYouTubeチャンネル「水ラーメン(@waterramen)」やX(Twitter)アカウント(@mizuramen0923)、Instagramアカウント(@mizuramen0923)で数多く公開しています。また、書籍『水辺の冒険日記 いきものはいつも隣にいる』(KADOKAWA)が販売中です。
動画提供:YouTubeチャンネル「水ラーメン(@waterramen)」
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