ある日、息子が連れて帰って来た2匹のカニ。母が世話をして4カ月後、目を疑う光景がInstagramに投稿されました。記事執筆時点で144万回再生を突破、3万7000件を超える“いいね”を獲得しています。
赤ちゃんガニが生まれた!
投稿したのは、アクアリウムをこよなく愛するママ「さかなちゃん」(@sakana_chan721)さん。普段は自宅で飼育しているさまざまな魚やカニなどの様子を投稿しています。また、以前にも水槽内にまぎれこんだ生き物が注目を集めました。
今回話題を呼んだのは、さかなちゃんさんが「剛毛足毛野郎」の愛称で呼んでいるクロベンケイガニのペアです。2026年5月、6歳の息子さんが「ママー! カニさん連れてきたよー!」と河川敷からゴツゴツとしたカニたちを持ち帰ります。以降、悪戦苦闘しながらも2匹を育てていくさかなちゃんさん。そして8月下旬のある日、メスのカニがついに“お母さん”になったのです!
大切に育ててきた子が産卵をすること自体は、とても喜ばしい出来事です。しかし問題なのが、クロベンケイガニの人工繁殖はとてつもなく難しいという事実!
水族館といった施設であれば繁殖例はあるそうなのですが、さかなちゃんさんが調べた限りでは日本国内における個人の成功例はゼロ件とのこと。しかしここまできたら、後には引けません。さかなちゃんさんも腹をくくり、カニのお母さんのお母さんになると心を決めました。
抱卵確認から15日目の朝、待望の赤ちゃんが誕生します! その数はとても数えられるものではなく、水槽内が埋めつくされるほど。1匹1匹の大きさは非常に小さく、顕微鏡で見てみると、カニというよりもエビのような形状をしていました。
そして生後から2週間も経つと、姿はさらに変化。体は明らかに大きくなり、目の部分も丸くなってきているではありませんか! このころの赤ちゃんは「ゾエア」と呼ばれますが、次は脱皮を繰り返し「メガロパ」を目指します。もしかしたら案外あっさりと繁殖成功してしまうのかも……?
絶望からの大逆転!?
ところが状況は一転。日に日に数は減っていき、あれほど水槽内を埋めつくしていた赤ちゃんたちが、ほとんどいなくなってしまいます。やはり人工繁殖の難易度は高かったようで、さかなちゃんさんも半ば諦めモードに。そんなとき、水槽の中を泳ぐ1匹の赤ちゃんにさかなちゃんさんの目が釘付けになります。
なんとゾエアからメガロパに成長していた子がいたのです。念のため顕微鏡で見てみると、カニらしい足があることもハッキリと確認できます。さらにさかなちゃんさんを喜ばせたのは、3匹も赤ちゃんが残っていたことです。「たった3匹!?」と思いたくなりますが、個人の繁殖例ゼロという現状を考えれば十分すぎる数! あとは、順調に大きくなってくれることを祈るだけですね。
9月下旬に起こった奇跡
しかし本当の試練はここから。彼らは半陸生のためメガロパから次の成長段階「稚ガニ」になる際に陸地が必要とされています。さらに海で生まれ成長とともに川へ帰るため、水槽内の環境も変えなければならないのです。
まずは足場作りから。セリアで購入した鉢底ネットに三角コーナーを被せ、結束バンドで固定。これを水槽の中に設置し、毎日少しずつ水位を減らしながら、海水を薄めていきます。しかしメガロパは非常に小さく、歩き回るため、ゴミとの区別がつかないというハプニングが発生……。
諦めかけていたそのとき、壁にくっついたメガロパを発見。なんと水槽の壁をはって無事に地上へ出てくることができたのです。そして翌朝には「稚ガニ」へ成長した姿を確認しました。もちろんそこに至ったのは赤ちゃんたちの生命力だけでなく、さかなちゃんさんの努力があったからこそ。経験はもちろん、愛がこの奇跡をなしえたのでしょう……!
「すげえよほんと」「生命の奇跡」と感動の声
まさかの結末に「おめでとうございます」「すげえよほんと」「生命の奇跡」「Lev.999の自由研究」「ドキドキする」「映画一本みた気分」「歴史に残るかもしれない偉業をリアルタイムで見れてる奇跡」「ニュースになってもおかしくないレベルですよね」「どこかから表彰されるのでは!?」「これだけ安定した環境でもほとんど死ぬって相当厳しいな……そりゃカニの養殖が無理なはずだわ」「現実はとても残酷なんですね」「ほんと自然環境下でカニが成長し、生き続けてるのは奇跡なんやな」など、驚きと祝福の声が。
さらにさかなちゃんさんの情熱と努力に「まさかの主婦!?」「お母さんってこんなことまでできるん?」「同じ母ちゃんとは思えん凄すぎる」「生物学者だよね?」「もう研究者なのよ」「まさか育てあげる人がいるとは……」「その道のプロでも難しいと言われてる種の育成」「主さまのカニへの愛が進化に実を結んだんですね!」「カニ達と主様の頑張りに感動」と、称賛の声が寄せられました。
さかなちゃんさんはInstagram(@sakana_chan721 / @sakana_chan721.2nd)の他に、TikTok(@sakana_chan721)でもアクアリウムの世界を公開中です。
画像提供:さかなちゃん(@sakana_chan721)さん
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