ケンタッキーといえば、やっぱり「オリジナルチキン」。そんなイメージを持っている人も多いのではないだろうか。では、バーガーはどうだろう。お店に行っても、ついチキンを注文してしまう人もいるかもしれない。
そんなKFCが、バーガーを大きく見直した。日本ケンタッキー・フライド・チキンは10月14日、新商品「オリジナルチキンバーガーズ」を全国の店舗で発売する。43年の歴史の中で、レシピや製法を一から見直したという。
今回のリニューアルで注目したいのが、チキンである。これまで使っていた鶏むね肉から、鶏もも一枚肉に変更した。ジューシーさや食べ応えを追求したそうだ。
では、なぜ今、そこまで大きく変える必要があったのだろうか。
バーガーを食べるためにKFCへ
KFCのバーガーは、1983年に発売した「チキンフィレサンド」(現チキンフィレバーガー)から始まった。
開発担当者によると、KFCといえば「オリジナルチキン」というイメージが強く、バーガーにはまだ成長の余地があると考えていたという。そこで掲げたのが、「バーガーを食べるためにKFCへ行きたくなるような、とっておきのチキンバーガー」というコンセプトだ。
バーガーを食べたいと思ったとき、マクドナルドやバーガーキングなど、選択肢はいろいろある。その中でKFCを選んでもらうには、ほかのお店にはない魅力が必要だ。今回のリニューアルでは、チキンのおいしさを改めて追求することにした。
肉を変えるだけでは終わらなかった
開発担当者が課題に感じていたのは、従来のバーガーのサイズ感や食感、ジューシーさ。「バーガーだからこそ食べたいチキン」を実現できていないと感じていたという。
そこで、鶏むね肉から鶏もも一枚肉へ変更した。ただ、肉を変えるだけで完成するわけではない。
新しいチキンに合わせて、衣の粉付け方法や調理法、ソースまで一から見直した。味や食感だけでなく、お店での調理のしやすさも考える必要があったそうだ。
本格的な開発に着手したのは2024年後半。完成まで約1年半かかったという。普段何気なく食べているバーガーも、裏側ではずいぶん手間がかかっているのである。
先行販売で手応え、いよいよ全国へ
新商品は2026年3月、神奈川、広島、鹿児島の3県で先行販売された。そこで当初の想定を上回る高い評価を得たことから、全国展開が決まったという。
ラインアップは、定番の「オリジナルチキンバーガー」(490円)のほか、レッドホットソース、チーズ、てりやきの全4種類。厚切りベーコンとオムレツを組み合わせた「プレミアバーガー」(750円)など、ちょっとぜいたくな商品も登場する。
さらに、バーガーに使われているチキンを「骨なしオリジナルチキン」(350円)として単品でも販売する。新しくなったチキンそのものを味わえるわけだ。
「チキンを食べるならKFC」から、「バーガーを食べるならKFC」へ。そんな変化は生まれるのだろうか。
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