花が咲いた後のキンモクセイの剪定(せんてい)についてレクチャーする動画が「大変勉強になりました」「早速明日やってみます」とYouTubeで話題です。動画の再生数は記事執筆時点で20万回を超えています。

【花後がチャンス】金木犀の剪定方法:3つのメリット(2026年10月)

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花後に切るメリット

 動画を投稿したのは、“草木のお手入れアドバイザー”として庭や園芸に関する情報を発信するYouTubeチャンネル「みどりと共に サントーシャじゅん」(@santosha_jun)の岩井淳さん。以前には、庭木を大きくしない剪定方法が注目を集めました。

 今回の主役は花が咲き終わったキンモクセイ。樹高は約2メートルで横幅が1.5メートルあり、6年前から岩井さんが手入れをしている株です。枝葉の伸びが全体的に緩やかとなってきたため、1年半ほど前に実施した前回の剪定ではあまり積極的には枝を切りませんでした。その結果、今年はたくさんの花を咲かせてくれたとのこと。

花後のキンモクセイをお手入れしよう

 剪定するのに良い期間は秋から冬にかけて。花が茶色くなってからのタイミングで剪定を行うメリットは、咲き終わるまでの間は最大限に花を楽しめることと翌年の花付きも期待できること、樹形を保ちやすいことの3点です。

 秋以降は気温の低下で枝が伸びにくくなるのに対し、春から夏にかけてはグングンと成長します。キンモクセイはその年の春から伸びた枝に花が咲きやすいため、今の段階で剪定しておけば樹形が整った状態を長く保ちつつ、翌年の秋には新しい花が楽しめるそうです。しかし、あまり枝葉を落としてしまうと冬に木が傷んでしまう可能性もあるため切り過ぎには注意してください。

春夏に伸びた枝は花付きが良い
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基本は付け根で切る

 剪定の対象は、樹形の輪郭を乱すように伸びている徒長枝。突出している枝先をたどり、枝分かれしている部分からバッサリ切り落とす枝抜き剪定が基本です。自然な印象に仕上げるため、細くても表に突出している枝や、奥まった場所に生えている太い枝も切っていきます。

基本は付け根でカット

 周囲と長さを合わせるため、枝を途中でカットする切り詰め剪定という方法もありますが、今回は枝抜き剪定が中心。切り詰め剪定は“この枝を付け根から切ってしまうとポッカリ空いてしまう”といったケースで実施するに留めておきます。

切り詰め剪定は一部の枝だけに施す

 キンモクセイは枝分かれしている部分で切るのが難しい植物ですが、中途半端な長さで徒長枝を残すのは避けたいところ。断面から新しい枝が生えてきた場合は後々混み合い、生えなかった場合は枯れ枝として残ってしまうため、極力は付け根の際で切ると良いそうです。

極力この状態は避けたい

 なお、刈り込み中心で手入れをしてきたため幹付近にあまり枝葉が生えていない場合、一気に樹形を小さくするのは難しい可能性があります。その場合に実施するのは、キンモクセイが傷まないよう数年かけて少しずつ樹形を変えていくプラン。まずは可能な範囲で枝抜き剪定を行い、幹に近い部位から新しい枝葉が伸びてくるのを促します。

 このキンモクセイは敷地の隅に生えており、一部の枝は塀を越えそうなほどに伸びています。生え方や伸び具合を確認しながら、これまでと同様の手順で枝をカット。緑を残しつつ、塀の内側に収まる状態まで輪郭を小さくしました。

枝が特によく伸びる上部の処理

 続いて解説するのは、木の上部の処理。この辺りの枝は特によく伸びるため、やや深い部分まで切っても大丈夫なのだそうです。中心部のため切りにくいですが極力は付け根から切って隙間を作り、幹に近い部位の枝葉が伸びやすい環境にしていきます。ただし、無理は禁物。剪定作業は長く続けるのが大切で、手が届かない場合はできる範囲で切るに留めておきましょう。

上部は手が届く範囲で枝をカット

 最後は木の内側にある枝を処理していきます。木の下に潜り込み、樹形の輪郭とは関係のない枝をカット。混み合っている状態を解消し、伸ばしたい枝葉に光が当たりやすい状況を作ります。

内側は伸ばしたい枝だけを残す
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スッキリしたキンモクセイの姿

 これらのやり方を駆使してキンモクセイの枝を次々と処理。切っては引き抜く作業を繰り返した結果、あちこちから飛び出ていた徒長枝がなくなり、小さくて柔らかい印象の樹形に仕上がりました。幹の奥にまで日光が届くスッキリ具合で、来年の花も期待できそうです。

これだけの枝を切った結果……
こんなにスッキリした!
日光が内側まで差し込む
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「剪定方法をイメージできました」「頑張ってみます」と反響

 岩井さんが解説したキンモクセイの剪定方法に、コメント欄では「花芽の形成時期と形成場所がわかったので、剪定方法をイメージすることができました」「もうすぐ花が終わるので、剪定頑張ってみます!」「昨年剪定の方法も知らずに伸びている枝や幹を適当に切ってしまいました。見よう見まねですが再チャレンジしてみます」といった声が寄せられています。

 岩井さんは、草木のお手入れに関する情報をYouTubeチャンネル「みどりと共に サントーシャじゅん」やInstagram(@santosha_jun)で発信中です。また、個人向けの剪定レクチャーをWebサイトで受け付けています。

「みどりと共に サントーシャじゅん」動画まとめ

【花が咲く】ツバキ(椿)の剪定は短い枝を大事にしよう(2026年10月)
【ラベンダーの自然風剪定】小さく維持しながら花も咲く丁寧な手入れ方法(2026年10月)
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動画提供:YouTubeチャンネル「みどりと共に サントーシャじゅん」(@santosha_jun)

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