“5.1ch大画面ドライビング”環境のススメ祝!GT4発売記念レビュー(4/4 ページ)

» 2004年12月28日 20時44分 公開
[浅井研二,ITmedia]
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 大画面+サラウンド環境にコクピットなんて贅沢に感じるかもしれないが、「TH-AE500」のような普及価格帯のプロジェクターと紙スクリーン、そして、手軽になった5.1chサラウンドシステムの組み合わせなら、「sparco racing cockpit Pro」やPS2、さらにソフトを足しても、なんとか30万円程度に収められる。これほどの環境をその価格で実現できるなら、決して高い買い物ではないと感じる。もちろん、映画も良好な環境で観られるし。

 たしかに、「sparco racing cockpit Pro」がリビングの中央に鎮座しているのは、相当にじゃまではあるが、映画を観るときもドライビングシアター気分と思えば……。


 最後にきわめて個人的な昔話をひとつさせていただくのをお許し願いたい。実は、「GRAN TURISMO」シリーズのカー・シミュレーション・アルゴリズムを、ずっと担当している丹明彦氏は古い知り合いだ。10年以上前、新米編集者としてOh!Xという雑誌に配属されたとき、大学生の彼はすでにそこでライターをしていた。僕には丹君を担当するほどの能力は皆目なかったが、3Dレンダリングのプログラミング記事を主に執筆していた彼は、Amiga担当(?)の僕が雑多な3Dソフトを買ってくるたびに、いろいろと話をしてくれた。

 でも、最も印象に残っているのは、最初のリアル系ドライブゲームといえる「Indianapolis 500: The Simulation」(1990年発売)を、編集部のAmiga 500+トラックボールでじっとやりつづけていた姿。

 翌年に発売された「Grand Prix 1」(のちに「World Circuit」と改題)などの、操作が簡単で派手なレーシングゲームのほうに目が行きがちな僕のレベルでは、「Indianapolis 500: The Simulation」の中の何を見つめていたのかは見当もつかなかったけど、その後、彼が自動車力学シミュレーションを志す連載を始め、そして、さまざまな紆余曲折を経て、「GRAN TURISMO」へとたどりついたことを知り、さすがだなと思ったものだ。

 そんなわけで、“祝!GT4発売”。

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