ニュース
» 2005年09月17日 19時12分 公開

想像以上に本格的なRPGとして仕上がりつつある――「エム 〜エンチャント・アーム〜」東京ゲームショウ2005――マイクロソフトブース

フロムソフトウェアが開発している、Xbox 360向け本格ファンタジーRPGとして期待の「エム 〜エンチャント・アーム〜」。プレイアブルデモでは、街で他のキャラクターと会話を楽しんだり、敵との戦闘を体験できた。

[平澤寿康,ITmedia]

 フロムソフトウェアといえば、アーマード・コアシリーズなどの硬派なロボット系アクションを数多く送り出しているメーカーとしておなじみだが、Xbox 360参入第一弾となるタイトルは、なんと本格的なファンタジーRPGだ。

「エム 〜エンチャント・アーム〜」(eM)は、奇をてらったものではなく、まさしく正統派のRPGである。Xbox 360ではローンチタイトルとしていきなり本格的なRPGが登場することになるわけだが、マイクロソフトブースでゲーム序盤部分を楽しめるプレイアブルデモが出展されていた。

 プレイアブルデモ版では、ゲーム開始時に「お祭り編」と「封鎖区画編」という2つのストーリーが選択できるようになっていた。お祭り編は、ゲーム中に登場する都市「ヨコハマシティ」内を探索し、他のキャラとの会話シーンを中心に楽しめる。また、封鎖区画編では、遺跡ふうのダンジョンを移動しつつ、敵との戦闘を楽しめる。つまり、RPGの2大要素である、街での探索や会話による情報収集と、敵との戦闘を独立して楽しめるように工夫されていた。

 まずはじめに「お祭り編」をプレイ。ヨコハマシティではお祭りが開催されており、主人公の「アツマ」達が大学を抜け出して遊びに出てきている、という状況でプレイが開始された。街には大人や子供など、たくさんのキャラクターでにぎわっている。それらキャラクターに近づきボタンを押すと会話が可能。会話シーンでは、画面内に会話中のキャラクターが大写しになり、会話内容が文字で表示されるとともに、音声でもしゃべってくれる。

 音声でしゃべるキャラクターは、主要キャラクターだけにとどまらず、街の中にいるストーリーとは直接関係のないキャラクターもしっかりとしゃべる。今回のデモ版では、ヨコハマシティの他の地区には移動できないようになっていたため、それほど多くのキャラクターと会話できたわけではないが、少なくともデモ版に出てくるキャラクター全てがしゃべっていたので、基本的に登場するキャラクターは全てしゃべると考えていいだろう。

 次に「封鎖区画編」、こちらは遺跡ふうの建造物内の通路からプレイ開始となる。まっすぐ進みはじめたら、さっそく敵とエンカウント。戦闘モード突入だ。

 戦闘モードは、一般的なRPG同様、コマンド選択式のターン制となっている。「キャラクター選択」→「移動先決定」→「戦闘コマンド選択」の順に選択していき、パーティ全員のコマンドを選択した段階で戦闘シーンとなる。ちなみに今回のデモ版では4人パーティとなっていた。

 戦闘シーンは、コマンドを入力した順に敵に攻撃を加えていき、その後敵の攻撃となってターン終了。あとは、敵を全員倒す(か、パーティが全員やられる)まで繰り返しとなる。このあたりは、一般的なRPGと大きく変わらない。ただ、「移動」という点に関しては、コマンド入力タイプのRPGではあまり見かけないかもしれない。

 eMの戦闘では距離の概念があり、キャラクターが繰り出すスキル(物理攻撃や魔法のようなもの)は、基本的に届く範囲が限定されている。敵および味方パーティが立っている部分に4×4のマス目が表示され、敵および味方パーティはそれぞれのフィールド内で移動できる。また、敵への攻撃や魔法などもフィールドに有効範囲が表示され、その有効範囲内にいるキャラクターに対してのみ効果が及ぶ。つまり、敵に攻撃が届く範囲に移動して攻撃を仕掛ける、という戦術になるわけだ。

 ただし、敵に近づけば近づくほど大きなダメージを与えられるが、逆に敵の攻撃によるダメージも大きくなるため、むやみに近づくのも危険。もちろん、味方が味方にかける魔法(回復魔法など)も有効範囲があるし、当然ながら敵の攻撃にも有効範囲がある。そのため、パーティメンバーをどう配置するか、という部分も重要な戦略的要素となっている。このあたりが、一般的なRPGとはやや異なる部分だろう。ちなみに、戦闘の進行は、ターン制の戦略シミュレーションに近いと言えばわかりやすいかもしれない。

 その後、ちょっとした謎解きや数度の敵との戦闘の後、ボスキャラを倒した段階で封鎖区画編は終了となる。

戦闘時には、4×4のマス目のエリア内でキャラを移動させ、敵との距離を考えつつ攻撃方法を選択する
攻撃や魔法には、効果が及ぶ範囲が決められている。ただし、エクストラスキルなど敵前対に効果が及ぶスキルも存在している

 今回プレイできたのは、街の中の限られた場所のみでの探索や会話、そしてかなり狭い範囲での戦闘のみで、全体的なストーリーを感じ取ることは難しかった。しかし、ほんの少しのプレイでも、eMが本格的なRPGとしてしっかり作り込まれていることは十分感じ取れた。また、これまで明らかになっていなかった戦闘シーンの詳細や、各キャラクターの会話シーンでのしゃべり声などはしっかりと確認できる。Xbox 360でなければ実現できない美しいグラフィックも見逃せない部分だろう。

 ちなみに製品版では、クリアまでのプレイ時間が平均40時間ほどを想定したボリュームとなる予定だそうだ。また、基本的には1人プレイのRPGだが、Xbox Liveを利用して、カジノや闘技場といったマルチプレイで楽しめる要素も盛り込まれることになるそうだ。

 個人的な感想だが、このままいけば期待以上のクオリティを持ったタイトルとして完成されそうな印象を受けた。とにかく、このようなしっかりとしたRPGがXbox 360のローンチタイトルとして登場することは嬉しい限りである。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2208/09/news176.jpg ダレノガレ明美、韓国でお気に入りのホクロを“ゴミ”だと除去されてしまう 「ドS Dr. ありがとう!」
  2. /nl/articles/2208/10/news118.jpg 堂々としすぎ! 浜崎あゆみ、大阪市街を普通にランニング ファンと出くわし「暑さでとんでもない顔してたと思います」
  3. /nl/articles/2208/10/news174.jpg 坂上忍、余命数カ月の“13男”・平塚コウタに「奇跡」 転移した腫瘍消失で喜びあらわ 「先生もビックリしてて」
  4. /nl/articles/2208/10/news172.jpg 朝日奈央が結婚、お相手との肩組み2ショット公開 「これから家族として、沢山の景色を一緒に見にいける事がとっても楽しみ」
  5. /nl/articles/2208/09/news033.jpg 大型犬の大好きなぬいぐるみを洗濯→心配そうに見守っていたが…… 再会したときのとびきりの笑顔にグッと来る 【米】
  6. /nl/articles/1809/19/news114.jpg 人気女優の顔じゃない! 川口春奈、ほぼ瀕死のグロッキー状態に心配の声「完全に目がいってます」
  7. /nl/articles/2208/10/news017.jpg 柴犬姉妹の“あご乗せ”3連チャン! 顔をぎゅうっとくっつけるかわいさに「ずっと見ていたい」「癒やされる」の声
  8. /nl/articles/2208/03/news169.jpg 「『リケジョ』って呼ぶのはやめてください」 高校生4人が性差別の改善を訴える動画制作 ジェンダーに関心を持った理由を聞いた
  9. /nl/articles/2201/27/news104.jpg 坂上忍、11歳“長男”・佐藤ツトムの旅立ちに涙 介護の日々経ての別れに「本当にありがとうございました」
  10. /nl/articles/2208/09/news026.jpg 子猫の様子がおかしい→動物病院へ行こうと思ったら…… 子猫ならではの結末に「成長している証」「スッキリしたね」

先週の総合アクセスTOP10

  1. 競技中とのギャップ! 高梨沙羅、キャミソール私服でみせた大胆“美背中”に反響 「背中ガッポリ」「魅惑の黒トップス」
  2. かわいい妹すぎ! 北川景子、義姉・影木栄貴の結婚で“お姉ちゃん愛”が爆発する 「姉がどこか遠くへ行ってしまう」
  3. 泣いていた赤ちゃんが笑い声に、様子を見に行くと柴犬が…… 優しくあやす姿に「最高の育児パートナー」の声
  4. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  5. 「若い君にはこの絵の作者の考えなんて分からない」→「それ俺の絵」 ギャラリーで知らないおじさんから謎の説教を受けた作者に話を聞いた
  6. 木下優樹菜、元夫・フジモン&娘たちとディズニーシーを満喫 長女の10歳バースデーを祝福
  7. 黒柴の子犬が成長したら…… 頭だけ赤色に変化した驚きのビフォーアフターに「こんなことあるんですね」「レアでかわいい」の声
  8. 子「ごめん、もう仕事できない」→母「はぁい了解っっ」 退職を明るく認めた家族のLINEが優しい
  9. スタバの新作が王蟲っぽくてファンザワつく 「怖すぎる」「キショいから買いたくなった」
  10. カナダ留学中の光浦靖子、おしゃれヘアのソロショットに反響 「お元気そうでなにより」「別人のよう」

先月の総合アクセスTOP10

  1. 安倍元首相、銃で撃たれて意識不明か 事件時のものとみられる映像投稿される
  2. 野口五郎、20歳迎えた娘と誕生日デート 家族同然の西城秀樹さん長女も加わり「楽しい時間でした!」
  3. 「大阪王将」店舗にナメクジやゴキブリが発生? 元従業員の“告発”が衝撃与える 大阪王将「事実関係を調査中」
  4. この画像の中に「さかな」が隠れています 猫に見つからないように必死! 分かるとスッキリする隠し絵クイズに挑戦しよう 【お昼寝編】
  5. ダルビッシュ有&聖子、ドレスアップした夫婦ショットに反響 「ハリウッド俳優やん」「輝いてます」
  6. 「auの信頼度爆上がり」通信障害でも社長の“有能さ”に驚く声多数 一方で「まだ圏外だぞ…」など報告続く
  7. スシロー、“ビール半額”で今度は「ジョッキが小さい」との報告? 運営元「内容量に差異はない」と否定
  8. スシロー「何杯飲んでもビール半額」開始前にPOP掲示 → 注文したら全額請求 投稿者「態度に納得いかなかった」 運営元が謝罪
  9. TKO木下、海外旅行先で総額270万円のスリ被害に エルメスの財布奪われた“瞬間映像”も公開「くっそ〜……」
  10. パパが好きすぎて、畑仕事中も離れない元保護子猫 お外にドキドキしながら背中に乗って応援する姿があいらしい