美人で天才、だけど性格最悪……ってそんなヒロインあり!?――テレビアニメ「銀盤カレイドスコープ」 (1/2)
同名の人気小説を原作としたテレビアニメ「銀盤カレイドスコープ」の放映が10月8日にスタートする。そのアニメの内容を、登場人物たちを演じる声優陣のコメントも交えて紹介していこう。
2006年の2月に行われる「トリノオリンピック」。その影響もあってか、今年は女子フィギュアスケートがメディアで取り上げられていることが多く、テレビ番組で特集が組まれることも珍しくはない。一説には、日本女子フィギュアスケート史上稀に見る逸材が集まっている年なのだそうだ。たしかに、人気と実力を兼ね備えた選手が複数存在し、オリンピックの代表争いも過熱している。代表の決定や来年のトリノオリンピック開幕を楽しみにしている人も多いのではないだろうか。
そんな女子フィギュアスケートの世界を描いたテレビアニメが登場する。「銀盤カレイドスコープ」がそれだ。華やかに見える選手たちの生活の裏側やライバル選手との争い、マスコミとの確執などをコメディタッチを交えて描いていく。
主人公となるのは、100億ドルの美貌を持つとまで形容される美女・桜野タズサ。スケートの才能にあふれ、オリンピックでのメダル獲得を期待される選手でもある。そんな彼女だから相当の人気者……と考えるのが普通だが、本作ではそうはいかない。実は彼女はプライドが高く高慢な性格で、マスコミを敵に回してしまうほどのとんでもない毒舌家なのである(マスコミの報道による多少の誤解も含め、世間的にはそう思われている)。
そんな彼女を中心に「銀盤カレイドスコープ」は描かれていく。フィギュアスケート界を震撼させるほどの才能と美貌を持ち合わせるタズサは、夢のオリンピック出場を目指してフィギュアスケートに情熱を傾けている。しかし、なぜか試合では思うような結果が出せないでいた。そんなある日、ひょんなことからカナダ人の幽霊・ピートに取り憑かれてしまい大混乱に。さらに、持ち前の毒舌が災いしてマスコミの強烈な批判を浴びることになり、オリンピック出場権獲得が危機的な状態に陥ってしまう……。
ここからは主人公のタズサについて少し触れていこう。前述したように、タズサは美女でありながら性格は最悪。タズサを演じる川澄綾子さんは役柄のことをどのように感じたのだろうか。
「たしかに作中では“最強の悪女”と形容されていますが、本当に性格が悪い悪女というわけではないんですよ。口が悪くて未熟な者だから、大人の挑発にすぐ乗っちゃったりするんです。たしかに悪態をついたりもするんですけど、本当はみんなが心の中では思うけれど口には出さないようなことを全部言っちゃう、純粋な子なんじゃないかなって思うんですよね。それに、テレ隠しや負けず嫌いの裏返しで悪態をついちゃう場合もあって、意外にカワイイ性格なんじゃないかなって思いますよ」。では、タズサの本当の姿は見ることができるのだろうか。その疑問には「それはやはり、ピートが鍵を握っているでしょうね」と川澄さんは応えてくれた。
本当の彼女は純粋だとしても、周囲の人からすれば口の悪い悪女に変わりない。なかでも一番被害を被るのは、タズサに取り憑くピートだろう。ピートを演じる吉野裕行さんはどのように感じているのだろうか。
「ピートはタズサに対して自然体で接しているんですよね。タズサが言い過ぎてしまった場合も、なんでもないことのように受けとめている」と、相性がいいことを強調する。「ただ、アニメのピートは原作小説と違う部分があるようなんです。たとえばアニメ版では、生前のピートはアクロバット飛行のパイロットだったという設定があるらしいんですよ。そのあたりがピートの性格や行動に、そしてタズサとの関係にどのような影響を与えるのか、ぜひ注目していただきたいですね」と吉野さんは今後の展開について言及する。
逆に、そんなピートに対してタズサはどう感じているのだろうか――。「タズサ的には、見ず知らずの幽霊に取り憑かれて本当に嫌だと思いますよ。プライベートも常に見られていてトイレにも行けなくなっちゃうわけですからね。16歳の年頃の女の子にとっては特に辛いことだと思います。……いえ、年頃をすぎた私でもそれは嫌ですけどね。ただ、客観的に見るとピートはすごくいい人ですよ。穏やかだし、こんなタズサをよくコントロールしているなと思いますね。生活の共有さえなければ、長く一緒にいてもいいなと思うんじゃないでしょうか」と、川澄さんはタズサの気持ちを読み取る。
生活の不便さはあるにしろ、吉野さんも語るようにタズサとピートの相性は非常にいいようだ。そんなピートに感化されてタズサがどのように変貌を遂げていくのかも見どころのひとつになるだろう。ただ、ひとつ思うのは……と前フリをして川澄さんはこうも言っている。「ピートが80歳のおじいさんとかじゃなくてよかったなと思いますね。もしそんなおじいさんだったらタズサの人生も変わっていたかも(笑)」。
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