ひそかに名作大量準備中! Xbox 360のカジュアルゲーム「Xbox Live Arcade」(3/4 ページ)

» 2006年02月01日 17時44分 公開
[岩井省吾,ITmedia]

あのレースそっちのけで遊んだゲームがパワーアップ!――「Geometry Wars Retro Evolved」

 Xboxでのカーレースゲームの金字塔である「プロジェクト ゴッサム レーシング 2」(以下、PGR 2)。このゲームではガレージを自由に移動することができるのだが、そこに1つのアーケードゲーム筐体があったのはご存知だろうか? そこでプレイできるゲームが「Geometry Wars」。単純操作と、往年のカラーベクタースキャンゲーム(カラーワイヤーフレーム。採用作品としてはテンペスト<ATARI>などがある)をほうふつとさせる内容はレースそっちのけで本作にはまるゲーマーが多くいたことで証明されるだろう。ちなみに、本作はなんとXbox Liveスコアボードに対応していたことも特記しておこう。そして、「プロジェクト ゴッサム レーシング 3」(以下、PGR 3)でもガレージでプレイできる最新版「Geometry Wars Retro Evolved」のフルバージョンは、Xbox Live Arcadeで購入することができる。

こちらが本家Geometry Wars。画面は地味だが内容はアツイ

 なお、PGR 3のガレージで遊べるバージョンは4分の時間制限があり、さらにエクステンドが存在しないため、すごく物足りないところで終了する。というわけで、気に入った人はLive Arcadeで買うしかない、という選択肢しかないわけだが、そのせいかXbox Live Arcadeで一番売れたタイトルとなっているよーだ。

 ゲームの遊び方は簡単で、左スティックが移動、右スティックがショット方向。襲い掛かる敵をショットで撃滅するという単純明快なゲームだ。敵に囲まれどうしようもなくなった場合はトリガー(どちらでも)で画面内の敵を一掃するスマートボムを発動する。ただし、スマートボムは回数制限制で、ゲームスタート時には3回使用可能。得点が100000点ごとに1回追加される。自機のエクステンドは75000点ごと。また、10000点獲得ごとにショットが3Way(速射)と5Way(低速連射)のどちらかに入れ替わる(ランダムでどちらかが選ばれるので、変化しないこともある)。なお、この設定はEvolvedモードのもので、Retro(PGR 2モード)ではスコアとパワーアップが異なっている。

 本作の攻略法は簡単。「死なないこと」。というのも、敵を一定数倒すごとに敵の破壊時に倍率がかかる。これが最大10倍。1つ50点のザコが500点に。20個倒せば10000点だ。この倍率はミスをすると1倍まで戻るので、スマートボムなどを駆使し、1秒でも長く生き延びることが重要だ。また、それぞれの敵キャラクターには行動パターンが存在するため、その裏をかいた戦略を立てるのがポイントでもある。

 ただ、メッセージ類が日本語化されていない。だが、このゲームをローカライズするということはデザインセンスの大部分を犠牲にしてしまう、という問題がある。ゲーム内容もそれほど複雑ではないので、あえてこのままでもいいのではないかと個人的には思っているがいかがだろうか?

 ちなみに、本作はXbox 360のゲームなので、当然ながらカスタムサウンドトラックにも対応している。通常のBGMに飽きたら、既存のシューティングゲームのBGMなどを使ってみるといいだろう。

ブラックホールはショットを当てると発動、画面内の敵を一定数飲み込むと爆発して高速誘導弾を吐き出す。ショットを当てると縮んで破壊可能なので、手ごわい敵は吸収させてしまおう。ただしスコアは低くなる
緑の敵はショットを避ける習性があるので、ショット発射方向と同じ方向に移動すれば進路を確保できる。ちなみに、ショット発射方向と同じ方向に動くと、ショットスピードが速くなるが、弾幕の角度は狭まってしまう
ヘビ型の敵は胴体でショットを弾いてしまう。ちなみに、この敵のみ出現と同時に当たり判定が存在するため、フィールドギリギリで戦うと出現即激突死という悲劇が起きてしまう
ゴシックなどの既存のフォントにするのは正直センスを疑う。しかし、これを「ワイヤーフレームで表現した漢字で日本語化しろ」と言われたら、デザイナーが暴れることが目に見えている(笑)

日本語化されてないことを小一時間問い詰めたい秀作経営シム「Outpost Kaloki X」

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