NeoWiz Japanからオンラインリズムアクション「R2Beat」登場

NeoWiz Japanから、インラインスケートをしながら音楽に合わせて競争するオンラインリズムアクションゲーム「R2Beat」が登場する。レーシングゲームと音楽ゲームが合体した本作は、リズミカルなアクションとスピード感を楽しめるゲームだ。

» 2006年03月09日 14時41分 公開
[ITmedia]

ストーリー

画像

 「あの人のスケーティング、おねえちゃんにそっくり……」

 時は近未来。ここは太平洋に浮かぶ小さな島、ワイマール島。

 「授業おわりーッ!」

 終了のベルと同時に、インラインスケートで教室から飛び出してきたのはミュウ。勉強よりスポーツと音楽が大好きな11歳の女の子だ。

 「フライングだぞ!」

 クラスメイトのエータとベータが慌ててミュウを追いかける。

 「家まで競争だよっ」

 ミュウはへへーんと笑いながら、イヤフォンを耳にあて、スピードを上げる。お気に入りの音楽を聴きながらR2BEATごっこをするのが、ミュウの最近のマイブームだ。

 R2BEATは、音楽にのってキックやターンをくり出しながら、インラインスケートで走るレース競技。リズムの心地よさとレースのスピードを同時に味わう爽快感が人気を呼び、新時代のスポーツとして人気を博している。そのR2BEATの最初の競技場として建設されたのが、島の中心にある「ワイマールパーク」だ。オープンとともに莫大な賞金をかけた競技会が開催され、栄光を夢見るプレイヤーたちが続々と集まっていた。

 街中にもスケート用に整備された歩道が張り巡らされ、日常の移動にもスケートを使う事が多い。学校の行き帰りのコースは、ミュウにとっては慣れたもの。

 うまくリズムに合わせて滑れると、気分はサイコー! おねえちゃんはこんな時、「羽が生えたみたいっ」って言ってたっけ。だけどミュウは、どんなにうまくなっても競技会に参加するつもりはない。おねえちゃんがいなくなったあの日から……。

 今日もミュウが一番乗り! そう思っていると、誰かがすっとミュウを追い越していった。青い服に身をつつんだ年上の少女だ。このあたりでミュウより速い人なんて滅多にいないのに。負けじとスピードを上げてついていくと、ミュウは不思議なことに気がついた。

 あの人の滑り方、おねえちゃんによく似てる……。

 ターンする時、ちょっと重心が左に傾くところがそっくりだ。あ、ほらまた。なんだか、おねえちゃんの後ろを滑っていた頃の事を思い出しちゃう。

 「ミュウ、危ない!」

 後ろからエータが叫ぶ。

 「え? ……わ、わっ!」

 ぼんやりしていたミュウは、工事現場の柵に突進して派手にひっくり返ってしまった。

 「いてて、今朝までこんなところ工事してなかったのに」

 お尻をさすっていると、先に行ってしまったと思っていた少女がすっと手を差し出した。

 「あ、ありがと…」

 手をとったミュウは、一瞬ひやっとする。冷たい手…。

 「あの、」

 「気をつけて」

 少女は静かに微笑むと、声をかける間もなく、すぐに走って行ってしまった。

 「ミュウ、大丈夫だったか?」

 「何ぼんやりしてんだよ」

 追いついたエータたちは、見る見るうちに遠ざかっていく少女に感心した声をあげる。

 「はっやー」

 「R2Bの選手かな?あっちは競技場だし」

 「やっぱり、おねえちゃんにそっくり……」

 ミュウは手をぎゅっと握り締め、ぽつんと呟いた。それが、ミュウと少女の最初の出会いだった。



画像

 R2Beatは、音楽に合わせてトラック上の障害物を乗り越えながら競争する、リズムアクションゲーム。トラック上にある障害物は選曲した曲のリズムにあわせて配置されているため、音楽をよく聴いてプレイすることがポイントだ。ただし使うのは上下左右の、4つの矢印キーだけ。矢印キーを2つずつ組み合わせた入力で、テクニックを競うこともできる。

 R2Beatには、1人で練習できる「トレーニングモード」のほか、スピードを争う「スピード戦」と攻撃アイテムを使いながら楽しむ「アイテム戦」など、さまざまなプレイモードが用意されている。最大6人まで同時にプレイができるため、チームを組んで勝利を争うチーム戦も可能。

 なお、定期的に「新曲コース」をアップデート予定。ユーザーは飽きることなく遊ぶことができる。韓国のR2Beatでは3月1日現在166曲を用意している。

画像画像画像

 このほか、チャットや全身エモーションアイコンなど、ユーザー同士のコミュニケーションを豊かにする効果も用意。アバターなどのアイテムを購入し、自分好みのファッションを作り上げれば、ほかのプレーヤーから注目されるかも。ゲームをさらに楽しくしてくれる攻撃、防御アイテムなども用意されている。

R2Beat動作環境
スペック 最低動作環境 推奨動作環境
CPU PentiumIII/500MHz以上 Pentium4 以上
メモリ 256MB以上 512MB以上
グラフィックスカード GeForce2MX以上 GeForce4以上
ビデオメモリ 16MB以上 64MB以上
対応OS Windows 98/2000/XP(Windows Meでは不安定なことがあります)
DirectX 9.0c以上
Copyright(C) 2006 Neowiz Japan Corp. & Neowiz Corporation All right reserved
Copyright(C) 2006 SEED9 Entertainment Inc. All rights reserved.


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/14/news189.jpg 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  2. /nl/articles/2411/14/news014.jpg ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. /nl/articles/2411/14/news187.jpg 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  4. /nl/articles/2411/14/news167.jpg 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  5. /nl/articles/2411/15/news016.jpg 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  6. /nl/articles/2411/13/news176.jpg 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  7. /nl/articles/2411/15/news009.jpg 高2のとき、留学先のクラスで出会った2人が結婚し…… 米国人夫から日本人妻への「最高すぎる」サプライズが70万再生 「いいね100回くらい押したい」
  8. /nl/articles/2411/15/news058.jpg 「腹筋捩じ切れましたwww」 夫が塗った“ピカチュウの絵”が……? 大爆笑の違和感に「うちの子も同じ事してたw」
  9. /nl/articles/2411/14/news023.jpg “膝まで伸びた草ボーボーの庭”をプロが手入れしたら…… 現れた“まさかの光景”に「誰が想像しただろう」「草刈機の魔法使いだ」と称賛の声
  10. /nl/articles/2208/06/news075.jpg 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
先週の総合アクセスTOP10
  1. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  2. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  3. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  4. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」
  5. イモト、突然「今日まさかの納車です」と“圧倒的人気車”を購入 こだわりのオプションも披露し光岡自動車からの乗り換えを明かす
  6. 「この動画お蔵かも」 親子デートの辻希美、“食事中のマナー”に集中砲火で猛省……16歳長女が説教「自分がやられたらどう思うか」
  7. 老けて見える25歳男性を評判の理容師がカットしたら…… 別人級の変身と若返りが3700万再生「ベストオブベストの変貌」「めちゃハンサム」【米】
  8. 「ガチでレア品」 祖父が所持するSuica、ペンギンの向きをよく見ると……? 懐かしくて貴重な1枚に「すげえええ」「鉄道好きなら超欲しい」と興奮の声
  9. 「デコピンの写真ください」→ドジャースが無言の“神対応” 「真美子さんに抱っこされてる」「かわいすぎ」
  10. 「天才」 グレーとホワイトの毛糸をひたすら編んでいくと…… でっかいあのキャラクター完成に「すごい」「編み図をシェアして」【海外】
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた