ヤフオクで出品されていた「20万円の引退品」→開封すると……　“まさかの中身”に賛否　「ゾッとしたわ…」「しゃーない」（1/3 ページ）

結果やいかに。

» 2024年12月24日 21時00分公開

　閉店したカードショップがYahoo!オークション（ヤフオク）で“約20万円の引退品”を販売。その“まさかの中身”がYouTubeに投稿され、さまざまな声を呼んでいます。

20万超えの“引退品”

　動画を公開したのは、デュエル・マスターズを中心にカードゲームの開封動画や対戦動画などを投稿しているYouTubeチャンネル「シモカワチャンネル」（@shimokawach）の2人。今回は閉店を理由にヤフオクで出品されており、21万1000円で落札した“引退品”（通常はコレクターが収集をやめる際に売り出すものなどを指す）を開封しています。

大量の引退品

落札額は21万1000円

　商品説明によると、「知り合いの店舗閉店に伴い、店舗在庫の出品依頼をされました」とのこと。その総量はダンボール5箱分もあり、送料だけで2万円もかかったといいます。

閉店に伴う引退品とのこと

送料は2万円超え

いざ、開封！

　まずは、大きめのダンボールから開封。中にはパックが入っているカートンのダンボールや、昔のカードが入ったファイル、雑誌の付録などが入っていました。5箱あったカートンを開封すると、中にはノーマルカードの詰め合わせが。レアカードは全て抜かれていたものの、少し値の付くノーマルカードはいくらか残っているようでした。

ノーマルカードが大量に

　さらに大きなダンボールを2つ開封していくと、こちらもまたノーマルカードだらけのカートンが大量に封入されていました。しかし、未開封のカードパックも見つかり、定価で考えるとそれだけで約9万5000円相当に当たるそうです。結構オトクだ。

未開封パックも大量

　ちなみに、1つ目のダンボールに入っていたものよりもさらに大きなファイルケースが見つかりレアカードへの期待が高まりましたが、中身は空でした。残念……。

ファイルを開くもレアカードはなし……

どんどん開封していくも……

　続いて小さ目のダンボール2つを開封していきます。昔話「舌切り雀」のように小さい方にこそレアが入っているのではないかと期待を高めますが、結果はいかに……。

　1つ目を開けると、なぜかポケモンカードのストレージ（保管用の箱）が。確認をしてみると、またもやノーマルカードが入っているようです。それ以外にも、店舗イベントの参加賞として小分けに用意していたであろう未開封のパックや、プレイマットが入っていました。

まさかのポケカストレージ

　そして、最後のダンボールを開けていきます。商品の概要説明には「定価で揃えようとした場合、50万円程の価値があると聞いています」との記載があったものの、ここまでレアカードが1枚も出ていない状況に思わず「ノーマル1枚＝1円くらいで換算されてないよな……？」と疑心暗鬼になるシモさん。「マジで何か入っててくれ！」と願いを込めて開封していきます。

定価で買ったら50万円相当とのこと

　入っていたのは、未開封のパックと、ポケモンカードのストレージ、そして缶のストレージの3種類。その内、ポケモンカードのストレージにはノーマルカードしか入っておらず、買い出しを担当したカワさんも「マジィ？」と叫んでしまいます。残るは缶のストレージ3本のみ。果たして、レアカードは入っているのでしょうか……。

ついに、目玉が登場！

　1本目の缶に入っていたのは、豪華景品が当たるキャンペーンのスクラッチカード170枚。これぞお店という商品にテンションが上がります。スクラッチを削ってみると、世界で1500個限定の特別スリーブや、6000枚限定の限定プロモカードが手に入りました。

キャンペーンのスクラッチカードが170枚も！

世界に1500個の限定スリーブが当選

　さらに、この缶でついにレアカードに遭遇！　相場が数百円程のカードが続く中、最後に出て来た約8万円相当（2024年12月3日時点の参考価格）の限定プロモカード「偽りの王　ヴィルヘルム」にシモさんは興奮を隠せません。実は、カワさんによるとこのカードがあることから、20万円超での落札を決めたのだとか。なるほどー！

ここに来て“一番の目玉”が！

開封終了→中身を確認していくも……

　残る缶にスリーブやノーマルカードなどが入っていたのを確認し、開封は終了。それからノーマルカードの仕分けをしたり、2つ目のダンボールに入っていたバラパックを開封したりしていきますが、その際に事件が。なんと計408パックを開封したにもかかわらずキラキラとした“光り物”と呼ばれるレアカードはたったの3枚しか出なかったのです。

バラのパックはまさかの（ほぼ）レアなし

　この不可解な状況に対しコメント欄では、何らかの手段によってパック未開封の状態でレアカードが入っているかどうかを見分ける「サーチ」が行われているのではないかという指摘が続出。ヤフオクやメルカリなどでは「サーチ」によりレアカード入りのパックがあらかじめ除外されて出品されていることがあり、2023年6月にはポケモンカード公式が注意を促したこともあります（関連記事）。

　今回の“引退品”においてサーチが行われているかどうかの真偽は不明ですが、シモさんは思わず「こういう店が淘汰される時代になったってことよな…」とポツり。しかし、それでも最後には「大満足」としめくくりました。

なんやかんや大満足な結果

“引退品”の購入には注意

　動画のコメント欄ではさまざまな意見が。「引退品はその人や店の歴史が感じられて良いですね！」「引退品に対して宝探しって言うのめちゃくちゃ良い」など開封自体を楽しんだという声のほか、「最初怪しい系かと思ったら　とりあえず良かった　と思ったらサーチパックで横転」「バラパックまでは良い出品者だなぁと思ってたのにw」「パック開封でゾッとしたわ…」と出品者のサーチ行為に対するやるせなさを吐露する声も上がっています。一方、「店舗のシングルカード用に箱を剥いて、光り物が上限全部出た後のパックを溜め込んだやつだろうし、しゃーないよね…」と意図的なサーチではない可能性を上げる声も見られました。

　動画の最後ではカワさんが「今回は運が良かったけど」と前置いた上で、「あくまで引退品は個人が販売している物なので商品説明や画像などでしっかり見定めて購入するように！！」と注意喚起をしています。実際に引退品の購入を考えている人は、お気を付けて……！