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» 2006年07月21日 00時05分 公開

猶予は7日間――それを過ぎては命はない「雨格子の館(仮)」

日本一ソフトウェアとフォグが共同で開発にあたる本作は、崖の上に建つ古い洋館を舞台とした、見立て殺人を行う犯人に知恵で挑む本格派推理アドベンチャーである。

[ITmedia]

 「流行り神 警視庁怪異事件ファイル」を発売した日本一ソフトウェアが新たに送り出す「雨格子の館(仮)」。「MISSING PARTS」を手がけたフォグとの共同開発である本作は、崖の上にそびえ立つ古い洋館が舞台となる。

 主人公・一柳和(いちやなぎなごむ)が訪れた古い洋館には、最近評判の謎の映画脚本家「帽子屋」の最新作のために集められた8人の俳優たちがいた。その夜、怪しげな物音に駆けつけると、洋館の温室に「復讐」の文字と謎の置物が……。止まない嵐、土砂崩れによって完全に孤立した洋館で、彼らの身に何が起こるのか? そして、「復讐」とは一体なんなのか? 古い洋館では、次々と犯行が行われていく。プレーヤーは犯行の「予告」と「見立て殺人」の謎を解き、殺人を未然に防ぎ、真犯人を指摘しなければならない。期限は7日間。プレーヤーの行動、推理によって、事件解決の形も、生存者の数も大きく変わっていく。誰が生き残り、誰が死ぬか……。それによって、展開するストーリーにさまざまな変化が起き、複数回のプレイでも飽きることなく推理できるとのこと。


ストーリー〜プロローグ〜

一柳 和(いちやなぎ・なごむ)。167センチ。58キロ。21歳。本編の主人公で大学生。山道で迷い、不幸にも館にたどり着いてしまった。普段から気が付くと途方に暮れるしかないような状況に陥っている事が多い、根っからの巻き込まれ体質で恐がり

嵐の中、山道で迷った一柳和(いちやなぎ・なごむ)は辿り着いた館の庭先で男の死体を発見するが何者かに背後から殴られ昏倒してしまう。

しかし、目を覚まし探しに行った時には死体はこつ然と消え失せていた。

館に集っていたのは、誰も正体を知らない謎の脚本家「帽子屋」に集められた役者達。

和はいまだ現れない9人目の役者に間違われそうになる。

そんな中、不審な物音を聞き行ってみたところ、

「復讐」と書かれた不吉な紙と黒猫の置物が温室に置かれていた。

一同は不気味な悪戯と、本気にしないが何者かが車のタイヤをパンクさせ、一同は不穏な空気に包まれる……。

翌朝、役者の1人が本当に死体で発見される。

しかも死体は何かを暗示するように奇妙な装飾がされた見立て殺人だった。

部外者である和と、同室に泊まっていた日織(ひおり)は、都合よくアリバイを証明出来る事がかえって怪しまれる立場に。

さらに館は崖崩れによって外界から孤立してしまう。

疑心暗鬼に陥り互いに接触を避けはじめる役者達。

自分を守ることで精一杯な彼らは能動的に犯人を探す余裕もなく、下山予定であった1週間後を怯えながら待つ。

次の殺人を阻止しようと奔走するのは、犯人の復讐とは無関係である和だけ。

「予告」と「見立て殺人」の謎を解き、殺人を未然に防ぎ、

真犯人を指摘することができるのか?

タイムリミットは7日間。

「それを過ぎちまったら犯人は――もう、誰も逃してはくれないでしょう」



洋館の秘密を解明し、見立て殺人を防ぐ

 主人公と数人の役者たちが事件に巻き込まれる舞台は、古い洋館と怪事件の舞台としては最適すぎるほど怪しい。かつて欧州の貴族の城を解体した一部を改装したものということで、犯人だけしか知らない秘密が随所に存在しているらしい。犯人は主人公以外の誰か。いまだ現れない9人目の役者かもしれないし、正体不明の「帽子屋」が誰かに扮していることも考えられる。疑えばきりがないほど全員怪しく見える。復讐を完全に遂げる前に、この凶行を止めなくてはならない。

 プレーヤーは、ゲーム中、自由に行動して洋館を探索できる。見立て殺人を未然に防ぐために、あらかじめ凶器を押さえてしまうことも可能だ。

日織(ひおり:役名)。178センチ。90キロ。役柄不明。常に着流しで飄然とした態度のつかみ所のない男。負傷した和の看病をかって出て同室に泊まった事から互いに唯一犯人ではないと知る相手となる
椿(つばき:役名)。175センチ。79キロ。執事役の青年。とってつけたような丁寧語を話すが、どうやら地は真逆の性格らしく興奮するとぼろが出る。那須が苦手らしい
鈴奈(すずな:役名)。157センチ。43キロ。双子の妹。姉の静奈に比べて活発でしっかり者。その分、大抵は姉のフォロー役になっている。ただし姉の事になるといきなり我を忘れる一面も

 上記した彼らのほかに役者は5人。那須(なす)、斑井(まだらい)、暗石(くらいし)、御陵(みささぎ)、静奈(しずな)が登場する。この中に犯人がいるのか。そして次に誰が殺されてしまうのか……。すべてはプレーヤーたる主人公の行動次第ということだ。

 本作では1日が経過するごとに、殺人犯が1人を殺していく。プレーヤーが「見立て殺人」を見抜き、ターゲットを守ることができれば、そのターゲットは生き残り、翌日以降の物語にも登場し続ける。ただしターゲットを特定できたとしても、それだけでは守ることはできないようだ。

 ゲームでは、7日間の間に犯人を特定し、指摘することが目的となる。1日の基本サイクルは以下のとおりだ。

  • 死体発見:前日の行動が誤りだった場合、狙われた人物が死体となって発見される。
  • 聞き込み調査:殺人についての聞き込みを生存している人物から行うことができる。
  • 睡眠:狙われた人物を寝ずの番で見張っていた場合、殺人は回避されるが、翌日必ず睡眠時間がとる必要がある
  • 任意移動:調査をメインとしたパート。次の殺人を阻止するために行動することが目的となる。キャラから情報を集めたり、洋館を調べることも、任意移動中に行う。
  • 犯人特定コマンド:「任意移動」、「夕方パートの自室」では、犯人を推理して状況を整理することで、犯人特定コマンドを実行可能。実行できれば、エンディングを迎える。

舞台となるは秘密が多い古い洋館

 物語の舞台となる山間の崖に建てられた古い洋館は、かつて欧州の貴族の城を解体した一部を改装したもの。数々の隠された秘密があると言われている。犯人は洋館の秘密を熟知しており、犯行に利用するケースもあるとのこと。自由行動の際は、洋館の中を注意深く観察する必要があるわけだ。もしかしたら秘密の抜け道や仕掛けが見つかり、事前に犯行を食い止めるきっかけとなるかもしれない。

洋館は一応地下1階、2階建ての構造。内部には応接室や食堂、書斎や各人の部屋などがあり、トイレやボイラー室など備わっている

雨格子の館(仮)
対応機種プレイステーション 2
メーカー日本一ソフトウェア
ジャンル本格派推理アドベンチャー
発売日2006年10月26日
価格7140円(税込)
プレイ人数1人
(C)2006 FOG/NIPPON ICHI SOFTWARE INC.


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