食べた桃の種を土に植え、4年育てたら…… 想像を超える成長→果実を大収穫する様子に「感動しました」「素晴らしい記録」(1/2 ページ)

投稿者さんの愛情をしっかり受けて成長!

» 2024年09月07日 20時30分 公開
[土屋真理菜ねとらぼ]

 食べた桃の種を植えてから、4年後までの成長記録を捉えた動画がYouTubeチャンネル「のりんご」に投稿されました。動画の再生数は91万回を超えています(記事執筆時点)。

食べた桃の種を植えたら、約4年後に甘すぎる桃がたくさん収穫出来た!/ How to grow peaches from seed

桃の種から再生栽培

 投稿者は、再生栽培などの家庭菜園に関する動画を公開している「のりんご」さん(@noringo)。以前は、食べ終わった南国の果物・マンゴーを、寒地で3年かけて育てる様子も話題となりました(関連記事)

 今回育てたのは桃の種。ある年の7月5日、白桃から種の殻をくりぬいて割り、種を取り出して土に植えます。約7カ月後には新芽が顔を出しましたが、途中で茎が茶色くなり「成長が止まってる?」と感じる時期も。

食べた桃の種を植えて4年後 桃の中にある種の殻
食べた桃の種を植えて4年後 割ると種が出てきます

 さらに試行錯誤して植え替えをし過ぎた結果、ついに葉っぱが全て枯れてしまうというアクシデントもありましたが……。諦めずに室内で育て続けたところ、翌年の春には枯れていた茎の下部から葉っぱが生えているのを発見! 驚くべき生命力で、その後も順調に育ってくれました。

食べた桃の種を植えて4年後 新芽が出た〜!
食べた桃の種を植えて4年後 枯れてきてしまいました……
食べた桃の種を植えて4年後 すごい生命力!

2年後には……

 それから大きな鉢に植え替えて、肥料を与えながら育てること2年、高さはなんと84センチに。5月にはもう一回り大きな鉢に植え替えて、鉢底に大粒の赤玉土7、腐葉土3の割合で入れると、苗は著しく成長していきました。

食べた桃の種を植えて4年後 ぐんぐん成長

3年後、人工授粉を試みる

 その後、種を植えてから3年が経過。11月にはほとんど落葉していましたが、同時に花芽らしき物を発見します。翌年桃の実が成ってもいいように、のりんごさんはさらに大きな鉢に植え替えました。

食べた桃の種を植えて4年後 きれいな花が咲きました!

 そして極寒の12月には完全に落葉するも、4月2日には美しいピンクの花が! そこで、のりんごさんは苗の花粉と、別で購入した花桃の花粉で人工授粉を施すことにしますが、その後花が落ちてしまいました……。それでも桃の実が成ると信じて、毎月緩効性肥料を与えることにします。

 1週間後、なんとぷくっとした緑の実が成っているのを発見! 湧いてくるアブラムシを駆除したり、サイズの小さい実は摘果したりしながら、懸命に育てます。次第に赤くなってきた桃に果実袋をかぶせ、実の成長を見守り続けました。

食べた桃の種を植えて4年後 小さな実が成りました!

「奇跡の桃」が誕生

 ついに、種を植えてから4年が経過した7月6日。実がだいぶ赤くなったので、袋を天気の良い日はネットに替えつつ、最後の色付けをします。たびたび訪れる暴風にも負けず、立派に成長を続ける桃に、のりんごさんは「奇跡の桃」と名付けることにしました。

 そして種を植えてから4年と12日、発芽してからは3年4カ月の月日がたち、いよいよ桃を収穫することに。種を植えたときには収穫の日が来るなんて想像もしていなかったのりんごさんが、感慨深い気持ちで袋を外すと……。なんと白桃の種を植えた桃は、立派な黄桃に育っていました!

 早速カットしてみると、桃はかなりやわらかく熟している状態。実自体も黄色く、まるでマンゴーのような色味とツヤです。その気になる味について、のりんごさんは「これは想像以上の甘さです!!」「こんなに甘い桃は今まで食べたことありません!」と絶賛。花桃で受粉したほうの桃も、同じぐらい甘かったといいます。すでに来年の花芽もついているそうで、次回の収穫も今から楽しみですね! なお、桃の詳しい育て方や、育った桃の糖度測定が気になる人は、動画をのぞいてみるとよさそうです。

食べた桃の種を植えて4年後 マンゴーみたいです!
食べた桃の種を植えて4年後 とびきり甘い桃が収穫できました◎

 のりんごさんの家庭菜園や再生栽培は、YouTubeチャンネル「のりんご」の他、X(Twitter/@noringo_ringo)からも見ることができます。

省スペースでOK!ペットボトルでもミニトマトは大量に収穫できます! | How to grow many cherry tomatoes in plastic bottles
プランターでもじゃがいもはたくさん収穫できます! | How to grow a lot of potatoes in a container
土は必要ありません!ペットボトルでもイチゴがたくさん育ちます! | How to grow strawberries in plastic bottles without using soil

画像提供:YouTubeチャンネル「のりんご」さん

オススメ記事

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/14/news019.jpg ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  2. /nl/articles/2412/10/news133.jpg 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  3. /nl/articles/2412/12/news089.jpg フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. /nl/articles/2412/14/news081.jpg 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  5. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  6. /nl/articles/2412/15/news002.jpg 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  7. /nl/articles/2412/14/news038.jpg 「釣れすぎ注意」 消波ブロック際に“カツオを巻いた仕掛け”を落としたら…… 驚きの結果に「これはオモロい!!」「こんなにとは」
  8. /nl/articles/2412/14/news063.jpg 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  9. /nl/articles/2412/14/news002.jpg 【今日の難読漢字】「男衾」←何と読む?
  10. /nl/articles/2412/15/news024.jpg おじいちゃん「昔はモテた」→孫は信じていなかったが…… “今では想像できない”当時の姿が140万再生「映画スターのよう」【米】
先週の総合アクセスTOP10
  1. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  2. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  3. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  4. 高校生のときに付き合い始めた2人→10年後…… 現在の姿に「めっちゃキュンってした」「まるで映画の世界」と1000万表示突破
  5. 大谷翔平の妻・真美子さん、ZARA「8000円ニット」を着用? 「似合ってる」「シンプルで華やか」
  6. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」 投稿者に感想を聞いた
  7. 高校生時代に父と撮った写真を、29年後に再現したら……再生数1000万回超えの反響 さらに2年後の現在は、投稿者に話を聞いた
  8. 散歩中、急にテンションが下がった柴犬→足元を見てみると…… 「そんなことあります?」まさかの原因が860万表示「かわいそうだけどかわいい」
  9. コメダのテイクアウトで油断して“すさまじい量”になってしまった写真があるある 受け取ったその後はどうなったのか聞いた
  10. 「やめてくれ」 会社で使った“伝言メモ”にクレーム→“思わず二度見”の実物が200万表示 「頭に入ってこない」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」