すべてはご主人様のために――戦うメイドが撃って斬ってと大暴れ:「THE メイド服と機関銃」レビュー(1/2 ページ)
SIMPLEシリーズにメイドが主役のスタイリッシュアクションゲームが誕生した。一見、梅干とウナギのように食い合わせが悪そうな気がする“メイド”と“アクション”だが、新たな化学反応から萌えは発生しているのか?
時空をかけるメイド
風のウワサで“メイドがご主人様を守るため、銃や剣を手にジョン・ウー映画ばりのスタイリッシュなアクションを見せるゲームが出る”と聞き、個人的にずっと気になっていた作品がある。それが本作「SIMPLE2000シリーズ Vol.105 THE メイド服と機関銃」だ。
本作でプレーヤーが操るのは、あらゆる戦闘機能にタイムトラベル機能を併せ持つ、少々天然ボケのメイドロボ「ユウキ」。このメイド、某ターミネーターよろしく、現代から過去へタイムトラベルしてきたという設定で、ロボなため迫り来る敵を容赦なく叩き潰す。凶悪犯罪がはびこる昨今、一家にひとりは置いておきたいと誰しもが思うパワフルなメイドなのだ。
ちなみにユウキがなぜ、過去へとタイムトラベルすることになるのかというと、ユウキの生みの親でありご主人様であるマサキ博士。その少年時代が敵に狙われ、ピンチに陥ったから。つまり、ユウキの目的はマサキ少年を保護することにある。
マサキ少年はショートカットに半ズボンというおぼっちゃまスタイルで、仮にプレーヤーが女性じゃなくても“守ってあげたい!”という気持ちが芽生えてくる。つまり本作は“ショタ萌え”というニーズにもさりげなく応えているわけだ。
例えば、マサキ少年が敵に捕まらないよう護衛しながら目的地に向かうという特殊ステージがあるのだが、ここでは彼がおびえる姿をたっぷりと堪能できる。ショタ萌え専用ステージと言ってもいいほどだ。と、ここまでショタ萌えを強調しておいてなんだが、筆者は残念ながらそちらの属性はないため、マサキには特別何も感じなかった。
仕草とミスマッチさに萌えるべし
タイトル画面でスタートを選択すると、ユウキが“お帰りなさいませ、ご主人様”とプレーヤーに話しかけてくれる(ちなみに声優はユウキ役に永田依子さん、マサキ役に皆川典子さん)。いきなり登場した萌えボイスの先制パンチに、筆者は早くもダウン寸前だったが、何とか気をとりなおして、戦うメイドさんことユウキのスタイリッシュな活劇を堪能すべく、プレイを開始した。ちなみに本作は全部で8ステージ存在し、各ステージにはボスが待ちかまえている。
ユウキのアクションはかなり豊富で、銃器での遠距離攻撃、剣での近接攻撃に加え、ジャンプ攻撃、前転や側転、ダッシュ突きなど、多彩なアクションが楽しめる。また前転や側転中に射撃を行うこともできるため、避けながら相手を攻撃するといったスタイリッシュなアクションも可能だ。
中でも特に注目したいのは「メイドスタイル」と呼ばれるアクション。このアクションを発動すると、ユウキがトレイを抱えお辞儀、ホウキでお掃除、お茶をくむなど、いくつかの萌えアクションを行い、アクション終了時までダメージを受けずにいると、CからSのランクで評価される。高評価を受けてステージクリアすると、ボーナスが入る仕組みだ。くるっと回りこちらに微笑まれでもしたらもう、思わず“2次元万歳!”と叫びたくなる。
メイドスタイル以外にも、各々のアクションにしっかりと萌えが含まれていることにも注目したい。例えば、剣による多段攻撃のバリエーションにある、ユウキの連続キック。ユウキが足をバタバタさせる仕草がなんともかわいらしい。またアクションのたびにユウキがしゃべるため、筆者のテンションは常時アップし続けている状態だ。
筆者が個人的にお勧めしたいが、対戦車ライフルを撃つ時の“お掃除しちゃいますよ!”と、敵の攻撃を食らいダウンしたときの“痛いです……”や“エッチ!”というセリフ。もう問答無用で、たまらなく萌えた! 何度も聞きたくてついダメージを受け過ぎ、ゲームオーバーになりかけることが数回あったほどだ。本作をプレイする場合は、ぜひ聴いてほしい。
いろいろなメイドさんの姿を楽しめるステージ群
ステージのバリエーションも豊富で、多彩なアクションで敵を倒していく一般的なステージに加え、狙撃のみで敵を倒すステージ、逃げる敵を車で追跡するステージ、前述したマサキ少年を護衛するステージなどがある。メイドさんがスナイパーとなり、カーチェイスまでこなしてしまうゲームは、そうそうないだろう。ミスマッチに思えるこの展開に、何だか引き込まれている筆者がいた。
各ステージは短く、オールクリアまでさほど時間はかからないだろう。ただし、手に入れた武器やポイントの引継ぎ、クリアによって現れる新たなモードなど、やり込み要素も用意されている。繰り返しプレイを前提に考えれば、全体的なボリュームはそこそこあるはずだ。特に、新たな衣装を手に入れた時は、思わず小躍りしてしまうほどうれしかった。
なお本作は、アクションゲームとしての面白さ以外にも、ユウキの少しずれた会話や、敵として登場するラウラのツンデレっぷりなど、演出面での見どころがたくさんある。その中から印象に残る場面を2つほど紹介しよう。



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
絶対にプラスチックのカップで「焼きプリン」を作るという執念 森永「焼きプリン」の製法特許がすごいと話題
13年外につながれボロボロのおばあちゃんワンコを保護 人間を信じ始める姿に涙「今まで苦労した分以上の幸せな余生を送れますように」
犬同伴OKのビュッフェに柴犬と行ったら…… 全く別の楽しみ方をしてしまう姿に「かわいいいいい」「気持ちよさそう」
入院で2週間不在だったママを待ち続けた猫、再会の瞬間…… 涙を誘う喜びあふれる“お返事”に「深い絆に涙が」「嬉しさがひしひしと」
同居猫のおしりを嗅いで「テメェ屁こいたなぁ!!!!!??(怒)」と理不尽ギレする猫の姿に抱腹絶倒「夜中に爆笑させないで」「名作」
遠藤憲一、保護犬を家族に迎える 「保護時には栄養失調と足に怪我を」悲しい過去も、ウキウキお散歩ショットにほっこり
愛猫が息を引き取る直前「ありがとう、楽しかったよ」と声を掛けたら…… 家族みんなが久々に集った夜の奇跡に涙
短編ホラーゲーム「8番出口」で“開発者も知らない異変”が発生し笑いと恐怖 「マジでホラー」「本物の『怪異』だ」
捨てられて真っ黒だった元野良猫が、家猫になった今では…… 真っ白で幸せいっぱいの暮らしに「ほんときれいな美猫さんに」「胸が熱くなる」
ミス東大の水着グラビアデビューに「東大まで行って」と失望の声 本人&現役グラドルも加わるネット論争に
- オール巨人、30年モノな“伝説の1台”に自負「ここまでキレイな車はない」 国産愛車の雄姿に称賛の声「気品がある」「凄くエレガント」
- 「明らかに写真と違う」 東京クリスマスマーケットのフードメニューが物議…… 購入者は落胆「悲しかった」
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 田中みな実、“共演した姉”の存在に反響「居るとは聞いていたけど」「激似やなぁ」 すらっとしたたたずまいに「品のあるお方」
- 藤本美貴、“全然かわいくない値段”のテスラにグレードアップ スマホ一つでの注文に「震えちゃ〜う!」
- マックで「プレーンなバーガーください」と頼んだら……? 出てきた“予想外の一品”に驚き「知らなかった」
- 伊藤沙莉、“激痩せ報道”の真相暴露→広瀬アリスの株が上がってしまう 「辱めったらない」告白に「アリスちゃん、ええ人や〜」
- 「あなたは日本人?」突然送られてきた不審なLINE、“まさかの撃退方法”に反響 「センス良い」「返しが秀逸」
- “鬼ダイエット”で激やせの「Perfume」あ〜ちゃん、念願の姿に「着れる日が来るなんて」と大喜び
- 900万再生のワンコに「電車で笑ってしまった」「つられてめちゃくちゃ笑っちゃうw」 “突然魔王になった犬”に腹を抱える人続出
- 「酷すぎる」「不快」 SMAPを連想させるジャンバリ.TVのCMに賛否両論
- 会話できる子猫に飼い主が「飲み会行っていい?」と聞くと…… まさかの返しに大反響「ぜったい人間語分かってる」
- 実は2台持ち! 伊藤かずえ、シーマじゃない“もう一台の愛車”に驚きの声「知りませんでした」 1年点検時に本人「全然違う光景」
- 大好物のエビを見せたらイカが豹変! 姿を変えて興奮する姿に「怖い」「ポケモンかと思った」
- 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
- 西城秀樹さんの20歳長男、「デビュー直前」ショットが注目の的 “めちゃくちゃカッコいい”声と姿が「お父さんの若い頃そっくり」「秀樹が喋ってるみたい」
- “危険なもの”が体に巻き付いた野良猫、保護を試みると……? 思わずため息が出る結末に「助けようとしてくれてありがとう」【米】
- 「やばい電車で見てしまった」「おなか痛い、爆笑です」 カメがまさかの乗り物で猫を追いかける姿が予想外の面白さ
- おつまみの貝ひもを食べてたら…… まさかのお宝発見に「良いことありそう」「すごーい!」の声
- 「3カ月で1億円」の加藤紗里、オーナー務める銀座クラブの開店をお祝い “大蛇タトゥー”&金髪での着物姿に「極妻感が否めない」