「SDガンダム Gジェネレーション・ポータブル」レビュー:ボリューム感、爽快感、達成感のどれもが大きく、ハマリ度の高いPSP版「Gジェネ」 (1/2)
1998年にプレイステーションで1作目が登場して以来、ガンダムファンを虜にしてきた「SDガンダム Gジェネレーション」シリーズ。その最新作はPSPでの発売となったが、タイトルは“ポータブル”でもボリュームたっぷり! やり込み要素も多くて、これはハマる。
初代ガンダムからSEED DESTINYまで、15作品のシナリオを網羅
ファンを自認するほどガンダムに明るくもないが、子供の頃にリアルタイムで「機動戦士ガンダム」を観ていた世代だけに、やはり刷り込みが相当強い。それだけに、こういうゲームにはついつい手が伸びる。ガンダム関連のゲーム作品が数々ある中でも、「SDガンダム Gジェネレーション」シリーズは、二頭身にデフォルメされたモビルスーツのコミカルさと、いろいろなシリーズ作品から機体やキャラクターをたくさん寄せ集めて遊んでしまおうという“ごった煮”感が大きな魅力。このほどPSPで発売された最新作「SDガンダム Gジェネレーション・ポータブル」では、その特色がいっそう極まったような感がある。
何と言っても圧倒されるのは、そのボリューム。今作でシナリオ対応作品として収録されているのは、「機動戦士ガンダム」や「機動戦士Zガンダム」など一連のテレビシリーズをはじめ、劇場公開作品の「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」、「機動戦士ガンダム F91」、またOVAで展開された「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」や「機動戦士ガンダム0083 スターダストメモリー」など、合わせて15作品。「機動戦士ガンダムSEED」や「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」など、近年の作品も網羅しているあたりは、新旧のファンに広く訴求できるものを目指したように見える。これらシナリオごと、原作に則ったステージが用意されており、中には「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」のように1ステージしかないものもあるが、15作品の合計では実に70ステージという大ボリューム。また、モビルスーツなどのユニットやキャラクターについては、シナリオ対応作品に登場するものだけでなく、ガンダム関連のノベルやコミックス作品などからもチョイスされており、その総数はユニットが1100体以上、キャラクターは750人以上にものぼる。
特徴的なのは、これら15作品のシナリオのうち、どれでも好きなものから始められるというところ。また、選択したシナリオの全ステージをクリアしていなくても、途中から別のシナリオをプレイすることもできる。たとえば、「機動戦士ガンダムZZ」(全4ステージ)の2ステージまでクリアしたところで、「∀ガンダム」(全6ステージ)を始めるなど、プレイする順番が制約されない。思い入れのある作品から始めるもよし、作品の年代順に遊ぶもよし、なのだ。
PSPのワイド画面を生かしたレイアウトで、各種情報を把握しやすい
ゲーム自体はオーソドックスなタクティカルシミュレーションで、グリッド状のマップに自分で編成したオリジナル軍を展開させ、ターン制で移動や攻撃を指示するというもの。今回はハードがPSPということもあって、ワイド液晶をうまく生かした画面レイアウトに特徴が見られる。マップ画面はポリゴンによる3Dではなく、真上から俯瞰した2D画面になったが、画面が広く使える分、敵や味方の位置関係を把握しやすい。また、各ユニットのステータスや武装などを確認したいときは△ボタンで閲覧できるが、その際、マップは表示したままでステータス画面が横から挿入される。画面の切り替えで待たされることがなくなり、さまざまな情報を素早く閲覧できて快適だ。
また、バトルシーンもワイド画面の広さを生かした演出になっていて、自軍と敵軍でスプリットされた画面のうち、アクションを起こしている側が大きく表示されたり、攻撃を受けた側が揺れたり、モビルスーツやそのパイロットの映像がカットインされるなど、ダイナミックな演出の数々にはほれぼれするほど。使用するモビルスーツや武器によってもモーションが違うほか、特定の組み合わせでのみ発生するエフェクトもあり、ひとつひとつをじっくりと堪能したくなる。ただ、バトルシーンを全部鑑賞しながらプレイしていると、ステージクリアまでの時間がどうしても長くなってしまう。バトルシーンは見たいけれど、さっさと戦闘を終わらせて次のステージへ進みたいという気持ちもあって、ジレンマに陥る……。

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