ちょっとした時間にササッと遊べる、パズル要素満載のオンラインアクションRPGが登場「エレメンタルタワーズ」レビュー(1/2 ページ)

シンプルルールで気軽に遊べる、小粒だけどピリリと辛いゲームが登場。数人でパーティーを組み、ダンジョンへ冒険に出かけるMOタイプの本作は、アクションRPGが登場ながらパズル要素満載。先日行われたβテストで、どんなゲームなのかを体験してみました。

» 2008年03月07日 13時00分 公開
[ITmedia]

エレメンタルの力が溢れる天高き塔に挑め!

画像 魔法使いとなって、モンスターがあふれる塔の最上階を目指す。少人数プレイスタイルのファンタジーRPGだ

 SEモバイル・アンド・オンラインが運営する「エレメンタルタワーズ」は、エレメンタルの力が満ちる塔の攻略を目指す、ダンジョン探索型のオンラインアクションRPGだ。昨今の主流であるMMORPGではなく、最近では珍しくなくなった“MO”と呼ばれる少人数同時プレイスタイル。まとまった時間がないと楽しめないMMORPGに比べて、10分ぐらい時間があればそれなりに楽しめるという、気軽に遊べるのが大きな魅力だ。

 今回の記事は、本サービスに先行して行われた、クローズドβテストの体験リポートだ。公式サイトを覗いてみると、かわいらしいデフォルメキャラクターとモンスターが登場するようだけど……さてさて、どんなゲームなのだろうか。

分身出るキャラクターは見た目もこだわらないとネ

 まずは、自分の分身となるアバターキャラクターの作成だ。性別、顔つき、髪型などを選択していく。キャラクターにはスタミナやすばやさといったパラメーターがあり、レベルアップ時にポイントを振り分けて成長させていく仕組みだ。キャラクター作成時にはパラメーターの変更は行えないため、キャラクターが成長するに従って個性が出てくる仕組みだ。

 キャラクターの衣装は、ショップで購入することができる。衣装は外見が変化するだけでなく、パラメーターも上下する。弱点を補ったり、長所を伸ばしたり、自分のプレイスタイルに合った衣装を選ぶといいだろう。

画像画像 アバターキャラクターの装備を変更中。プリンスクラウンの性能は……ふむふむ。なかなかいけてるかもしれない

魔法陣を設置して、モンスターをおびき寄せろ

画像 魔法陣に追い込んだら、モンスターが気絶した! これこそ追い打ちのチャンス。もう1回魔法陣をお見舞いしてやろう

 キャラクターを作成したら、いよいよゲームの世界へ。筆者が最初に感じた印象は、「アクションRPGというよりも、アクションパーティーゲームに近いかも?」だった。

 プレイヤーはキャラクターを操作して、正方形のタイルに区切られたフィールドを前後左右に移動し、目前の1マスに魔法陣を敷く。魔法陣にモンスターやキャラクターが入ると魔法が発動し、ダメージを与えられる。敵の動きを予測して魔法陣を仕掛けたり、魔法陣を敷いた後にキャラクターを移動させて敵を誘い込む……というのが、基本的なテクニックだろう。

 文章で説明するとイメージしづらいかもしれないが、直接攻撃ができないという点を見ると、「ボンバーマン」のようなゲームに近いかもしれない。フロア中にいる敵をすべて撃破するか、出現するクリスタルを集めてキークリスタルを出現させ、そこにたどり着くことでフロアクリアとなる。なお、特殊な条件を満たすとクリアできるフロアも存在する。

 1つのフロアをクリアするまでの時間はおおよそ10〜30分程度で、クリアするごとに「街に戻る」か「先に進む」かを選択できる。経験値やアイテムは、街に戻ったタイミングで入手できるシステムのため、途中でうっかりゲームオーバーになってしまうと、かなりガッカリする結果が待ち受けている。手に入れたアイテムは失われるし、入手できるはずだった経験値も大幅に減らされてしまうのだ。経験値やアイテムを大量に稼いだ後、進むべきか、戻るべきか、といった戦略も本作では重要なのだ。

 ちなみに、一度タワーから脱出すると、再び1階からチャレンジしなくてはならない。ただし、何階か攻略するごとに、その階までワープできるアイテムを手に入れることができるので、制限付きながらショートカットは可能といったところか。慣れないうちは、このアイテムを手に入れたら一度街に戻る、ぐらいの感覚でやるといいだろう。

6つのエレメンタルがゲームを支配する

画像 属性のある床は色が違うので、すぐに分かる。どんな属性を持っているのかは上に乗った時に画面上部に表示される

 本作で重要なのは、「エレメンタル」をいかに使いこなすかだ。エレメンタルとは、魔法書、武器、防具、モンスター、フロア中の床などさまざまな場所に設定されている属性のことで、全部で6種類ある。

 この6つの属性は、光と闇、火と水、土と風がそれぞれ反発する関係となっている。反発する属性をぶつけると大ダメージを狙えるし、逆に同じ属性ならばダメージが軽減されることになる。つまり、強大な敵と戦う時にはこの属性の概念が攻略の鍵となるわけだ。

 なお、反発する属性の床にモンスターが乗っている時はプレイヤー側が有利、同属性の床にモンスターが乗っている時はモンスター側が有利なので、魔法陣を仕掛ける時は床までチェックしたい。

 実際に遊んでみると分かるが、この属性、軽く見ていると痛い目にあうほど影響が大きい。使う魔法書に合わせて装備をそろえればMPの節約になるし、ある属性に傾いた属性の防具を着ていると、モンスターの不意打ちを受けて即死……なーんてこともありえるのだ。筆者は実際、風の装備を着て遊んでいる最中、横から走ってきた土属性の敵にポコっと殴られて即死してしまうことがあった。せっかく手に入れたアイテムも経験値も失っので、大いに後悔した……。いいところだったのに……。ぐすん……。

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