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» 2009年09月10日 18時15分 公開

酔わない人には分からない「3D酔い」のツラさ――克服する方法は?日々是遊戯

「3Dのゲームで遊ぶと酔ってしまう」という人、いませんか? そんな「3D酔い」の克服方法、教えます。

[池谷勇人ITmedia]

最終的には「慣れ」!

 おかげさまで僕はそういうものに縁がない人なのですが、世の中には「3D酔い」というものがあって、しかもけっこうな数の人が悩まされているのだそうです。

 「3D酔い」というのは文字どおり、3Dゲームを遊ぶことで、頭痛や吐き気といった、いわゆる「乗り物酔い」と同じような症状が出てしまうことを指します。中には僕のようにまったく平気な人もいれば、ほんの数分間遊んだだけでもうダメ……という人もいて、症状が出るかどうかにはかなり個人差がある模様。一般的にはどうやら、三半規管が実際に感じている「動き」と、視界が捉えている画面内の「動き」のズレが、こうした「酔い」を引き起こすものだとされているようです。

 そんな「3D酔い」ですが、果たして克服する方法はあるのでしょうか。「2ちゃんねる」の「3D酔いを克服する方法を教えてください」スレッドから、これはと思ったものをいくつか抜粋して紹介してみたいと思います。

  • 酔い止め飲め
  • 異常が出てきたら即止める。んで治ったら続きやる。コレの繰り返しで慣らすしかない
  • テレビから2メートルくらい離れる
  • 画面全体が視野に入りきらないデカイTVでやると酔いにくいよ
  • なるべく主人公が小さいTPSゲームで慣らす
  • 一カ所を集中して見続けない
  • 酔い止め薬飲む。で、「効いたー!これでびっくりするほど酔わない!」を三回叫ぶ
  • 座って自分の目線よりやや下にテレビ画面中央がくるようにする
  • 急激な視点変更をする時は画面から少し目を逸らす
  • 向く方向をイメージしながらなるべくゆっくりと視点を動かす
  • 酔わないコツはズバリ「画面を追わない」。動く画面を無理に凝視して認識しようとしないで残像としてありのまま受け入れる
  • 気持ち悪くなっても面白いから意地でプレイしてたら、いつの間にか慣れてた
  • 自分は酔いやすいって思い込みも影響してそうだな
  • ガムを噛め!

 ――ということで、寄せられたアドバイスの中で多かったのはやはり「慣れろ」というもの。3D酔いの大きな原因のひとつが、キャラクターや視点を思うように操作できず、自分でも予想していない方向に画面が向いてしまうこと。とにかくゲームや操作に慣れ、思うように視点を動かせるようになれば、自然と3D酔いも克服できるのだそうです。

 とは言っても、ある程度操作に慣れるためには、どうしても長時間にわたってそのゲームをプレイする必要があります。そもそも最初から長時間プレイに耐えられるなら、3D酔いになど悩まないわけで……。

 で、そんな時に有効なのが、ちょっと意外ですが「酔い止め薬」。乗り物酔いと3D酔いとでは微妙に「酔い」のメカニズムが異なるそうですが、スレッド内では「市販の酔い止め薬でもしっかり効果は得られる」という意見もちらほら。効くかどうかは人によるかもしれませんが、酔い止め薬で症状を予防・軽減しつつ、まずはとにかくゲームに慣れる、というのが単純ながらも有効な手段と言えそうです。

 またこうした「酔い」には、「酔ってしまうかも……」という心理的ストレスも大きく影響しているそうなので、逆に一度克服してしまいさえすれば、心理的な枷が外れて、以降は他のゲームをプレイしても酔いにくくなるのだとか。またFPSなどのジャンルでは、ひとたび操作方法やセオリーを覚えてしまえば、他のゲームにもある程度応用がきくので、これまた酔いにくくなります。まあ、要するにやっぱり「慣れろ」というのが究極の克服法みたいですね。

 ただし中には、生まれつき三半規管が弱い人など、フィジカル面に原因がある場合もなくはないため、上記の解決策はあくまで参考ということで。無理だと思ったら、時には素直に退きさがるのも大切ですよ。

特に苦手な人が多いFPS。慣れれば面白いんですけどね……
最近では映像が進化し、リアルになったため余計に酔いやすいとの声も
まずは三人称視点のゲームで慣れるのも有効です

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