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GBアドバンスプロダクト発表会に発売直前ソフト集結
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任天堂は本日(3月7日),都内において「ゲームボーイアドバンスプロダクト発表会」を開催した。会場には,27種類のGBアドバンス用タイトルが並び,壇上から任天堂のトップが戦略を明らかにした。
この発表会において,同社の副社長・浅田篤氏は,「3D時代ゲームの複雑化に伴い,ユーザーのゲームに対する意識が減退している」と,最近ゲーム事情について指摘。同時に開発費の拡大により,ゲームソフト販売のリスクが大きくなって,ビジネスとして成立していないとも話す。
こうした背景の中,任天堂の出した答えが「ゲームボーイアドバンス」だという。性能の向上によるコンテンツ開発の広がりだけでなく,開発費の軽減を実現できると胸をはる。そのメリットが事実であることが,日本のゲーム史に類を見ない,本体同時ソフトが25本ということからも分かる。
浅田氏によれば,3月21日の日本に続き,米国で6月11日(99.95ドル)にGBAを発売する計画だ。さらには欧州・豪州でも米国と同日発売を狙っているという。
また,ゲームボーイアドバンスの提供する新しい遊びについても説明。1カートリッジで4人が同時にプレイできることや,携帯電話との連動ができるGBアドバンスを提供することで,「ゲームを通じた人とのつながり」を今後も推し進めていくことも宣言している。
さらに,「メトロイド」「マリオ」といった同社のゲームキャラクターをアドバンスでも展開していく計画だ。詳細は明らかにされなかったが,「キャラクターなど任天堂が培ってきた伝統を継承するとともに,いい意味でユーザーを裏切る新しいゲームの遊び方を提供する」(任天堂・岩田氏)というから,今後の展開から目が離せない。
その新しいゲーム展開の一部については,この後壇上に立った石原氏が,「ポケモン」のGBAでの展開を説明したときに垣間見ることができた。
その「ポケモン」のGBAでの展開や,会場でプレイできたゲームの詳細は,下記一覧のリンクを参照のこと。
●GBアドバンスプロダクト発表会詳報
・「評価」と「期待」を一身に背負うGBA
・発売1年後に全世界で2400万台の出荷目指すGBA
・GBA同時発売を含む27タイトルも準備万端!
・GBA発表会で展示されたソフト27タイトル全リスト
・カードリーダーに新作,GBAのポケモン展開が明らかに
[SOFTBANK GAMES]
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