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Xboxのパートナーデモに各社クリエイター集結
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2001年8月27日 |
本日(8月27日)行われた「Xbox Conference 2001 Summer」では,新規参入メーカーの発表(別記事参照)に続いて,既にパートナーとして発表されているXboxタイトルの最新デモンストレーションが行われた。
まずは,E3で参入を発表したカプコンからは,同社第二開発部部長で,「鬼武者」のプロデューサーの稲船敬ニ氏が登場。
稲船氏は壇上に立ち,「PS2では納得できなかった,難易度やゲーム性を変えて,PS2の焼き直しではない」と語った。
続いて,コナミコンピュータエンタテインメント東京からは,シリーズ完全版「サイレントヒル2 最期の詩」の制作1部部長・北尾剛三氏(左写真)が挨拶。「Xboxではテクスチャが鮮明に出て,恐怖が演出できるので助かった。最高の恐怖,質の高い恐怖を提供する」と話した。
次に同社の「エアフォースデルタII」のディレクター神子敏康氏(下写真)も登場。「ビジュアル面に関しても,Xboxの高度な映像表現を生かした,ハイクオリティ作品を目指す」とのこと。
セガ関連の開発会社からは,ワウエンターテインメントとスマイルビットが登場。ワウの中川力也社長は,「Sega GT2002(仮)」を。スマイルビットの川越隆幸制作部長は「GUN VALKYRIE」と「JET SET RADIO FUTEURE」をそれぞれ紹介した。
「『伝統』『伝説』『血統』がSega GT2002のテーマ。今回は,特に開発者がこだわりを持っている車種を厳選して収録する」(中川氏)というコメントに合わせ,画面上ではガレージ内に置かれた登場車種を紹介。ガレージ内の照明やファンの影が,車のボディにリアルな陰影を描く様子を披露した。
「GUN VALKYRIE」は,Xboxの2本のアナログスティックを「移動」と「照準」にそれぞれ独立して割り当てたアクションシューティング。デモ映像では,女性と男性の2種類のキャラクターが,機動アーマーを身につけ,荒廃した惑星上を派手に飛び回る様子を流していた。
一方,2Dと3Dが融合した「マンガディメンション」と呼ばれる表現方法で独特の世界観を確立した「JET SET RADIO FUTURE」は,Xbox用オリジナルの新技「ブーストダッシュ」や同じくオリジナルの「マンガブラー」なる新エフェクトを搭載した,ストリートが舞台のアクションゲーム。今回は「自由度」と「爽快感」を前面に押し出した長時間のデモ映像を公開し,着々と完成に近づいていることをアピールした。
そして,パートナーデモのトリを飾ったのは,テクモの「DEAD OR ALIVE 3」だ。SOFTBANK GAMESで公開している最新映像からも,そのグラフィックの美しさは十分に伝わっていることと思うが,今回の発表会では,テクモの板垣氏により,Xboxの実機を使ったデモンストレーションを披露した!
あの映像が,実際にXbox上で動いている様子を見ることができたのだ。まだ開発途上ということで,動きにぎこちない部分も残っていたが,今回初披露というエアロスミスによるテーマ曲に合わせて作られたオープニングムービーは格好良かったぞ! オープニングに続いて,キャラクターをコントローラーで操作しながらのデモンストレーション。米国でも,日本でも本体と同時発売になるという「DOA3」が,Xboxのキラータイトルとなり得ることを十分に予感させる内容だった。
パートナーデモンストレーションで紹介されたタイトルは,いずれも既に発表済みのものばかりだったが,それぞれに,本体発売に向けて制作が着実に進んでいることを実感できた。
■Xbox Conference 2001 Summer■ ・速報:Xboxの日本発売日は2002年2月22日! ・リッジレーサーや真・女神転生がXboxで登場! ・Xbox用ソフトの画面写真を多数掲載! ・「Xboxに期待」新規参入メーカー3社がコメント ・Xbox本体同時発売ソフトは12〜20本 ・Xbox最終スペックが明らかに! ・Xbox本体同時発売ソフトは12〜20本 ・新要素が垣間見れたXbox「幻魔 鬼武者」 ・JDCがXbox向けソフト開発支援のファンドを設立 ・Xboxのパートナーデモに各社クリエイターが集結 ・日本向けXboxコントローラーは使いやすかった! ・MS大浦常務「Xboxは変わらない楽しさを提供」
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