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「MSの辞書に負けの文字はない」MSと質疑応答
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2002年6月11日 |
マイクロソフトが行った「Xbox Conference 2002 Summer」の最後に行われた質疑応答の模様をここに再録! プレス関係者の鋭い質問に,大浦氏をはじめとするマイクロソフト側では,どう答えたか? 新生Xboxの展開を占うやり取りをみてみよう−−
Q:現在までのXboxの販売台数と「Xbox Live」を軸に,どれぐらいの販売台数を目標にしているのか?
MS:ワールドワイドでしか答えられないが,今年の6月で350万台から400万台というところ。Xboxでどれだけ台数を増やすかということに関しては,伸ばすところまで伸ばしたい。
Q:競合プラットフォームと,ネットワーク上でどのように戦っていくのか?
MS:日本国内でのブロードバンドユーザーは400万。「Xbox Live」は問題なく立ち上がると考えている。Xboxは,既にブロードバンドを利用しているユーザーがどんなISPであっても,Xboxのスターターキットさえあればすぐに繋がる。こうしたISPに依存しないところが,Xboxの大きな武器となるはずだ。
Q:資料に(MSの)国内開発チームがオンラインRPGとオンラインフィッシングゲームを作っていると記されているが,どのような状況なのか?
MS:宮田(氏)のチームが開発をしているが,まだ具体的な説明をすることはできない。今度のTGSあたりで詳しく発表したいと思っている。
Q:SCEが,E3で発言した「ゲーム戦争が終わった」についての反論があれば。
MS:本当にゲーム戦争が終わればいいですね(笑)。MSは「スッポンのようにしつこい」というのが,社風としてあるり,われわれの哲学でもある。とりあえず1番になるまでわれわれはやめない。引き続きチャレンジャーとしていろんなことをやっていこうかと思っている。
Q:家庭内でブロードバンドーアクセスを使うユーザーは,ルータで分配してPCと(Xboxを)共有するケースが多いと思うが,問題ないのか?
MS:設計上問題はない。現状で国内のDNSプロバイダーと接続検証をしている段階。
Q:「勝つまで」と言うが,勝つまでの経緯をイメージでいいから教えてほしい
MS:われわれがやりたいことは,ゲーム業界が持つ1つのパイをSCEや任天堂とMSで取り合うということではなく,インターネットがキーワードになって(ゲーム機が),かつてのワープロのように市場を急激に拡大できるのではないか,ということ。 ただし,「Xbox Live」によってオンラインでゲームマーケットを大きくしたら,その新しい層をMSがとっていく。だから「負け」という言葉はMSの辞書にはない!
Q:E3で「Xbox Live」のβテスターが,今年の夏から全世界で開始と発表されたが,日本ではいつからなのか?
MS:具体的に日付などは決まっていない。米国と同様に一般ユーザー向けのβテストを始めようと思っている。具体的には追って発表することになるだろう。
[SOFTBANK GAMES]
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