米Rumbus，SCEIなど3社に新技術を供与

2003年1月7日

　メモリ設計会社の米Rambusは，ソニー，ソニー・コンピュータエンタテインメント（SCEI），東芝との間でライセンス契約を締結した。この契約により，Rambusはコードネーム「Yellowstone」「Redwood」と呼ばれる新技術を“Cell”にライセンス提供する。

　提供される技術のうち，「Yellowstone」は現在，市場最速のDDRメモリを大きくしのぐ3.2GHzのデータレートを達成しているもの。一方の「Redwood」は「複数のチップ間の超高速パラレルインタフェース」とされ，最新のプロセッサバスの約10倍のデータレートを実現しながら，消費電力は低く抑えられている（プレスリリースより）。

　SCEIの久夛良木健社長は，今回の合意に関し「Direct Rambus技術はPS2のために欠かせないもの。この技術によって，われわれはハイエンドシステムからデジタル家電製品に至るまでの広範にわたるアプリケーションやプラットフォームを作り出すことが可能になる」とコメントしている。

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