意外に死なない!? 「みんなでスペランカー」を触ってきた:日々是遊戯
「TGS 2008」のアイレムブースで、初公開となるプレイアブルバージョンが出展されていた、PS3専用ソフト「みんなでスペランカー」。ちょっと今さらですが、会場で実際に触ってみた感想をお届けします。
先生は相変わらずですが、ちょっと親切になってる印象
10月9日から12日にかけ、幕張メッセにて開催された「東京ゲームショウ2008」。その会場で、PLAYSTATION Store専用ソフトとして25年ぶりに蘇ることが決定したPS3「みんなでスペランカー」を触ってきた。
今回出展されていたのは、ステージ1のみプレイ可能なお試しバージョン。グラフィックは昔ながらの「クラシックモード」と、よりリアルに進化した「リニューアルモード」の2種類から選択することができ、最初はとりあえず見慣れた「クラシックモード」を選んでみた。
そしていざ、洞窟探検へ! 開始直後、お約束とは思いつつも、つい衝動を抑えきれずゴンドラから一歩足を踏み出してみる。次の瞬間、耳慣れたジングルとともにさっそく1人目死亡。ああっ、やっぱり死んだ! それでこそスペランカー先生!
相変わらずの虚弱体質ぶりに安心(?)したところで、2人目からは真面目にプレイすることに。ゴンドラ、ロープ、トロッコ、コウモリ、ガス……見慣れたトラップに注意しながら、今度は慎重に洞窟内を進んでいく。幽霊は距離を取ってマシンガンで撃破。コウモリには途中で拾ったフラッシュ弾をお見舞いする。そして最後はお約束、後ろから転がってくる大岩から逃げつつゴールへ向かってまっしぐら! ――って、慎重に進みすぎて普通にクリアしてしまった!! とりあえずステージ1では最後の大岩以外に新しい仕掛けはく、またトラップの配置もファミコン版ほどいやらしくはないため、かつてほど「すぐ死ぬ」ゲームではなくなっている印象。ちょっと意外かもしれないが、「案外死なない」というのが今回体験してみての正直な感想だった。もっとも、全部で100面まであるらしいので、後半はどうなっているか分からないが……。
その後リニューアルモードでも遊んでみたり、わざといろんな「死に方」を試してみたりして気付いた点としては――
- 時折出現する巨大ゆうれいは、マシンガン1撃では倒せない
- リニューアルモードでは、死に方によってやられモーションが変わる
- 怪しげな行き止まりで爆弾を使うと、壁が崩れてダイヤモンド(取るとスコアアップ)が出てくることがある
- オプションで「ロープアシスト」をONにすると、ロープ渡り中に左右を押してもロープから落ちなくなる
――といったところ。特にロープアシストの効果は絶大で、これひとつで難易度が一気に下がるので、アクションが苦手な人は活用してみてもよさそう。残念ながら今回のバージョンでは、本作の特徴のひとつである「マルチプレイ」は体験できなかったが、製品版ではしっかり4人プレイ可能とのことなので、こちらも期待したいところだ。
ということで以上、ちょっと今さらですが「みんなでスペランカー」プレイリポートでした。日々是遊戯(というか筆者)では、これからもアイレムとスペランカー先生を応援していきたいと思います。
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