「電脳戦機バーチャロンマーズ」イベントにカトキ氏登場！

　セガブース内特設ステージでは，この話題作の製作コンセプトや，その制作秘話を聞けるイベント開催され，開発プロデューサー・亙重郎氏を初め，メカニックデザイナーのカトキハジメ氏，開発プロデューサーの山下信行氏の3名による，トークイベントが行われた。

「電脳戦機バーチャロン マーズ」は，火星を舞台に，バーチャロイドたちの激しい戦いが繰り広げられるもので、プレイヤーは組織の一員として戦いに参加することになるのだ。

　プロデューサーの亙氏は，｢今までは対戦型ゲームの面白さにこだわっていたが，最新作のPS2版では，ドラマ性やストーリー性を盛り込み，コンシューマーゲームとしての面白さを追求した｣とコメント。巨大スクリーンでプレイされたデモ版には，ミッションの説明や，戦いをサポートしてくれる寮機が登場し，従来にない新たな世界観を演出していた。

　また，スクリーンに新型テムジンが表示されると，会場からは大きなどよめきが！　メカデザインを担当するカトキハジメ氏は、「今までのゲーム機では，マシンパワーの問題でできないラインもあったが，今回は弾けました（笑）」とコメント。

　しかし，実際は画面上には同時に4機もバーチャロイドが登場するので，制約的にはあまり変わってないとも説明していた。

　山下氏が，自らTGS用に用意されたデモ版をプレイ！パットを使った機体制御を詳しく解説してくれた。

「電脳戦機バーチャロンマーズ」では，基本的に十字キーと，○，□，×の3つのボタンを使用して操作することが可能だ。

　□ボタンを押すと，そのときの最適な攻撃方法で敵を攻撃することが可能。○ボタンはジャンプボタンとされているほか，短く押すことで，機体を敵の方向に振り向貸せることができる。そして十字キーを押しながら×ボタンを押せば，バーチャロンの特徴でもある，高速移動が可能となるのだ。

　今回の単純化された操作システムにより，初めての人でも，バーチャロンのアクションや操作感が楽しめるぞ。

　続いてデモプレイが行われたが、前日は4ステージ目の敵を倒すことができなかった山下氏「今日こそは勝つ」と気合い十分だったが，なんとステージ3で撃破されてしまうハプニングが……。もちろん速攻でコンテニューした後は順調に見事全4ステージをクリアし，ほっとていたぞ。

　セガブースには，人間大の新型テムジンがディスプレイされているほか，デモプレイにも使用されたTGSバージョンをプレイできる試遊台が8台用意されていた。

　しかし，その人気は凄まじく，最大2時間待ちの行列ができていたぞ。開発状況は，現状で10％とのことだが，現在2003年発売に向けて鋭意開発中。

　PS2の戦場で闘うこととなった「電脳戦機バーチャロン」最新作，ファンはもちろん，今までセガ系のハードウェアの購入を怠ってきた不幸な人たちにもお勧めの一本となりそうだ。