皆をつないで世界がつながる 「ドラクエX」はオンラインゲームのハードルを下げるか:Wii/Wii Uで発売、3DSとの連携も
「誕生25周年 ドラゴンクエスト新作発表会」において、Wii/Wii U対応ソフト「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」が発表された。
9月5日、Wii/Wii U対応ソフト「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」の発売が決定した。シリーズでは初のオンライン対応となる。Wii版は2012年発売を目指し開発が進められている(Wii U版は未定)。
パークハイアット東京において行われた「誕生25周年 ドラゴンクエスト新作発表会」では近日中にテストプレイが体験できるβテスターの募集も予定されている。
発表会にはアーマープロジェクト ゲームデザイナー堀井雄二氏をはじめ、スクウェア・エニックス ドラゴンクエストシリーズ エグゼクティブプロデューサー 三宅有氏、同社「ドラゴンクエストX」プロデューサー 齊藤陽介氏、同社「ドラゴンクエストX」ディレクター 藤澤仁氏、そして任天堂代表取締役社長 岩田聡氏が登場。まずはじめに三宅氏と堀井氏が累計5800万本以上の出荷実績を誇るドラクエシリーズ25周年の軌跡を振り返る。
ドラクエの思い出の中には、友人と進行具合の報告や攻略について話した記憶と結びついているものも多い。それはプレイすることでコミュニケーションが成立していたことを意味していた。「ドラゴンクエストIX」の「まさゆきのちず」を例に、堀井氏自身もちず欲しさに新宿駅周辺をうろついたものだと振り返る。「ドラゴンクエストX」では、そうした他者とのコミュニケーションの再定義へと踏み込んだものとなる。
Wii/Wii U対応ソフト「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」は、そのタイトルにあるとおり、5つの魅力あふれる種族が中心に物語が紡がれることになる。舞台となるのは5つの大陸からなる「アストルティア」。「オーガ」「ウェディ」「エルフ」「ドワーフ」「プクリポ」の5種族からキャラクターを選ぶことができ、転職システムも健在だ。発売後には新職業や新クエスト、季節ごとのイベントなどの追加配信も予定している。
堀井氏は仲間とプレイしている“感じ”を表現してきた本作だからこそできるオンラインゲームの進化系を目指している。また、温かい世界を作ろうとも。ただし、メリット・デメリットともにあることも理解している。AIの仲間ではなく、人間相手だとなにかと気を使うことも多いだろう。だからこそ気軽にログインして気持ちよく遊べることに注力しているのだそうだ。
プロデューサーを務める齊藤氏は、「新しい感動」と「ずっと遊べる喜び」と、そして「安心して遊べる信頼」が本作を制作するにあたっての根幹だと紹介。オンラインの向こう側への気づかいとプレイヤー自身への安心感を強調した。AIで動くキャラクターを酒場で募集し、彼らを連れて1人で遊ぶこともできるし、自身を酒場に預けて他プレイヤーに育ててもらえるといったシステムがあることからもその一端がうかがえるのではないだろうか。
オンライン要素としては、フィールドで他のプレーヤーと会話ができ、戦闘中他のプレイヤーを応援してテンションをあげることができる。戦闘中に万が一力尽きてしまっても他プレイヤーへ助けを求め蘇生してもらうことも可能とか。生活面も充実しており、錬金で装備を自作でき、それを売ることができたり、自分の家を持ちそこへ招待することもできるようになるそうだ。
なお、本作はシリーズ初となる自社開発となる。WiiおよびWii Uへの対応だけでなく、すれちがい通信といったニンテンドー3DSへの連携も視野に入れている。今後、公式サイトなどでβテストへの参加者を募る予定だ。
発表会には、任天堂の岩田聡社長もゲストとして登壇。「かつてユーザーには敷居が高かったRPGというジャンルで国民的ゲームとなった実績を持つだけに、『ドラゴンクエストX』が、オンラインゲームを変えていってくれるのではないかと楽しみにしている」と、本作でも社会現象となってほしいと期待を寄せた。
「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」は、Wii版が2012年発売予定。USBメモリーを必要とする。価格や利用料金については未定。基本プレイ人数は1人だが、1ユーザーにつき3キャラクター作成することができる。Wii U版についてはすべて未定。
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「ドラゴンクエスト」プレス発表会にて、ゲームデザイナーの堀井雄二氏が「『ドラゴンクエストX』はWii用ソフトとして開発を進めている」と発言した。
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