カプコンの注目タイトルをプレイしてきた――「ドラゴンズ ドグマ」「アスラズラース」「STREET FIGHTER ×(クロス) 鉄拳」TGS2011

「モンスターハンター3(トライ)G」のプレイアブルコーナーが大盛況なカプコンブースだが、他にも注目の新作が目白押し!その中から3タイトルをピックアップしてプレイしてきたので、その模様をリポートしよう。

» 2011年09月17日 13時27分 公開
[仗桐安,ITmedia]

これぞファンタジーアクション! 「ドラゴンズ ドグマ」

画像

 「ドラゴンズ ドグマ」は完全新作のアクションゲーム。ファンタジー世界で臨場感たっぷりの冒険を楽しむことができる意欲作だ。

画像 ビジネスデーでは試遊するまでに30分くらいかかった。土日はさらなる混雑が予想される
画像 ドラゴンのオブジェが一際目立つ「ドラゴンズ ドグマ」コーナー

 本作のプレイヤーキャラは大きく分けて近距離型の“ファイター”、中・遠距離型の“ストライダー”、魔法を操る“メイジ”が存在する。今回のプレイアブルコーナーでは、ストライダーとなってフィールドでグリフィンと戦うクエストと、ファイターとなってダンジョンでキメラと戦うクエストが用意されていた。筆者はファイターを操るダンジョンクエストを選択し、キメラが潜むドラゴンの居城へと旅立った。

 丁寧なチュートリアルのもとプレイが始まる。本作はPS3とXbox 360でのマルチタイトルで、操作はそれぞれのコントローラでほぼ同じ。PS3を例にとると、ファイターの特徴的な操作はL1によるシールド防御、そしてR2ボタンによる持ち上げ/しがみつき/はがいじめだ。小型モンスターのそばでR2ボタンを押すとはがいじめにして他のキャラやプレイヤーがとどめをさしやすくなる。また、大型モンスターのそばでR2ボタンを押せば、そのモンスターにしがみつくことができ、そこから体をのぼり背中を攻撃することもできる。その他ボタンの組み合わせで“真空突き”“天蓋切り”など、さまざまな技を繰り出すことが可能だ。

 これがストライダーだと同じボタンの組み合わせでもまったく異なる挙動をするので、おそらくメイジもまた違った動きをするのだろう。職種ごとに戦い方がかなり異なるようだ。

 チュートリアルに従いながら、たいまつに火をつけSaldというNPCの案内のもと、暗いダンジョンをひたひたと進む。キャラにせよ建物などのオブジェにせよ、そのグラフィックはかなり精緻で、その場にいるという感覚がひりひりと伝わってくる。小さなゴブリンのようなモンスターを何匹か倒しつつ操作を覚えていく。

 すると突然、本作のイメージモンスターでもある真っ赤なドラゴンらしきモンスターが眼前に!炎を吹きまくるドラゴンにビビるファイター(筆者)。「ぎゃー!いきなりこんなやつと戦うのー?」と思っていたら、さすがにそれは無理らしく、先を急げとSaldに促される。

画像 真っ赤なドラゴンは業火ですべてを焼き尽くす

 ダンジョンを先へ先へと進むとリムと呼ばれる石碑のようなものがあり、これを調べることで突如ポーンと呼ばれる仲間のNPCが2人現れた。若い女性と老婆の姿をしている。Saldも含めて4人でさらに奥へと進む。多少ごついモンスターや翼をもった獣のような奇ッ怪な造形のモンスターも登場するも、4人で危なげなく倒していく。今回プレイできる最深部に到達したところ、建物の中からいよいよ最終目標であるキメラが登場した。

 キメラは獅子の頭と山羊の頭を持ち尻尾が蛇という何とも禍々しい姿をした獣型のモンスターだ。そのたてがみや体毛の質感もまた、グラフィックの細やかさによってゾクッとするほどリアルに描かれている。身の丈はプレイヤーよりもかなり大きく、その存在は迫力満点だ。


画像 キメラめっちゃこわーい。現実世界にこんなのがいたら腰抜かしますよね

 キメラはさすがにボスキャラだけあってなかなか手強く、一撃一撃も強い。尻尾の蛇による毒攻撃にも要注意だ。ここぞとばかりにR2ボタンでしがみついて頭や背中をざくざく攻撃するプレイを楽しんだりもしたが、思いのほかダメージをくらったりもする。最終的にはポーンの遠距離攻撃によるサポートのおかげもあって、まず山羊の頭がとれ、そして獅子の部分がもがき倒れて、無事にキメラを倒すことができた。

 本作はオープンワールドアクションと銘打っているだけあって、オンラインでのプレイにも対応している。おそらく仲間たちとクエストに出かけて協力して巨大なモンスターに挑むこともできるのだろう。NPCであるポーンの見た目も細かく設定できるなど、徹底してこだわって楽しめる部分が多いように見受けられる。剣と魔法が活躍する中世風の世界観は手垢がついてはいるが、本作の場合グラフィックの見事なまでのリアルさでそのファンタジー世界の新たな魅力を引き出しているように思う。

 また、他のプレイヤーと協力して大型モンスターに挑む、という設定は同じくカプコンの「モンスターハンター」シリーズにも通じるところがあるが、本作では独特の操作感覚やゲームシステムが用意されており、まったく別物な本作ならではのアクションを楽しむことができるだろう。冒険感たっぷりの新機軸アクションゲームの登場に期待は膨らむばかりだ。

画像 広大なフィールドで未知の冒険が始まる

アスラの怒りは地球を救う? 「アスラズ ラース」

画像

 「アスラズ ラース」もまた完全新作のアクションゲーム。ただ、こちらは“体験型連続活劇アクション”と銘打たれている。体験型で連続な活劇って何だ?とお思いの読者も多いだろう。かくいう筆者も「どんなジャンルだよ!?」と思わず心で突っ込んだのだが、百聞は1プレイに如かず、というわけでプレイアブルコーナーで実際にプレイしてみた。

 本作の主人公はかつて神だった男・アスラ。7人の神々に裏切られたアスラは復讐の鬼と化して自分を裏切った神々に闘いを挑む。


画像 アスラは常に白目です

 今回のプレイアブルコーナーでは第5話「哀れな漢だ」と第11話「貴公は貴公の道をゆけ」をプレイすることができる。ここで「ん?」と思った方もいるに違いない。第5話とかって何だ?アニメとかドラマなのか?と思ったのなら、それはある意味正解。本作では1ステージ=1話という形式で、まるで連続ドラマを楽しむようにプレイが進行していくのである。このあたりが体験型で連続な活劇ということなのだろう。

 筆者が通された試遊台では第5話をプレイすることができた。復讐に燃えるアスラの前に立ちはだかる七星天のひとりワイゼン。豊満な巨体を有する彼は、どうやらアスラの娘ミスラの力を借りて、圧倒的なパワーを身につけたらしい。人間サイズのアスラに対して大仏サイズのワイゼン。こんなでかいやつに勝てるわけない!と思わされるが、主人公アスラはけしてひるまない。そしてアスラとワイゼンの闘いの火蓋が切って落とされる。

 操作は至ってシンプルで、スティックによる移動、各ボタンでの攻撃やジャンプなどはオーソドックスな3Dアクションと言っていい。時折「ゴッド オブ ウォー」のように操作指示が画面に表示され、的確にその操作ができればアスラの攻撃がつながっていくあたりも、最近のアクションゲームではよく見かけるスタイルだ。

 最初はシューティングのようにワイゼンの攻撃をよけながらワイゼンへと近づいていく。そして操作指示に合わせてボタンを押しワイゼンにダメージを加えていくアスラ。その次の展開ではなぜかSFチックな空母が出現し、そこから発射されるミサイルをこれまたタイミングよく△ボタンを押してはじき返していく場面が続く。操作は簡単だが、演出はド派手でやたらと爽快感がある。そして筆者はこの空母が登場したあたりから気づきはじめる。「このゲームって、もしかして何でもありのハチャメチャなバカゲー(褒め言葉)なんじゃないか?」と。

 ミサイルをはじき返すことで空母を破壊すると、今度はワイゼンと並んで走りながらのまたもやシューティング的な展開。そしてシンプルなボタン操作でさらに派手にワイゼンを追い詰めていく。最終的にワイゼンの腹に飛び込み、そのまま宇宙空間まで移動し(むむ。この壮大すぎる展開はやはり…)、ワイゼンの腹をぶち抜くことでいったんは終わったかに見えた。

 だがしかし、このあとの展開がすごかった。七星天ワイゼンの圧倒的なパワーはとどまるところを知らず、ついには地球をかかえられるくらいの大きさになる(それはいくら何でもでかすぎるよ…ワイゼンさん!)。この段階でワイゼンは自らを大権現ワイゼン入道と名乗り、人間サイズのアスラに対して攻撃を仕掛けてくるのだった!ワイゼンはまるでビーチボールをつんつんするかのノリで地球に指を立て、アスラのいる位置に圧をかけてくる。ボロボロのアスラはそれを全身で受け止めて(んなバカな!)、さらには○ボタン連打やそのあとのR2ボタンによるバーストで、最後の最後には地球より大きなワイゼンに怒りと気合いで勝利するのだった。

画像 ワイゼンでかすぎるよ! アスラ!うしろうしろ!(もはやアスラがどっちを向いてるかわかんないけど……)

 筆者は後半ずっと笑いっぱなしで、それは針がふりきれたスケールのでかさ、そのバカかっこよさに終始痺れてのことだった。アクションゲームとしては既存のゲームを踏襲した部分を強く感じたが、演出面においてここまでトンガってブッ飛んでいれば、何かもうオールOKじゃん! みたいなノリを感じて、そういうのが嫌いじゃない筆者は「アスラズ ラース」よく分かんねーけど、すげー! と、すっかりお気に入りになってしまった。

 来年発売ということで、これからどうなるのかわからないが、どうかこのギトギトに脂っ濃くて呆れるほどに壮大なスケール感はそのままに完成してほしいと切に願ってやまない。


画像 プレイアブルコーナーの天井中央にはこのようなオブジェが。これは地球にぶじゅっと圧をくわえたワイゼンの指を表現しておるのです。プレイしてみないと何のことだか分からない代物です

格ゲーのおまつり会場はこちらでーす 「STREET FIGHTER ×(クロス) 鉄拳」

画像

 対戦格闘ゲームには大きく分けて2Dと3Dがある。その垣根を越えて実現したドリームマッチが「STREET FIGHTER ×(クロス) 鉄拳」だ。

 メーカーの垣根を越えたドリームマッチは今までにもあったが、2Dと3Dのキャラが一堂に介するのは初なのではないだろうか? 対戦格闘ゲームファン注目の一作を実機でプレイしてきた。

画像 本作のコーナーは完全に“おまつり”の縁日のイメージ。格闘ゲームのおまつりを自ら祝っているかのようだった

 本作には「ストリートファイター」シリーズおよび「鉄拳」シリーズから、それぞれ13人ずつ、計26人の参戦が決定している。画面は「ストリートファイターIV」以降の流れである3D描写や3D演出をふんだんに盛り込んだ2D格闘ゲームで、その中に鉄拳側のカズヤや平八がいるというのは、何だか不思議な感じだ。

 実際のプレイは見知らぬ人と並んでの対戦だった。試遊台にはすべてしっかりとしたアーケードスティックつきという太っ腹。ゲームセンターの感覚でビシバシとボタンを叩いてグリグリとコマンドを入れてプレイすることができた。

 本作は2対2のタッグバトルが採用されている。7分という短いプレイ時間だったが、最初はサガットとキングのごついコンビ。2度目はキャミィとニーナの女性キャラコンビ。3度目はガイルとジュリアの異色コンビでプレイしてみた。

画像画像 おまつりなので各キャラののぼりが立ってます

 ストリートファイター側のキャラはそもそもホームというか、従来と操作方法が変わらないので違和感がないが、鉄拳側のキャラは技のバリエーションが本作用にカスタマイズされているので、終始画面下にある技表を見ながらのプレイとなった。キングのつかみから投げとか、ジュリアの敵の後方に回り込む移動など、おなじみのモーションもうまく落とし込まれていて、もちろん本家「鉄拳」とは操作感覚が違うが、これもまた面白い、と思える仕上がりを見せていた。全キャラ共通の爽快な必殺技クロスラッシュがあったり、超必殺技のコマンド入力がそんなに難しくないのも、プレイヤーの敷居を下げていて好印象だ。

 タッグバトルならではの各要素もなかなか面白い。2人同時に攻撃を加えるクロスアサルトや最大級のダメージを与えるクロスアーツ、体力ゲージが25%を切ったときに仲間を犠牲にして発動するパンドラなどの新要素が闘いの駆け引きをより熱いものにしてくれるだろう。

画像 リュウ対カズヤのドリームマッチが実現
画像 クロスアーツでド迫力の3D演出を堪能しよう
画像 パンドラ発動で一発逆転だ!

画像 おまつりなので(?)プレイした来場者にはオリジナルてぬぐいが配られていた

 今まで実現しなかった夢のタッグ、夢のバトルを存分に楽しむことができる本作は「ストリートファイター」ファンにも「鉄拳」ファンにもぜひプレイしてほしい新鮮な面白さが詰まっていた。きっと来年にはこの“おまつり”が各家庭で開催されることだろう。


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2405/27/news133.jpg 「虎に翼」、ヒロインの弟役が初登場 演じた人物のギャップに驚き「同一人物なのか?」「朝ドラにも出るの凄いな」
  2. /nl/articles/2405/27/news038.jpg 誰にも懐かないボス犬を、1歳娘が散歩へ連れて行くと…… 従えて歩く驚きの光景に「あの狂犬が…」「凄い…凄すぎる」
  3. /nl/articles/2405/28/news118.jpg 小林麻耶&國光吟、600万円超する“新型外国車”購入に「中古で売る時の値段は考えてません」 高額iPadもゲットで生活フルエンジョイ
  4. /nl/articles/2405/27/news130.jpg 「声出して笑った」「あかんw」 メロンパンを半分こしようとしたら…… “衝撃のビジュアル”への変貌に5万いいね
  5. /nl/articles/2405/28/news131.jpg 「誰かわからなかった」 香川照之、“激変”したワイルドな姿に周囲も「髪型それでいいんですか」「なんか自由な感じ」
  6. /nl/articles/2405/28/news052.jpg 最新のガンプラに10年前のパーツを付けると……? 「覚醒状態」への変身が「激アツすぎる」と話題
  7. /nl/articles/2405/28/news101.jpg 「くたばれクソメディア」 マイファスHiro、「性加害巡る誤報」伝えかけた週刊誌に中指突き立て “音声暴露”し「覚悟持ってやってこい」
  8. /nl/articles/2203/29/news111.jpg 小林麻耶、元夫・あきら。と「愛の再婚」を報告 駆け落ち理由は“父と縁を切り、母は洗脳にかかっている”ため
  9. /nl/articles/2405/27/news012.jpg 「リノベは正直無理」 絶望的なボロボロ築50年超物件を改装→信じられない変貌に「元の家の面影なし」
  10. /nl/articles/2405/28/news146.jpg 「まさかの本人」 JR東の各駅放送と新幹線の車内放送の中の人が夢の競演 「黄色い線の内側の人だ」「親の声より聞いた声」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「これを見つけたら緊急事態」 農家が恐れる“生えると危険な雑草”の繁殖力に「悪いやつだったんですね」「よく食べてました」
  2. 「虎に翼」、ヒロインの弟役が初登場 演じた人物のギャップに驚き「同一人物なのか?」「朝ドラにも出るの凄いな」
  3. 【今日の計算】「9−9×9+9」を計算せよ
  4. スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
  5. YUKI、大胆なスリット入った近影に驚きの声 「52歳なの意味わからんな」「ここまで変わらないって本当凄い」
  6. 誰にも懐かないボス犬を、1歳娘が散歩へ連れて行くと…… 従えて歩く驚きの光景に「あの狂犬が…」「凄い…凄すぎる」
  7. 晩酌中、ふと机の下をのぞいたら…… 背筋が凍える光景に反響続々「皆様は覗かないようにしてくださいね」
  8. 小林麻耶&國光吟、600万円超する“新型外国車”購入に「中古で売る時の値段は考えてません」 高額iPadもゲットで生活フルエンジョイ
  9. 真田広之の俳優息子、母・手塚理美と“超大物司会者”に対面 最新ショットに「ご立派な息子さん」「似てる雰囲気」
  10. 「トップバリュを甘く見てた」 ジョブチューンで審査員大絶賛の“マストバイ商品5選”に反響 「買ってみよ」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 庭に植えて大後悔した“悪魔の木”を自称ポンコツ主婦が伐採したら…… 恐怖のラストに「ゾッとした」「驚愕すぎて笑っちゃいましたw」
  2. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  3. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  4. 「歩行も困難…言動もままならず」黒沢年雄、妻・街田リーヌの病状明かす 介護施設入所も「急激に壊れていく…」
  5. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  8. 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  9. 築152年の古民家にある、ジャングル化した水路を掃除したら…… 現れた驚きの光景に「腰が抜けました」「ビックリ!」「先代の方々が」
  10. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評