東京都稲城市で大河原邦男氏デザインメカが激突! 「大河原メカ バトルトーナメント」を観戦した:夢の大河原メカ頂上決戦(2/2 ページ)
バトルダイジェスト映像
バトルのルールは、打撃や投げで相手を転ばせることができれば1ダウンで、3ダウン奪えば勝利というもの。1戦は3分間で、飛び道具がヒットしてレフリーに有効だと認められれば、スタンディングダウンとなり1ダウン取ることができるというのは本大会ならでは。決勝戦だけは、勝ち抜いた3体によるバトルロイヤルで、1ダウン退場の生き残り戦となる。サンライズの井上氏が、出場ロボットの出典アニメ作品解説だけでなく、難しいロボット用語などを子供にも分かるようにかみ砕いて解説していたのが印象的だった。
参加者全員で記念撮影、大河原氏が自ら参加賞を手渡し
結局、優勝したのは、くまま氏のアッガイだった。しかし、参加したロボットオーナーの皆さんは大好きなメカのデザインを担当した大河原氏と観客に、手塩にかけたロボットを披露できたことで目的の大部分は達成されていたのではないだろうか。
開催が土曜日だったということ、がちがちのロボット競技会ではなかったことからか、家族連れや子供の観客も多かった。アニメーションやゲームなど、スクリーンの向こう側のロボットは見慣れているであろう彼らも、実際に歩行したり変形したりする二足歩行ロボットはまだまだ目にする機会が少ない様子。昔のアニメで「たぶんこのキャラクターは知らないだろうな」というような出場ロボットでも、躍動する姿に声援を送っていた。
もしかしたら、その中の何人かは「自分もロボットを作ってみたい!」と思ったかもしれない。エンターテインメントとして大いに盛り上がったイベントであったが、それだけではなく、彼らの将来に影響する印象を残したかもしれない。そういった意味でも、参加した人すべてにとって意義があったイベントだったのではないだろうか。
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