黒川文雄・飯田和敏らによる新作ゲーム「モンケン」発表 インディーズゲームとして今夏リリース日々是遊戯

クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに基づき誰でも改良や二次創作を行えるようにする。

» 2013年03月01日 00時18分 公開
[池谷勇人,ITmedia]

 黒川文雄・飯田和敏・中村隆之・納口龍司ら「チーム・グランドスラム」が開発中の新作ゲーム「モンケン」が2月28日、黒川氏主催のイベント「黒川塾 六」の中で発表された。PC、スマートフォン、タッチデバイス向けソフトとして、今夏のリリースを予定する。

画像画像

 タイトルの「モンケン」とは、ビル解体などに使われる、クレーンの先に重い鉄球をつり下げたもののこと。テロリストたちがたてこもったビルをこの「モンケン」で破壊し、人質たちを救出するのがゲームの目的となる。アイデアのモチーフはあの「あさま山荘」人質籠城事件。「既存の建築物を破壊する」という非日常的な光景を、エンタテインメントの世界として昇華できないだろうか――と考えたのが開発の動機だそう。

画像画像

画像画像

 また、本作は大手資本に頼らない“インディーズゲーム”としてリリース予定。さらにフリーカルチャーの精神に基づき、ゲームのソースや素材を一般に公開。非営利でなおかつ作品のクレジットを表示していれば、誰でも自由にゲームを改良したり、派生コンテンツを開発したりできる(クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの「表示・非営利・継承」に基づく)。またゲーム自体もまだ開発中のため、現在進行形でプロジェクトを手伝ってくれるメンバーも募集中。イベントの様子はニコニコ生放送でも中継されていたが、さっそくTwitterで「エフェクトがしょぼいので私が作ります」と名乗り出る人もいたようだ。

画像画像

画像画像

 この日の黒川塾では「フリーカルチャー」をテーマにトークを実施。フリーカルチャーとは、作品やコンテンツを何でもかんでも著作権でがんじがらめにするのではなく、作者が望む形で配布・公開することで、より自由な創造を推進しよう、という運動のこと。ゲームでもMODや二次創作などから思わぬ作品が生まれることがあるが、改良や二次創作を公式に認めることで、本作が今後どのように広がっていくかに注目したい。

画像 イベントを主催した黒川文雄氏

画像 チーム・グランドスラムの4人と、この日ゲストとして参加したドミニク・チェン氏(中央左)、津田大介氏(中央右)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/01/news003.jpg パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  2. /nl/articles/2412/03/news179.jpg 「口座や住居が……」 坂口杏里、SNSで“重要個人情報を垂れ流し” 「かなりまずい状態」「大丈夫じゃなさそう」心配の声
  3. /nl/articles/2412/03/news184.jpg 部屋中に“まさかの原因”で「虫が大量発生」 松井珠理奈「寝るのも怖い」と自宅で大パニック ファンから対処法募る
  4. /nl/articles/2412/04/news067.jpg 「価格崩壊ヤバい」 セカストで2150円で買った“破格の掘り出し物”に「やっす……」「こういう事あるんすね」
  5. /nl/articles/2412/04/news110.jpg ニトリの“3990円デスク”が在宅ワークにぴったり 収納力抜群のコンパクト仕様に「サスガ、お値段以上」
  6. /nl/articles/2412/01/news031.jpg 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  7. /nl/articles/2412/03/news188.jpg 「どういう神経してるの」 有名音楽評論家、過去の“万引き”を告白…… 「盗んだレコードで評論とは」批判殺到
  8. /nl/articles/2412/04/news084.jpg 大谷翔平、“仲間たちとのショット”に反響 幸せそうな表情に「これはすごい!」 妻・真美子さんとの“家族ショット”も
  9. /nl/articles/2412/03/news187.jpg ホロライブ・天音かなた、実母が“警察が動く犯罪に巻き込まれていた”ことを明かし視聴者騒然 「泣きながら電話かかってきた」
  10. /nl/articles/2412/04/news197.jpg 辻希美の高2長女・希空のデビューについて杉浦太陽が語り涙…… 赤ちゃん時代の姿や秘蔵エピソード明かす「そういう世界に入る気ない、と言われていた」
先週の総合アクセスTOP10
  1. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  2. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  3. 「中学生で妊娠」した“14歳の母”、「相手は逃げ腰」妊娠発覚からの経緯を赤裸々告白 母親の“意外な反応”も明かす
  4. 勇者一行が壊滅、1人残った僧侶の選択は……? 「ドラクエでのピンチ」描くイラストに共感「生還できると脳汁」
  5. 「笑い止まらん」 海外産アプリで表示された“まさかの日本語”に不意打ち受ける人続出 「何があったんだw」
  6. パパが好きすぎる元保護子猫、畑仕事中もくっついて離れない姿が「可愛すぎる」と反響 2年以上がたった現在は……飼い主に話を聞いた
  7. アグネス・チャン、米国の自宅が“度を超えた面積”すぎた……ゴルフ場内に立地&門から徒歩5分の豪邸にスタッフ困惑「入っていいのかな」
  8. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
  9. 「車が憎い」 “科捜研”出演俳優、交通事故で死去 兄が悲痛のコメント「忘れないでください」
  10. PCで「Windowsキー+左右矢印キー」を押すと? アッと驚く隠れた便利機能に「スゲー便利」「知らなかった」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」