連載
» 2015年01月25日 00時15分 公開

ロード乗りが気にしたいスマホの運び方! さまざまな方法を星付けしてみた自転車はガジェットだ!

ロードバイクと相性のいいスマホだからこそ、注意したいものが「水没」と「落下」だ。それに対してどのような対処をすればいいのだろう。

[布施繁樹,ITmedia]

 ロードバイクに乗っていると、スマホユーザーが多いなあとつくづく感じる。当然、ガラケーユーザーもいるが、8割ぐらいはスマホユーザーでなかろうかと思うぐらいだ。

 そのメリットは、GPSの標準搭載や写真のシェアが簡単、天気予報アプリがあるなど。このオススメアプリは以前紹介したとおりだ。しかしながら、ロードバイクとスマホは相性がいいが、スマホから見てロードバイクは実は相性が良くないのだ。

特に昨今のスマホは割れやすいようだ

 それはなぜか。スマホにとって、屋外スポーツであるスポーツバイクにつきまとうのは「水没」「落下」である。

 まず、「水没」は、天候の雨や雪は当然のこと、汗での水没を気にしなければならない。Androidスマホに多い防水モデルであればまだしも、iPhoneは防水ではないため要注意だろう。

 また気にしたいのは「落下」である。ちょっと手がすべったなどの事情で路面(その大半がアスファルト)に落としてしまう。筆者はサイクリングロードを軽快に走っているときにiPhone 5を落としてしまった過去がある。あのときは「ああぁっ!!」と叫んでしまった。(荒川CR、大宮CC横のあそこだ!)

 その時は幸いにも、iPhone 5に貼り付けていたガラスシートが割れただけで済んだ。だが、最近のスマホはディスプレイのエッジ部分がラウンドしているため、角からの衝撃に弱い。

 そこで、スポーツバイク(主にクロスバイクやロードバイク)に乗る上でスマホをどのように運べばいいのか確認していこう。

フリーザーバッグ

 かなり多い事例がこれ。お風呂にスマホなどを持って入る際も、同様の方法を使っている人もいるだろう。フリーザーバッグは、厚手の透明ビニール袋に密閉用チャックがあり、利便性が高い。また、穴が開いてしまったとしても、袋そのものが安価なため経済的に負担が少ない。

 逆にいうと、本来の用途に使うわけではないため耐久性に劣ると言わざるをえない。

耐久性:★

耐衝撃:(なし)

経済性:★★★★★

防水性:★★★


スマホ用防水ケース

 透明のTPUなどで作られたスマホ専用の防水ケースだ。透明の袋状になっているが、ビニールよりもさらに厚手となっている。強力な防水性能がウリで、万が一水に落としてしまっても大丈夫なものが多い。ケースを購入する際には「IPX7」や「IPX8」と記載されたものを選ぶといいだろう。

耐久性:★★★

耐衝撃:★★

経済性:★★★

防水性:★★★★★


耐衝撃ケース

 こちらは落下時のことを想定したケース。耐衝撃を重視し、万が一の落下でもスマホに対してダメージを軽減することができる。防水スマホであっても、耐衝撃スマホは多くないため、屋外で使う場合に用意してもいいだろう。欠点としては、ケース自体の値段が高めなのと、ほとんどがiPhone用というところだ。

 このケースは耐衝撃のみか、防水にも対応しているかなどの違いがあるため注意したい。

耐久性:★★★★★

耐衝撃:★★★★★

経済性:★

防水性:★★★


ツールバッグ

 もともとの利用方法は、アーレンキー(六角レンチ)や予備チューブを入れるための小型バッグだが、当然ながらスマホを入れてもいい。そのメリットは、汎用性が高いことと、スマホを出し入れしやすいこと。しかしながら、ジッパーで開封することが多いため防水性は非常に低いだろう。

耐久性:★★★

耐衝撃:★★

経済性:★★★

防水性:★


 このツールバッグは、別途防水ケースや耐衝撃ケースと組み合わせると、サイクルジャージ背中のポケットから出し入れしやすくていい感じだ。

 この組み合わせでオススメしたいのは、価格こそ高いものの耐衝撃ケース(防水機能つき)である。対応している機種が少ないという欠点こそあるが、iPhoneユーザーにオススメしたい。

 また、防水のAndroidスマホを利用している人にはツールバッグがいいだろう。万が一落下させてしまった場合でも、画面割れの被害を食い止めることが可能だ。

 なお、ロードバイク専門雑誌でも便利さは把握しているようで、防水ケースやツールバッグをオマケにすることが多い。

 逆にオススメしないのは、フリーザーバッグの利用。手軽だし、安価なのでついつい行いがちだが、そもそもフリーザーバッグが食品の保存用である。決してスマホを入れる用ではないため、耐久性が心配だ。あくまでも突然の雨などの緊急用として割り切ろう。

番外編

 防水性能は全くないが、タオル地のふくろに入れるのも若干ながら耐衝撃になる。100円均一ショップなどに販売しているので気にしてみよう。


 ロードバイク(スポーツバイク)にスマホはばっちり。そこでスマホに居心地のよい方法で持ち運んであげよう。

※本記事の内容を参考にして取った行動の結果に対し責任を負うものではありません

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2312/01/news138.jpg 伊藤沙莉、“激痩せ報道”の真相暴露→広瀬アリスの株が上がってしまう 「辱めったらない」告白に「アリスちゃん、ええ人や〜」
  2. /nl/articles/2312/01/news121.jpg “鬼ダイエット”で激やせの「Perfume」あ〜ちゃん、念願の姿に「着れる日が来るなんて」と大喜び
  3. /nl/articles/2312/01/news115.jpg 「心底惚れて」「毎日うっとり」 宮里藍、新たな愛車を公開→国産車のチョイスに反響「庶民的」「きれいな色」
  4. /nl/articles/2311/30/news047.jpg 「あなたは日本人?」突然送られてきた不審なLINE、“まさかの撃退方法”に反響 「センス良い」「返しが秀逸」
  5. /nl/articles/2208/06/news075.jpg 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. /nl/articles/2312/01/news065.jpg 「惨めな人生を送ってる」 パリス・ヒルトン、0歳息子の容姿揶揄をまたもバッサリ “頭が大きい”と受診勧めた人々振り返り「気の毒」
  7. /nl/articles/2312/01/news014.jpg ワンコ大好きなインコに“恋がたき”登場で174万再生! まさかの展開に困惑するワンコに「爆笑w」「ダブルだw」
  8. /nl/articles/2312/01/news019.jpg 寝込んだママが心配でたまらない元保護犬と小学生息子 それぞれが見せるけなげな姿に「泣けてきた」「なんて優しい子!」
  9. /nl/articles/2311/30/news031.jpg シロフクロウが自分とそっくりのぬいぐるみをくわえ…… 自慢げな表情に「本物の赤ちゃんかと」「ヘドウィグが!」と453万再生
  10. /nl/articles/2312/01/news105.jpg 俳優の井川瑠音さんが31歳で逝去 体調不良から復帰ならず、最後の投稿では「忘れられないようまだまだ精進」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 大好物のエビを見せたらイカが豹変! 姿を変えて興奮する姿に「怖い」「ポケモンかと思った」
  2. 「3カ月で1億円」の加藤紗里、オーナー務める銀座クラブの開店をお祝い “大蛇タトゥー”&金髪での着物姿に「極妻感が否めない」
  3. 愛犬と外出中「飼いきれなくなったのがいて、それと同じ犬なんだ。タダで持ってきなよ」と言われ…… 飼育放棄された超大型犬の保護に「涙止まりません」
  4. ミキ亜生、駅で出会った“謎のおばさん”に恐怖「めっちゃ見てくる」 意外な正体にツッコミ殺到「おばさん呼びすんな」「マダム感ww」
  5. 永野芽郁、初マイバイクで憧れ続けたハーレーをゲット 「みんな見ろ私を!」とテンション全開で聖地ツーリング
  6. 道路脇のパイプ穴をのぞいたら大量の…… 思わず笑ってしまう驚きの出会いに「集合住宅ですね」の声
  7. 柴犬が先生に抱っこしてほしくて見せた“奥の手”に爆笑&もん絶! キュンキュンするアピールに「あざとすぎて笑っちゃった」
  8. 病名不明で入院の渡邊渚アナ、1カ月ぶりの“生存報告”で「私の26年はいくらになる?」 入院直後の直筆日記は荒い字で「手の力も入らない」
  9. 小泉純一郎元首相、進次郎&滝クリの第2子“孫抱っこ”でデレデレ笑顔 幸せじいじ姿に「顔が優しすぎ」「お孫さんにメロメロ」
  10. デヴィ夫人、16歳愛孫・キランさんが仏社交界デビュー 母抜かした凛々しい高身長姿に「大人っぽくなりました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「酷すぎる」「不快」 SMAPを連想させるジャンバリ.TVのCMに賛否両論
  2. 会話できる子猫に飼い主が「飲み会行っていい?」と聞くと…… まさかの返しに大反響「ぜったい人間語分かってる」
  3. 実は2台持ち! 伊藤かずえ、シーマじゃない“もう一台の愛車”に驚きの声「知りませんでした」 1年点検時に本人「全然違う光景」
  4. 大好物のエビを見せたらイカが豹変! 姿を変えて興奮する姿に「怖い」「ポケモンかと思った」
  5. 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
  6. 西城秀樹さんの20歳長男、「デビュー直前」ショットが注目の的 “めちゃくちゃカッコいい”声と姿が「お父さんの若い頃そっくり」「秀樹が喋ってるみたい」
  7. “危険なもの”が体に巻き付いた野良猫、保護を試みると……? 思わずため息が出る結末に「助けようとしてくれてありがとう」【米】
  8. 「やばい電車で見てしまった」「おなか痛い、爆笑です」 カメがまさかの乗り物で猫を追いかける姿が予想外の面白さ
  9. おつまみの貝ひもを食べてたら…… まさかのお宝発見に「良いことありそう」「すごーい!」の声
  10. 「3カ月で1億円」の加藤紗里、オーナー務める銀座クラブの開店をお祝い “大蛇タトゥー”&金髪での着物姿に「極妻感が否めない」