iPhoneの3D Touchはオフにできる
iPhone 6sとiPhone 6s Plusに搭載された新機能「3D Touch」は知らなくても困らない機能かもしれませんが、そう切り捨ててしまうのは残念な気がしています。オフにするのも手ですが、もっと広く知ってもらう何かが必要ではないでしょうか。
先日、「新iPhoneの「3D Touch」に抱く懸念」という記事を掲載し、多くの反響をいただきました。
趣旨としては、iPhone 6sやiPhone 6s Plusを購入したのに、3D Touchのことをずっと知らないまま使い続ける人がいるのではないか、それはとっても残念なことなのではないか、ということを指摘したかったのですが、賛同していただいた方も多かった一方で、「知らなくても別に困らないんだから知らないままでいいのではないか」という意見もありました。
林信行氏がイベント取材記事の中でも触れていらっしゃいましたが、「これまで通りのタッチ操作しか知らなくても、iPhoneの基本操作はすべてこれまで通りできて、3D Touchの操作を一切使わなくても、何も困ることはない」というのは、事実その通りでしょう。
ですが、知っててあえて使わないのと、知らないのとでは大きな違いがあります。例えばフリック入力なども同じだと思いますが、3D Touchは、その機能を知ることで、その人の“iPhoneのある生活”がよりよくなるものなのではないかと思うのです。
ですから、そこは突き放すのではなくて、知らない人に教えてあげる仕掛けや、あるいは解説記事なり、教えてあげる人なりが必要なのだと考えています。ユーザーが周りの人にどんどん3D Touchのことを教えてあげる、というのも1つの方法だと思います。
一方で、日本の年配のスマートフォンユーザーの中には、もともとタッチパネルを強く押し込むようにして操作する人たちが多い、という指摘もいただきました。タッチの感覚で、しっかりと指を画面に押し付けて操作をしている人たちがいるというのです。そうした人たちは、アプリを起動しようとしたらいきなりメニューが現れたりして、戸惑ってしまうかもしれません。これは、「今まで通り」とは違う観点での対応が必要かもしれません。
もっとも、この点は心配するには及ばないと、実際に3D Touchを体験してきた方から教えていただきました。「3D Touchはオフにできる」そうです。
こうした懸念は、おそらくショップ店頭で、iPhone 6sやiPhone 6s Plusを販売する方々が、操作を実演してみたり、ちょっとしたメモ書きのようなガイドを渡してくれたりするだけでも、だいぶ払拭できるのかもしれません。メディアも、より快適なiPhoneの活用法は積極的に発信していくべきでしょう。
実際のところは、懸念はあくまでも懸念であって、Appleもそんなことは百も承知で、iPhone 6sやiPhone 6s Plusを使い始めると、いろいろな仕掛けが用意されていることに気付けるのではないかと期待しています。
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