正しい歯磨きかセンサーで分析、スマホで表示 スマート歯ブラシ「G・U・M PLAY」登場お口の健康、気にしてる?(1/2 ページ)

スマート歯ブラシでお口は健康になるのか? 発売会でサンスターの広報に直撃取材した。

» 2016年04月19日 06時00分 公開
[井上輝一ITmedia]

 サンスターは4月18日、二子玉川の蔦屋家電などでスマート歯ブラシ「G・U・M PLAY(ガムプレイ)」を発売した。G・U・M PLAYは、一般的な歯ブラシに動きを認識するアタッチメントを装着することで、スマートフォンに歯みがきデータを送信するデバイスだ。この開発経緯などを、サンスター広報部の高橋悟朗氏に伺った。

スマート歯ブラシ「G・U・M PLAY(ガムプレイ)」 スマート歯ブラシ「G・U・M PLAY(ガムプレイ)」

歯みがきを「やらなくちゃ」から「やりたい」へ

 「歯みがきってやっぱりめんどくさい、やらなくちゃって思ってしまう部分があるかと思います。特に若い人は、50歳くらいの方に比べてオーラルケアの意識が低いことが多いようです。そこで、そういったオーラルケアにあまり意識を向けていない方にも『自分の歯みがきってこうだったんだ』と気づいて頂けるものを今回作りました」(高橋氏)

 歯みがきに普段から気を配っている方は読者の中にどれくらいいるだろうか。筆者はどちらかと言えば気を配っていないほうで、毎日就寝前に歯みがきをする程度だ。定期検診などで歯医者に行けば、1日3回、もしくは朝夜の2回磨いてくださいねと言われるが、正直面倒くさい気持ちが勝ってしまう。口の中が気持ち悪ければもちろん磨きたくもなるが、そうでなければ積極的に「歯みがきをしたい!」と思う動機はないと言っていい。

 G・U・M PLAYは筆者のような「歯みがきに対して意識が低い人」の意識を変えていけるデバイスを目指したという。

正しいブラッシングを身につけてもらいたい

 「ご自身の歯みがきを知るための機能として、『MOUTH CHECK(マウスチェック)』と『MOUTH LOG(マウスログ)』があります。MOUTH CHECKはサンスター財団に所属する歯科衛生士監修のもと、ユーザーのブラッシングがどれだけ理想的かを採点します。MOUTH LOGは歯みがきデータをクラウドに記録、蓄積して分析する機能です」(高橋氏)

MOUTH CHECKの歯ブラシの動きの波形 歯ブラシの動きの波形がリアルタイムで確認できる

 MOUTH CHECKの動作画面を見せてもらったが、歯ブラシの動きの波形がリアルタイムにスマートフォン上に表示されているのは驚いた。それもサインカーブのような簡単な波形ではなく、歯ブラシの動きを生に記録したような波形なのだ。これは特に理系大学の出身者には、興味をそそられるものがあるのではないだろうか。少なくとも筆者は、この波形を見ていればしばらく飽きることはない。

 「また、歯みがきを色んな方々に楽しんで頂くために『MOUTH BAND(マウスバンド)』『MOUTH MONSTER(マウスモンスター)』『MOUTH NEWS(マウスニュース)』という3つのアプリを用意しています。これらのアプリを楽しみながら歯みがきをすることで、MOUTH CHECK、MOUTH LOGにデータが蓄積されていく仕組みです」(高橋氏)

 MOUTH BANDは楽器を演奏するように歯みがきができるアプリ。楽曲に合わせて歯みがきをする「ソングモード」と、楽器を選んで自由に歯みがき、演奏する「フリーモード」がある。

MOUTH BAND 「MOUTH BAND」の楽曲に合わせて歯みがきをする「ソングモード」

 MOUTH MONSTERは歯みがきをしながらモンスターを倒すアプリで、子供たちが歯みがきを好きになれるように考えられている。倒したモンスターを図鑑で集める機能もあり、発表会に出席していた女性の歯科衛生士さんは「このアプリが楽しくて。この図鑑を早くコンプリートしたいですね」と語っていた。

「MOUTH MONSTER」の図鑑画面 「MOUTH MONSTER」は倒したモンスターを図鑑で集められる
ブラッシングを指導する歯科衛生士さん 歯科衛生士さんもMOUTH MONSTERにはまっているという

 MOUTH NEWSは歯みがきをする3分間の間に天気予報やニュース、占いなどをチェックできるアプリだ。忙しい朝の時間を最大限に活用できるという。

MOUTH NEWSMOUTH NEWSMOUTH NEWS 忙しい朝の3分間に正しい歯みがきをしながらニュースチェックができる。歯みがきが強すぎたり手が止まっているとアラートが出る
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2408/31/news036.jpg 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほどの変貌が379万表示「そこだけボッ!ってw」 半年後の現在について聞いた
  2. /nl/articles/2408/30/news121.jpg 「地獄絵図」「えぐすぎやろ……」 静岡・焼津市の地下歩道が冠水 “信じられない光景”にネットあぜん
  3. /nl/articles/2408/31/news073.jpg 「よくこんなものが……」 米不足でメルカリに米出品→疑問の声も 運営は“禁止出品物”に「然るべき対応」
  4. /nl/articles/2408/31/news025.jpg 次男に塩対応の柴犬、いよいよ次男の帰省最終日を迎え…… 本音が出た瞬間に「不意に泣かせるのやめて欲しい」と感動の声
  5. /nl/articles/2408/30/news017.jpg 最上位グレードのハイエースを“50万円の底値”で購入したら…… 驚きの実物に「ある意味最強」「正直、羨ましい」
  6. /nl/articles/2408/30/news188.jpg 実写「着せ恋」、キャストに物議 海夢の再現度が高すぎるタレントを推す声あがる 「逆になんであかせあかりさん以外の人……」
  7. /nl/articles/2408/29/news193.jpg 「なんで欲しいと思ったんですか?」 酔った勢いで購入 → 後日届いた“まさかの商品”に反響 「理性あったら買わないw」
  8. /nl/articles/2408/28/news142.jpg 明石家さんま、69歳バースデー迎え長男から幸せ呼ぶ“輝かしいプレゼント” 同席した元妻・大竹しのぶは「最高の笑顔でした」
  9. /nl/articles/2408/31/news084.jpg 仕事早いな! 大谷翔平の愛犬“デコピン”、大反響の始球式がさっそくTシャツ化 「こ、これは……」「欲しい!」と爆売れの予感
  10. /nl/articles/2408/30/news113.jpg 「これ600円なの?」 大谷翔平が長く愛用しているデコピンの“おやつ入れ”、始球式で注目「おそろだった」「真美子さんが選んだのかな」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ヒマワリの絵に隠れている「ねこ」はどこだ? 見つかると気持ちいい“隠し絵クイズ”に挑戦しよう
  2. 「米国人には想定できない」 テスラが認識できない日本の“あるもの”が盲点だった 「そのうちアップデートでしれっと認識しそう」
  3. 「苦手な芸能人は誰?」 あのちゃん、女性芸能人を“実名で即答” 「ここ最近で一番笑った」「強すぎる」
  4. ホテルでチェックアウト、忘れ物で多いのは? ホテル従業員が教える「圧倒的に多い忘れ物」
  5. 乳がん闘病中の梅宮アンナ、抗がん剤治療で「髪の毛ほとんどなくなっています」 帽子かぶり「ああ、来たか」
  6. 「キティちゃんのお面だと思ったら……」 ひっくり返すと“まさかの正体”に11万いいね
  7. 「凄すぎる…」「ガチで滝」 “市ケ谷駅の冠水”が衝撃与える 階段に大量の水が流れる様子も…… 東京メトロに経緯を取材
  8. 「早すぎます」「一体なにが」 52歳ボディービルダー、訃報1週間前に最期の投稿で“人生初の試み” 恋人は「亡くなる数時間前まで普通にお出かけも」
  9. お盆で帰省した次男に、柴犬も猫もまさかの反応→どちらも豹変して爆笑 「涙出てきました」「おもろ可愛過ぎ(笑)」
  10. 着陸する戦闘機を撮ったはずが…… タイミングが絶妙すぎる1枚に「一部の専門家には貴重な一枚」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 釣れたキジハタを1年飼ったら……飼い主も驚きの姿に「もはや魚じゃない」「もう家族やね」 半年後の現在について飼い主に聞いた
  2. 「もうこんな状態」 パリ五輪スケボーのメダリストが「現在のメダル」公開→たった1週間での“劣化”に衝撃
  3. 「コミケで出会った“金髪で毛先が水色”の子は誰?」→ネット民の集合知でスピード解決! 「優しい世界w」「オタクネットワークつよい」
  4. 庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
  5. 「米国人には想定できない」 テスラが認識できない日本の“あるもの”が盲点だった 「そのうちアップデートでしれっと認識しそう」
  6. ヒマワリの絵に隠れている「ねこ」はどこだ? 見つかると気持ちいい“隠し絵クイズ”に挑戦しよう
  7. 「昔はたくさんの女性の誘いを断った」と話す父、半信半疑の娘だったが…… 当時の姿に驚きの770万いいね「タイムマシンで彼に会いに行く」【海外】
  8. 鯉の池で大量発生した水草を除去していたら…… 出くわした“神々しい生物”の姿に「関東圏では高額」「なんて大変な…」
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「なんでこんなに似てるの」 2つのJR駅を比較→“想像以上の激似”に「駅名だけ入れ替えても気づかなそう」