寝るときに「靴下はダメ? マスクはOK?」睡眠に関する“よくある質問”と答え

» 2016年12月03日 06時00分 公開
[ITmedia]

 誰もが毎日していることなのに、意外なほど正しい理解がされていないのが「睡眠」です。今回は、睡眠に関する「よくある質問」3つに答えます。

「寝るときに靴下」はOK? NG?

東京疲労・睡眠クリニックの梶本修身院長

 冬場は寝るときに足元が冷えて、毎日靴下をはかないと眠れない――という人も多いと思います。しかし、東京疲労・睡眠クリニックの梶本修身院長は「靴下をはいて足を温めると睡眠の質を下げるので、必ず素足で寝ましょう」といいます。

 靴下をはくことで足元がしめつけられ、血流が悪くなってしまったり、体温調整ができなくなってしまったりすることがその理由。通気性の悪い靴下を選ぶと、冷えた汗が靴下内にこもってしまうこともあります。どうしても寒くて寝付けないときには、足元をしめつけない緩めのサイズで、通気性の良い素材のものを選ぶと良いでしょう。

 ただし、できれば就寝前に足元をよくマッサージして血流を良くし、内部から温めてから休むようにする方が、睡眠の質はより高まります。

「寝るときにマスク」の効果は?

 マスクを着けたまま寝ることは、風邪予防や肌の保湿効果があることが知られています。また、それに加えて「ドライマウス」(唾液の分泌が少なくなり、口の中が乾きやすくなる症状)も予防できます。歯や口腔内の健康を保ち、口臭や虫歯・歯周病予防のためにも、就寝中のマスク着用は効果的なのです。

 ですが、一部のデメリットも指摘されています。それはマスク内が不潔になり、雑菌が繁殖してしまうと、ニキビなどができてしまう可能性があること。また、寝返りなどの際に肌とマスクがこすれて、肌トラブルを起こしてしまうこともあります。

 空気が乾燥しやすい冬場に、マスクを着けたまま寝ることは1つの解決法です。ですが、上記のようなトラブルを起こしてしまった場合には、着用するマスクの素材や形状に気を使ってみましょう。

眠れないときは「開き直れ」

 明日は朝から大事な用事があって、早起きしなくてはならない。そんなときに限って、前の晩、なかなか寝付けないことってありますよね。「眠れない……でも、寝なきゃいけない」と焦る一方。こうした場合、どうすればいいのでしょうか?

 多くの睡眠医は、眠れないときの対策として「開き直る」ことが大事だと述べています。眠れないと自覚したときは、無理に寝ようとせず一度布団やベッドから出て、簡単な本を読んだり、リラックスできる音楽を聴いたりして眠くなるまで待ちましょう。

 日本睡眠学会の内山理事によれば、暗いところで一人で悶々と考え事をしていると、本能的に警戒心が高まり、悪い方向にばかり考えが向かってしまうのだそう。そのような非生産的な考えを断ち切る意味でも、開き直って、早々に切り上げたほうが良さそうです。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/18/news134.jpg 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  2. /nl/articles/2404/18/news025.jpg 生後5日の赤ちゃん、7歳のお姉ちゃんから初めてミルクをもらうと…… 姉も驚きの反応がかわいい
  3. /nl/articles/2404/18/news057.jpg 9カ月の赤ちゃん、バスで外国人の女の子赤ちゃんと隣り合い…… 人生初のガールズトークに「これは通じあってますね!」「ベビ同士の会話、とろけます」
  4. /nl/articles/2404/17/news037.jpg 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  5. /nl/articles/2404/17/news034.jpg 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」 こだわり満載のクラシカルな一着に「すごすぎて意味わからない」「涙が出ました」
  6. /nl/articles/2404/18/news155.jpg 大谷翔平選手、ハワイに約26億円の別荘を購入 真美子夫人とデコピンとで過ごすかもしれないオフシーズンの拠点に「もうすぐ我が家となる場所」
  7. /nl/articles/2404/17/news179.jpg 「ケンタッキー」新アプリに不満殺到 「酷すぎる」「改悪」の声…… 運営元「大変ご迷惑をおかけした」と謝罪
  8. /nl/articles/2404/16/news192.jpg 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
  9. /nl/articles/2404/17/news129.jpg 「ハーゲンダッツ硬すぎ!」と力を入れたら……! “目を疑う事態”になった1枚がパワー過ぎて約8万いいね
  10. /nl/articles/2404/16/news175.jpg 「そうはならんやろ」をそのまま再現!? 「ガンダムSEED FREEDOM」のズゴックを完全再現したガンプラがすごすぎる
先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」