0歳からスマホやPCを触らせていた息子のデジタルスキルが上がってきた:むすこの レベルが あがった!
息子のレベルがどんどん上がっていきます。
連載:「むすこの レベルが あがった!」とは
子供はささいなことでもどんどん吸収し、経験値を得てレベルアップしていきます。子供がいつの間にか覚えていた新スキルを、もうあまりレベルアップしない大人が解説します。
ライター:赤祖父
1980年生まれ。東京都在住。共働きの妻と2014年生まれの息子と3人暮らしをしている普通のサラリーマン。趣味はインターネットと旅と写真。
- 連載「むすこの レベルが あがった!」記事一覧
「生まれたときからスマホがある」世代
今の子供たちはデジタルネイティブである。それも「生まれたときからネットがある」世代すら既に過去のものとし、「生まれたときからスマホがある」世代だ。触るのに少々ハードルの高かったPCなど不要で、ワイヤレスかつシンプルな端末で、タッチ1つで好きなコンテンツに触れられる。操作の難易度が低いので、それこそ生後数カ月から簡単に操作ができる。なんというか、「未来」を感じる。
一方親の私は1980年生まれ。Windows 95発売のとき中学生、高校に上がるときにPCを買ってもらってテレホタイムに田舎から都内の草の根BBSに入り浸り、Windows 98の頃に大学進学とともに上京、バイトしたお金でネットにつないで……という流れなので、およそ日本のネットの黎明期に多感な時期を過ごした世代である。そして私の前後の世代の人なら分かってもらえると思うが、自分が子供の頃からネットがあったらどうなるのだろう、というのがいまいち想像がつかないのだった。
私は文明と遠ざけるナチュラル派の子育てではなく、基本的には今普通に手に入る新しいものは積極的に与えたいと思うほうなので、息子には都度デジタルガジェットを渡してきた。以下、その様子を簡単にまとめたい。
PC
1歳前からお古のPCを与えてみたが、文字を打ったりする楽しさに気付いたのは2歳半を過ぎたころにようやくで、その前に与えたものについてはキーボードのキーをほぼ全てむしり取ってしまった。残念ながら与えるのが早すぎてもうちの場合は「キーむしり玩具」としか認識してくれないようだった。3歳近くなった現在では「ボタンを押すと文字が出る」というリアクションが楽しいようで、数字やあいうえお程度の文字をタイピングしては楽しんだりしている。
スマホ
スマホは生まれた直後から役立っている。まず子供が泣き止む動画やアプリなどでそれこそ生後数日から大活躍だ。そして数カ月にもなると自分でいじることも可能になる。主に幼児用アプリとYouTubeの利用がメインだ。YouTubeは関連動画→関連動画→関連動画……のジャンプだけで目的の動画にたどり着く。検索ワードを入れずとも見たいものが見られるというのは、子供もYouTubeも両者大したものだと思わされる。
それと見ていて思ったのは、幼児用アプリは大人用のアプリと比較し広告のタップ率が異様に高いのではないかという気がする。まあよく広告をタップするのだ。おかげで課金して広告を消すことも多かった。
また、息子が2歳10カ月くらいのある日には、散歩していて「駅のほうに行こう」と言ったら逆方向に行きたがって聞かなかったので、ダメ元でGoogleマップを見せて「今ここにいて、駅はこっちでしょ?」と説明してみたらなぜか納得してそちらの方向に歩いてくれた。特に教えたつもりもないのに地図の概念が理解できるのか……この子は天才じゃないかしら! と全世界の親が思うような親ばか思考に陥っていくのであった。
ちなみに、「最近の子供は黒電話が分からない」という話も聞くが、うちの息子の場合はアニメや絵本等の表現として出てくる黒電話で学んだのか、黒電話やそれを模したアイコンなどもきちんと「電話」として認識している。黒電話の例はたまたまで、使ったことがないことと、それが何なのかを知るかどうかはあまり関係がないのではと私は思う。
デジカメ
デジカメは2歳半くらいにスマホでなく単機能としてのデジカメを与えてみた。最初はシャッターを押す力自体が足りなくて撮ることすら苦労したが、だんだんコツを覚えたのと、「撮りたい」という意思が見えてくるようになってなかなか楽しい写真を撮るようになったのが親としてもうれしいところだ。視点の低さや「構図の考えなさ」などがかえって新鮮に感じる。
テレビ
テレビについては(この行動は多くの子供に見られるようだが)1歳になる前はテレビ画面の裏側を気にすることがよくあった。画面の中の人や風景たちが裏側にいるかどうかをチェックしているのだ。そんな話を自分の親にすると、私が幼少の頃もブラウン管テレビの裏側は気にしていたらしいので、ブラウン管だろうと液晶だろうと幼児のフラットな世界の受け止め方からすれば画面の裏側は気になるものなのだろう。
テレビとほぼ同時に身近にスマホが存在しているため、テレビをタッチパネルと勘違いしてフリック操作のように触る、というのもまた最近の子育て家庭ならではのあるあるだ。だが、一切タッチが効かないと分かってからは別に触ろうとはしない。きちんと学習するし覚えるのだ。
われわれ大人の世代も、Windows 8搭載PCのあたりからタッチパネル対応/非対応PCが混在して市場に出るようになったので、幼児と同じように試しに触ってみたけど反応しない……みたいなことは実はよくあったりする。ことデジタルガジェットに関しては、子供の前提知識なしの行動というのは実は「新しいものに対するアクション」としては大人/子供問わず変わらないのではないか。
そう思うと「先入観なく新しいものを採り入れる態度」としてはむしろ子供を見習うべきなのかもなあ……とだんだん若者の文化やツールに拒否反応が出だした自分を振り返り、反省したりするのだった。
- 連載「むすこの レベルが あがった!」記事一覧
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
-
ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
-
人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
-
妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
-
「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
-
「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
-
高2のとき、留学先のクラスで出会った2人が結婚し…… 米国人夫から日本人妻への「最高すぎる」サプライズが70万再生 「いいね100回くらい押したい」
-
「腹筋捩じ切れましたwww」 夫が塗った“ピカチュウの絵”が……? 大爆笑の違和感に「うちの子も同じ事してたw」
-
“膝まで伸びた草ボーボーの庭”をプロが手入れしたら…… 現れた“まさかの光景”に「誰が想像しただろう」「草刈機の魔法使いだ」と称賛の声
-
「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」
- イモト、突然「今日まさかの納車です」と“圧倒的人気車”を購入 こだわりのオプションも披露し光岡自動車からの乗り換えを明かす
- 「この動画お蔵かも」 親子デートの辻希美、“食事中のマナー”に集中砲火で猛省……16歳長女が説教「自分がやられたらどう思うか」
- 老けて見える25歳男性を評判の理容師がカットしたら…… 別人級の変身と若返りが3700万再生「ベストオブベストの変貌」「めちゃハンサム」【米】
- 「ガチでレア品」 祖父が所持するSuica、ペンギンの向きをよく見ると……? 懐かしくて貴重な1枚に「すげえええ」「鉄道好きなら超欲しい」と興奮の声
- 「デコピンの写真ください」→ドジャースが無言の“神対応” 「真美子さんに抱っこされてる」「かわいすぎ」
- 「天才」 グレーとホワイトの毛糸をひたすら編んでいくと…… でっかいあのキャラクター完成に「すごい」「編み図をシェアして」【海外】
- 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
- 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
- フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
- 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
- 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
- ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
- 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
- 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた