「プレミアムフライデー」で実際に早く帰った人は3.7% 大企業ほど奨励 否定的な声も
» 2017年03月03日 14時28分 公開
[ITmedia]
インテージは3月3日、「プレミアムフライデー」に関する事後調査結果を発表した。東京、埼玉、神奈川、千葉に住む有職者2235人を対象に、「普段より早く退社できたか」「当日はどのように過ごしたか」などをインターネット調査で聞いている。
結果、2月24日にスタートしたプレミアムフライデーで「早く帰った人」は3.7%だった。退社時間は15時台が最多。職場でプレミアムフライデーが実施された人は2.8%、奨励されたのは7.7%にとどまっている。
また、実施・奨励の割合は企業規模に比例しており、「従業員1000人以上」の企業では5.8%が実施、18.3%が奨励されたが、「従業員500人未満」の企業では9割以上が実施・奨励されなかった。
「早く帰るつもりだったが、早く帰らなかった人」の理由で最も多かったのが「仕事が終わらなかったから」だった。「早く帰るつもりはなく、早く帰らなかった」と回答した人で最も多かったのも同じ理由だ。
退社後の過ごし方で最も多かったのが、「自宅で過ごした」で41.8%。続いて、「食事に行った」(32.1%)、「買い物に行った」(26.6%)という結果になった。
インテージは、プレミアムフライデーを実施する前と後で実施した調査を比べると、「肯定的な印象の割合が41.5%から24.8%に減少している」とコメント。「全ての職業・業種の人が早く帰れるわけではない」「自分の職場は導入しないと思うから」などが否定的な理由として挙がっている。
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