ソニー、スマートウォッチ「wena wrist」正式発売 Android版アプリも提供
ソニーの社内ベンチャーが開発し、1億円を超える資金をクラウドファンディングで調達したスマートウォッチ「wena wrist」の一般販売がスタートしました。合わせてAndroid版アプリの提供も開始しています。
ソニーが、スマートフォン宛ての着信通知や活動量計など、スマートな機能をバンド部分に搭載したスマートウォッチ「wena wrist」の店頭販売を開始すると発表しました。時計専門店、百貨店など全国80以上の店舗やオンラインストア、およびソニーが運営する「First Flight」で購入ができます。価格は以下の通り。なお、Three Hands White Limited EditionはFirst Flight限定で販売されます。詳しい取扱店舗リストは、wena wristのWebサイトで公開されています。
wena wristは、ソニーのクラウドファンディングサイトFirst Flightで1億円を超える資金を集めたことでも話題になった、時計部分はそのままアナログ時計で、バンド部分にスマート機能を組み込んだスマートウォッチ。
時計の文字盤部分はシチズン時計が設計・製造を手がけています。バンドはステンレス素材「SUS316L」製で、腕のうち側に来る部分に、おサイフケータイ(FeliCa)、通知用のバイブレーター、活動量計などを組み込んでいます。「スマート時計バンド」とでも呼ぶべきもので、いわゆる一般的なスマートウォッチとは異なるアプローチで腕時計のスマート化に取り組んだ製品です。
当初はiOS端末にのみ対応していたこともあり、おサイフケータイ機能を内蔵する点が注目を集めました。楽天EdyやiDなどの電子マネーが利用できたり、ヨドバシカメラなどのポイントカード機能を持たせたりできるのが大きな特徴です。今回の発売に合わせ、Android版のwenaアプリも提供されています。なお、Androidスマートフォンと組み合わせる場合は、フェリカネットワークスが提供する「おサイフリンク」アプリが利用できないため、おサイフケータイ機能は利用できません。楽天Edyのチャージや使用をするためには「楽天Edy初期設定代行サービス(有料)付きwena wrist」をFirst Flightで購入する必要があります。
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