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架電方式で1番ゲージが走る――原鉄道模型博物館に行ってきました(3/3 ページ)

横浜にある横浜三井ビルディングに、原信太郎氏が収集した鉄道模型を展示する「原鉄道模型博物館」が7月10日に開館する。そ、そんなに興味ないんだからね!

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世界最大級の一番ゲージジオラマ――いちばんテツモパーク

 そして締めは一番ゲージのジオラマ「いちばんテツモパーク」です。大きさは約30メートル×10メートル、総面積約310平方メートルの中に、蒸気機関車用路線1、電気用路線3、市電用路線2の合わせて6本が、総延長約450メートル、一周約70メートルを走ります。

 原氏が製作する模型のこだわりは「鉄で作られていること」、そして「架電集電方式」。実際の鉄道と同じく、車輪や線路は鉄で作られているほか、架線から電気を得ることで模型が走ります。それに加えて“惰力走行ができる”ということ。現在広く売られている鉄道模型はウォームギア方式となっており、モーターに常に力がかかって走行します。これに対して原氏が作っている鉄道模型は、実際の鉄道のように、力行したあとモーターを切り、その慣性で走行するのです。ここに至るまでにはすごく苦労したとのことですが、その完成までの道のりも、いちばんテツモパークの周囲に展示してあるのでぜひ見てください。

その大きさに圧倒されるいちばんテツモパーク。原氏が作成した模型のほか、1番ゲージに対応した模型が走ります。よくあるジオラマのように、朝から昼、夜という風に照明が切り替わります
上の写真から反対側に移動して撮影したもの。その大きさを感じてもらえるでしょうか
ミニチュアセットは細かく作られており、1つ1つを見ているだけでも楽しめます
転車台も用意されています
いちばんテツモパークのこだわり。鉄橋のウェザリングやバラストの質感までこだわって作られています
レイアウト左右にあるモニターで、今走っている車両が紹介されます

 さて。ここまで写真中心にご紹介してきましたが、やっぱりここはムービーがないと。1番ゲージが鉄音を響かせて迫ってくる様子はほんとにテンションが上がりました。日本だが異国だなんて関係ない! すごいものはすごい! というわけでどうぞ。

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原氏が作成した「冨士身延鉄道」

こちらも原氏が作成した「AEG E7123」

 このいちばんテツモパークを見るためだけにここを訪れてもよし! それくらいにオススメしたい展示内容でした。わたしのように日本だ外国だとこだわらず、オープンしたらぜひ訪れてみてください。

展示の最後には、横浜の今と昔をイメージして作成されたHOゲージのレイアウトも

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