「消しゴムはんこ法話」「ウルトラ木魚で人形供養」――体験型の仏教フェスティバル「向源2014」開催
「死の体験旅行」や「Deep増上寺」などのプログラムが用意される。
体験型仏教フェスティバル「向源2014」が4月29日、増上寺(東京都芝大門)にて開催される。
2011年に始まった、仏教と音楽を軸にしたイベント「向源」は今年で4回目。より良く生きるための知恵が詰まった仏教や伝統文化を心と体で体感し、毎日の暮らしに生かしてほしいという願いからスタートした。
今年は浄土宗の大本山増上寺で開催され、内容は3つの宗派のイイトコどりをした“浄土宗の雅楽と天台宗の声明と真言宗の太鼓”の共演「向源LIVE」、お坊さんの案内を聞きながら増上寺を隅から隅まで参拝できる特別プログラム「Deep増上寺」、ガン告知から死までを仮想体験するワークショップ「死の体験旅行」、消しゴムはんこ作家の津久井さんが、仏教にまつわるモチーフで消しゴムはんこの作り方を指導する「消しゴムはんこ法話」などの企画をラインアップしている。
そして「ウルトラマン」35話「怪獣墓場」で実際に行われた怪獣供養をモチーフにした「ウルトラ木魚で人形供養」も行う。
この「ウルトラ木魚」は、愛知県で仏壇店を営む都築数明さんが怪獣供養に感銘を受けて制作したもの。木魚をウルトラマンの顔の形に似せて彫刻を施し、目に色を付けた。木魚を据える座布団にもウルトラマンの胴体の模様やカラータイマーをデザイン。「ばい」と呼ばれる木魚を打つ棒はウルトラマンに登場した科学特捜隊の流星マークをモチーフにしている。
ここに紹介したほかにも40以上のワークショップが用意されている。詳細は公式サイトを参照。料金はワークショップを1コマずつ購入する形式になっており、1500円から5000円。チケットは3月上旬から公式サイトで販売する。主催は向源実行委員会。共催は増上寺、浄土宗東京教区青年会。
今年のゴールデンウィーク最初の祝日は仏教を通して自分自身と向き合ってみてはいかがだろうか。
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