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ネットを知らないフリーターから大人気ニコ生主へ 「芸達者すぎるデブ」恭一郎さんインタビュー(2/2 ページ)

歌にラップにトークにモノマネでテレビ出演も。

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素人だから面白い「ニコニコ動画」

――歌とかモノマネとかトークとかすごいマルチに活躍してますけど、以前から何かそういう活動をやってたんですか?

恭一郎 それよく言われるんですど、ほんとにアニメとゲームくらいしかやってこなかったんですよ。歌とか小学生の頃はほんとにジャイアンそのものでした(笑)。でも中学くらいから歌が好きになってきて、いろんなアーティストのマネをして歌ってたんです。そしたら「すごい上手くなったね」って急に言われるようになって。ラップもニコニコ動画で歌い手の「タイツォン」さんのラップを聴いてかっこいいなと思って、その人のモノマネばっかりしてました。

――あ、ラップもニコニコ動画がきっかけなんですね。

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恭一郎 だから本気のラップ好きの人からしたら笑われると思いますよ。でも、ぶっちゃけプロよりニコニコ動画の歌い手さんの歌を聴いてるほうが好きなんです。自分の中で、プロって上手くてかっこよくても「まあ、プロだからね」って終わっちゃうんですけど、ニコニコ動画は「素人なのにすごい、なんで?」っていうところが面白い。自分にニコニコ動画ってすごくあってると思います。

――自分がプロになろうとは考えないですか?

恭一郎 基本的にはないですね。業界でプロとしてずっとやっていくってすごく厳しいことだと思います。今はテレビとか超会議の仕事の依頼もありますけど、そんなの下手したら今年いっぱいくらいだと思ってるので。もし将来の安定が約束されるならタレントとかにもなるかもしれないですけど、そもそも俺のこと好きな人はそんなにテレビとか観てない人なんじゃないですかね。


コミュニティレベルはカンストの256

――めっちゃ現実的ですね。単純にやってみたいとも思わないですか?

恭一郎 俺、将来やりたいことって特になくて、今付き合ってる彼女と結婚するのが一番やりたいことなんですよ。普段はスーパーでバイトしてるんですけど、ずっとそこで正社員になろうと頑張っててニコ生はその暇つぶしだったんです。ただ、ニコニコのユーザーチャンネルとかYouTube広告の収入がバイトより増えちゃった時に、せっかくなら稼げる内はそっちで稼ごうって彼女が言ってくれて。だから、超会議もギャラが出なかったら「バイトします」って断ってます(笑)。

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――世の中に「結婚するために裸でニコ生やってる」って人がいることが衝撃です(笑)。

恭一郎 そういうことはニコ生でも普段から言ってるので。今年中にネットの活動で1000万円貯めるのが目標です!

――でも人を楽しませる才能がある人にちゃんとお金が入るっていうのはいい時代だと思います。もし今のような収入が得られなくなったらニコ生はやめちゃうんですか?

恭一郎 元々が暇つぶしですし、ニコニコ自体は大好きなので、お金にならなくなってもニコ生はやってると思いますよ。歌が上手いとかトークが面白いとか、何かひとつすごい才能があってプロになる人は多いですけど、俺は欲張りなんで歌もラップもしゃべりも全部やりたいんです。それだったら素人で楽しくやってるほうが面白いかなと思ってます。

――例えばお金をもらって超会議に出演すると、普段のニコ生とは意識が違ってしまう部分が出てきませんか?

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恭一郎 それはないですね。普段変なことばっかりしてる俺が超会議だからって急に「皆様に笑顔をお届けします」とか言い出したら観に来てる人も嫌だと思うので。だからいつも通り楽しくやりたいと思います。

――ファンの人の気持ちを考えてるあたりはすごくプロ意識がある気がします。

恭一郎 ああ、最近ひとつだけ辛いのはこの体型の維持ですね。膝と腰にきちゃっててほんとは20キロくらい落としたいんですけど、デブっていう立場上そうもいかないのが辛いところです(笑)。


取材場所となったドワンゴのオフィスで恭ちゃんスマイルを披露。今をときめく大人気生主にも関わらず、自分の現状をすごく客観的に捉えているのが印象的でした
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