「Oculus Rift」でジェットコースター体験中の人の背中を冗談でも押してはいけない理由

　VRヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift」でジェットコースターの仮想体験を楽しんでいる男性。現実世界がまったく見えなくなっている彼に、友人がいたずらで背中を押してみると――彼は仮想世界に入り込むあまり、公共の場にもかかわらず大声を上げて転げ回ってしまいます。

　場所はショッピングモールのような施設のOculus Rift体験コーナー。ジェットコースターがまさに急降下しはじめるその瞬間、友人がふざけて背中をトンッ。体験者はコースターのてっぺんから突き落とされたと思ったのか、「う゛ぉおおおおああ」と野太く叫び後ろへ倒れます。友人に支えられながらも悲鳴をあげて手足をばたつかせる男性。映像世界に体の感覚も加わり、ジェットコースターの恐怖をかなりリアルに体験してしまったようです。

　慌てて駆け寄るスタッフと大爆笑する友人たち。体験者もOculus Riftを外してから、自分の狼狽（ろうばい）ぶりにみんなと一緒に笑ってしまいます。ケガもなく楽しそうで何よりですが、内容によっては体験者に刺激を加えるのは控えるべきですね。恐るべし、Oculus Riftのリアリティ……！