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早大、接着剤を使わない「電子ナノ絆創膏」を開発 筋肉の活動を計測

義足・義手や装着型ロボットへの応用も。

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 早稲田大学は、筋肉の活動を計測する絆創膏「電子ナノ絆創膏」(極薄電極)を開発した。

 電子ナノ絆創膏は、身体に装着することで体温、水素イオン指数(pH)、心拍、筋電位などを計測。厚さ240ナノメートル(1ナノメートル=100万分の1ミリメートル)と非常に薄く柔らかいのが特徴で、のりや粘着性ゲルなどの接着剤を使わずに貼れるため皮膚へのダメージも最小限に抑えられるという。

 接着剤を使わず貼ることができるのは、ナノレベルで皮膚に密着・追従するため。したがって、皮膚の伸縮や発汗によって、破れたり剥がれたりする心配もない。

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 さらに注目したいのは、大量生産可能だということ。「ロールtoロール法」と呼ばれる連続式印刷技術を応用し、平方センチメートルから平方メートルのサイズまで大量に製造できる。

 今回の研究はロボット工学を専門とするItalian Institute of Technology(IIT)との共同研究。アスリートの運動計測から幼児、高齢者、障がい者のヘルスケアへの実用化が見込まれるほか、義足・義手や装着型ロボットへの適用も期待されている。詳細は11月26・27日に開催される「第24回ポリマー材料フォーラム」にて発表予定。

太田智美

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