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カッチカチやぞ!! アメリカの大学がダイヤモンドよりも硬い新たな物質を開発したと発表 「惑星の中心核ぐらいなもの」
医療分野での応用が期待されています。
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米・ノースカロライナ州立大学は、ダイヤモンドよりも硬い「Qカーボン」という名の新物質を開発したことを明らかにしました。
この新物質は、サファイアやガラス、合成樹脂などから生成された基質を無定形の炭素によりコーティングを施したうえで、200ナノ秒間(ちなみに1ナノ秒は1秒の10億分の1)レーザーを照射し、3727度の高温で熱した後、急速に冷やすことで生成されるそうです。グラファイトやダイヤモンドなどの鉱物とも異なり、強磁性があるうえ、低レベルのエネルギーで光り輝くという特徴があるのだとか。
「Qカーボン」は少なくとも地球の自然界では存在しないと考えられており、研究チームによると「あるとすればどこかの惑星の中心核ぐらいのもの」とのこと。
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研究チームは今後、「Qカーボン」について構造などの研究をさらに進めていく構えで、患者に薬物を伝送するためのパッチ「マイクロニードル」などの医療器具、針や膜を低コストで作る技術への応用が期待されています。
(高城歩)
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