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劇場アニメ「この世界の片隅に」、クラウドファンディングで集まりすぎた資金の使い道を発表
各コースの支援者数に上限を設け、余剰分は実行内容の強化にあてるとのこと。
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劇場アニメ「この世界の片隅に」の世界進出を支援するクラウドファンディングに資金が集まりすぎるという事態が起こっていましたが(関連記事)、このたび、目標を超えて集まった資金の用途などについて「追加情報」として発表がありました。
同作はこうの史代さんの同名漫画を原作した劇場アニメで、2015年3~5月に掛けて行われたクラウドファンディングで資金を集めて誕生した作品(関連記事)。今回、片渕須直監督が海外に赴くための渡航・滞在費用を集めるためのクラウドファンディングを11月22日に開始したところ、翌23日の深夜1時50分に早くも目標の1080万円を突破。その後も支援が続々と集まったため、監督の片渕須直さん自ら新規の支援を控えてもらうよう告知するという異常事態となりました。
監督の片渕須直さん自ら新規支援を控えてほしいとツイート
この事態を受け、大きく2つの対応策が発表に。1つは、支援金額に応じて分かれている各コースの人数に上限を設けるというもの。もう1つは、「海外渡航報告会イベント」の開催場所と開催回数の増加や、支援者に送られる「海外渡航レポート」の増ページ、海外でのプロモーション活動のさらなる充実などの実行内容の強化に余剰資金を反映させるというものです。
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同作は既に世界15カ国での配給が決定していますが、今回予定している渡航は、その国々に片渕監督が直接行き、世界の人々がこの映画にどのような反応を示すのか、世界で唯一の被ばく国である日本にどんな感情を抱くのかを監督自身が直接感じとることを目的としています。
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(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
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