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眼科で見る例の「気球」の正体を機器メーカーに聞いた メーカー「元写真はアリゾナ州、気球は合成」

気になってたあの気球。

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 眼科検査で目にする例のあの「気球」。あの写真はどこで撮影されたものなのか? もしかして写真ではなくイラストなのでは? そのルーツについて、機器メーカーのニデックさんに聞きました。

例のあの気球

 しばしば「目が良い人には分からない画像」といった形でSNSで話題に上がるあの「気球」。そもそも気球が表示される機器は「オートレフラクトメータ」と呼ばれる角膜の屈折度を測定するためのもの。これにより近視・遠視・乱視の検査が可能になります。機器を覗き込むと表示される直線に伸びた道路の上空に浮かぶ気球の姿は、なぜか一度見ると忘れられないインパクトがあります。

※他にも「オートレフケラトメータ」「OPD-Scan III VS」といった製品に使われています

 ニデック広報によると、あの画像は絵ではなく実際に撮影された写真。正確な場所までは分からないものの、米アリゾナ州の原野に通る道路を撮影したものなのだとか。そして肝心の気球は、なんと合成されたもの。眼の調節が自然に無限遠(遠く)へと向かうように、当時の開発メンバーが提案したそうです。同画像は角膜表面のカーブ度合いを測定する機器「オートレフケラトメータ」でも使われており、こちらでも検査中にまっすぐ真ん中を見てもらうために役立っています。

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 ちなみにニデックは2014年にバルーンレースのパイロットである倉橋朋子さんとスポンサー契約を締結。倉橋さんが率いる「Iris balloon team」の支援活動も行っています。気球画像がきっかけで、いつの間にか気球業界への貢献にも乗り出していたんですね。

2014年からチームをサポートしています

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